24/11/07 10:27:44.87 8ihYAWAn.net
ちょっとしょぼい成体マタンゴの動き、もったいなさ過ぎる天本英世の役どころ
水野久美の妖演、実は本質は蝿の王的無人島での人間ドラマ
なんでも語りましょう
前スレ
マタンゴ Part2
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2:どこの誰かは知らないけれど
24/11/07 10:32:08.29 8ihYAWAn.net
映画だけではなく
・原作にあたる福島正実の小説版
・石ノ森章太郎の漫画版
・映画の続編である小説「マタンゴ 最後の逆襲」
・原作の原作であるウィリアム・H・ホジスンの海洋綺譚「夜の声」
なども語りましょう
前スレ
マタンゴ Part2
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3:どこの誰かは知らないけれど
24/11/08 07:13:12.15 irOIhU7Y.net
マタンゴは肝心のマタンゴ(キノコ人間)が単なる添え物でほとんど出番がなくてマタンゴが出てこなくても話が成立する内容だったのは納得いかなかったな。
「キノコの怪人が人間を襲う」というのを映画の本筋にしてマタンゴの恐怖を前面に押し出した人間とマタンゴ(キノコ人間)の攻防を描いた作品にしてほしかった。
やっぱモンスターが出てくる作品はモンスターをメインにしてほしい。
せめて映画版は原作に当たる福島正実の小説版と同じ内容にしてほしかった(原作である小説版の方が(少なくとも映画版よりは)マタンゴ(キノコ人間)が活躍しているから)。
4:どこの誰かは知らないけれど
24/11/08 07:15:33.41 irOIhU7Y.net
>>3
ちなみに原作に当たる福島正実の小説版と映画版との主な違いは下の通り。
その1
・笠井が登場しない(笠井は映画オリジナルのキャラだから)。因みに笠井のモデルは堤義明氏らしい。
・小山は時実という名前。
・作田は最後まで裏切らずに射殺される。
・作田と時実(小山)の役割が逆(映画版は小泉博と佐原健二をキャスティングしたために最終稿で手直しされたらしい)。
・関口マミは田鶴子という名前。吉田の恋人。
・相馬明子は暁子。村井の婚約者。
・吉田は勝手にキノコを食べたり、麻薬という言葉に反応するヒッピーな作家ではない(映画版の吉田のモデルは大藪春彦らしい)。
・小説版の吉田はマタンゴを嫌悪しているが、田鶴子の取り合いでマタンゴがいっぱい生えているチャート・ロッカーに幽閉されマタンゴ化してしまう。
5:どこの誰かは知らないけれど
24/11/08 07:16:17.52 irOIhU7Y.net
>>3
その2
・映画では船内を掃除するための役割しか果たさなかった石灰酸が島の湿気のせいでマタンゴと遭遇した村井や暁子の顔にもマタンゴが生え始め、それを駆除するために使われるなど重要な役割を果たす。
・石灰酸で村井が暁子の身体を拭いてやるあたりはホジソンの原作に近い。
・村井が釣りで絶望を紛らわしている場面がある。
・キノコ人間の攻撃が暴力的かつ積極的で菌をボール状に固めて投げつけてくる。
・村井と暁子の関係と、それを疑う若い精神科医もホジスンの「闇の声」の語り手と船員に近い。
・精神病院に収容された村井は体中に何の異変もないので、自分の腕を見せた村井の行為を若い医師は「あの患者がいつもやる癖」と嘲笑するが、一緒に聞いていた語り手の医師は、中世の医書に「マタンゴという奇怪なキノコの話」があって、それが村井の話と一致していることに気づく。語り手の医師は、それを若い医師にするべきかどうか悩むところで小説が終わる。
6:どこの誰かは知らないけれど
24/11/10 09:11:08.10 yTp1UWx0.net
あくまで個人の感想だけどマタンゴは映画、石ノ森章太郎先生の漫画版、原作にあたる福島正実の小説版を面白さの順に並べると下のようになる
1位:石ノ森章太郎の漫画版
2位:福島正実の小説版
3位:映画
石ノ森章太郎の漫画版は映画や小説版の無駄なシーンをごっそり省いていて読みやすい(省きすぎな気もしなくはないが・・・)
福島正実の小説版は(あくまで映画と比べてだが)キノコ人間が映画よりちゃんと活躍していて、さらに映画では船内を掃除するときくらいしか役に立たなかった石灰酸が重要な役割を果たしているのが高評価点
正直なことを言っちゃうと映画は小説版と同じ内容にしてほしかった(ラストに関してだけは映画も小説版もどちらも好きなのでどっちでもOK)