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第29話「ジゴマの血を吸え！」 脚本：浦沢義雄 監督：村山新治
朝、タカシの家ではタカシの父が産経新聞を読む。「ドラキュラに狙われた"ヤクザ？"」。タカシの父は、蚊にでも刺されたんだろと信じない。タカシが起きてくる
タカシの母が素麺を持ってくる。タカシは不満を言いながらも食べようとして、お新香に食卓塩をかけようとする。タカシの父が、お新香に化学調味料をかけるなと叱る
タカシが構わず食べようとしたので、タカシの父はタカシの頭を片手鍋で叩く。タカシの父は化学調味料が嫌いだから。タカシの父は、伯父さんも化学調味料を嫌いなはずだと言う
タカシが外出しようとすると、雷の音が聞こえる。タカシは廃品置き場に行き、廃品を蹴飛ばす。タカシはリヤカーに父親を積んできて、粗大ごみとして捨てる想像をして、にやける
雷が鳴り雨が降ってくる。タカシは雨宿り先を探す。タカシが廃車のそばを通ると、廃車からドラキュラが出て来る。タカシは悲鳴を上げて逃げる
ドラキュラが追ってくる。タカシは草むらへと逃げる。雨は止む。タカシが振り切ったと思って安心していると、ドラキュラがいた
タカシはまた悲鳴を上げて逃げるが、ドラキュラが追ってくる。ドラキュラはタカシを捕まえて、血を吸う。だが苦しんで、坂を転げ落ちて行く
タカシは川でハンカチを濡らして、ドラキュラの額に置く。ドラキュラは気づくが、タカシを見て逃げ出そうとする。タカシは捕まえて、何が怖いかを聞く
ドラキュラは、タカシの血が化学調味料臭いと答える。ドラキュラは一週間何も飲んでいないので、空腹で倒れそうになる
タカシは、自分の化学調味料の味のする血を飲ませようとする。ドラキュラはタカシの血を吸おうとするが、出来ない。ドラキュラは、親切にしてくれたタカシの血を吸えない
ドラキュラは、血の気の多い人なら吸えると言う。例えばヤクザ。「救ってジゴマ 」が流れる。ドラキュラは、ヤクザは血の気が多いので、少々吸っても体に支障は来たさないと言う
肩こりが治って喜ぶヤクザもいる。ドラキュラは、ヤクザは人間の屑・ごみ・かけら・カスだからどうなったっていいと言う
ドラキュラは土下座して、ヤクザを紹介してくれるように頼む。タカシはヤクザは知らないが、血の気の多い奴を知っていると答える。タカシは父親が適切だと考えた
アジトに魔隣組はいた。カオリは、どうして辻刑事を捕まえなければいけないのかと反発する。ゲンタは化学調味料が嫌いなドラキュラに呆れ、トシカズは忙しいと断る
トシカズ・ノボル・ゲンタ・カオリは帰ってしまう。トシカズ達4人は家に帰る途中で伯父さんを見つけたので、声をかける
トシカズ・ノボル・ゲンタは、アイスを食べながら公園の滑り台で遊ぶ。カオリ・伯父さんはベンチに座りながら、アイスを食べる
伯父さんはカオリから、タカシとドラキュラの事を聞いて笑う