21/09/03 12:23:03.66 .net
>>943
多世界解釈の利点とはなにか、現象論的にみれば巨視的世界の分岐だが
基になる量子論的宇宙では測定装置の相互作用でも過去の波動関数の時間発展が継続し
コペンハーゲン解釈のように過去の量子状態の消去(時間分断)をしない。
だから、遠隔作用的に見える現象も起こらない。
それが最大の利点だが、さらに次のような例も説明できる。
スピン0の素粒子が2個の同じ素粒子に分裂する例で、スピン+1とスピン-1の重ね合わせで別れる。
重ね合わせでない状態で別れても問題ないはずだが、なぜ起こらないのか?
過去の量子状態の抹消するコペンハーゲン解釈ではその理由が説明できない。