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第36話「不健康不良児トシカズ」 脚本：大原清秀 監督：坂本太郎
篠塚先生は国語の授業で、数字を使った熟語を教える。トシカズは寝ていた。先生が叱って、トシカズに熟語の問題をやらせる
ゲンタがトシカズに紙を渡して、これを書くように言う。トシカズは黒板に「一泊二日」などと書いていく。ゲンタが渡したのは、ハワイ旅行のパンフレットだった
ゲンタは「危ない」を「にぶい」と読んでしまう。篠塚先生は、鈍いのはトシカズの頭だと言って、トシカズの頭を叩く
四季の香公園にあるスペイン式庭園に、トシカズ・篠塚先生はいた。篠塚先生はトシカズに、なぜ学校に来ているかを聞く。トシカズは、母親に言われたからと答える
伯父さんが来る。篠塚先生は、トシカズが勉強しないのは、伯父さんがジゴマを捕まえろと指導するからだと責める
篠塚先生は、伯父さんは偉そうな能書きを垂れているが、自分の代わりに教師をやってみろと煽る。伯父さんは昔、教員免状を取ったことがある
篠塚先生は、どうしたら子供達のやる気を起こさせるか、伯父さんのお手並みを拝見することにする。翌日、伯父さんは臨時の教師として学校に来た
体育の時間は野球。「サブマリンマーチ」が流れる。タカシはホームラン。トシカズは4打席とも三振。試合終了後、伯父さんは皆に、最高殊勲戦士(MVP)は誰かを聞く
皆はタカシだと言う。しかし伯父さんは、トシカズだと言う。なぜならたった一人で試合の後、後片付けをしてるから。皆は拍手する
伯父さんは、トシカズは勉強はちょっと出来ないかもしれないが、とてもいい物を持っていると褒める。トシカズは、伯父さんに礼を言う。皆は拍手する
石神井公園で、伯父さんは釣りをしてた。トシカズの母が来る。伯父さんはトシカズが自信をもってやり出したと思ってたが、トシカズの母は余計な事を言ったと言う
トシカズは伯父さんの一言を聞いてから、得意な食器の後片付けばかりしている。後は食っちゃ寝ばかりして、前より勉強をしなくなった
トシカズの母は、トシカズは不健康不良児で、そうさせたのは伯父さんだと責める。伯父さんは責任を感じて、トシカズが勉強に打ち込むようにすると宣言する
トシカズの母は、それが出来たら自分のへそで本当に茶を沸かしてみせると約束する。夜、トシカズはゴミ集積場にゴミを捨てる
篠塚先生が現れて、トシカズは苦しい勉強から逃げていると言う。トシカズが持っていたジゴマ探知機が反応して、コマが飛ぶ。篠塚先生はジゴマになる
ジゴマは、トシカズについてくるように言って、ジゴマ迷路の入口に案内する。ジゴマはトシカズに案内図を渡して、迷路の奥の部屋の金庫に、ある宝を隠していると言う
ジゴマは、トシカズが見事その部屋に辿り着けたら宝を進呈しようと言う。今までこの迷路に踏み込んで、生きて帰った者はいない
ジゴマはトシカズに、中に入る勇気があるかを聞く。トシカズは、ない勇気でも出すと答える。ジゴマは消える。トシカズは迷路に入る
トシカズは迷いながらも、ある部屋に辿り着く。机の上にハンバーグライスとメモが置いてあった。「本物は机の下にあります。」
だがトシカズは「机」が読めなかった。トシカズは構わず食べようとするが、イミテーションなので食べられない。トシカズは食べずに、部屋を出て行く
ジゴマが現れて、美味しい本物を用意してやったのに、「机」という字も読めないとは悲しいことだなと呆れる。トシカズの行く先は、二股道になっていた
左の標識には「危険な道」、右の標識には「安全な道」と書いてある。トシカズは国語の授業を思い出すが、「危」をなんて読むか思い出せない
トシカズは靴を投げて、靴の表が出たら右、裏が出たら左にすることにする。裏が出たので、トシカズは左の「危険な道」を進む。トシカズに向かって、矢が飛んでくる
トシカズは逃げる。トシカズは落とし穴に落ちて、気絶してしまう。落ちた部屋に水が浸入してくる。トシカズのマリンシーバーが水に浸かる
アジトにタカシ・ノボル・ゲンタ・カオリはいた。トシカズのマリンシーバーからの異常信号を受信する。タカシはトシカズに呼びかけるが、応答はない