19/02/14 14:08:31.97 .net
URLリンク(oshiete.goo.ne.jp)
言葉の混乱による誤解ですね。専門家の物理学者の間では、不確定性関係と言う言葉はありますが、不確定性原理という言葉は便宜的に使われることがあっても、本質的な意味では使いません。
シュレディンガー方程式は量子力学の力学原理を表す方程式ですので、これを物理学の基本の方程式とか原理と呼びます。実はそれと本質的に等価の方程式があり、それをハイゼンベルグ方程式と言います。
厳密には、シュレディンガー方程式は力学の状態を記述する方程式で、ハイゼンベルグ方程式は状態ではなく物理量を表す方程式ですので、その間には微妙に違いがあるのですが、それは細かい話しであり、共に物理学の基本原理を表した方程式です。
一方、不確定性関係式はこの基本法則であるハイゼンベルグ方程式から演繹的に導き出される一つの特殊な定理あるいは関係式のことすので、これを基本原理と呼ぶわかにはいかないのです。
別な言い方をすると、ハイゼンベルグ方程式やシュレディンガー
方程式から不確定性関係式を導き出すことは出来ますが、その反対に、不確定性関係式からはハイゼンベルグ方程式やシュレディンガー方程式を導き出すことは出来ません。だから、不確定性関係は原理ではないのです。