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●BLACK主演獲得の経緯など(2)
主演オーディション出来レース疑惑(2020年7月31日発売『B-CLUB創刊35周年記念BLACK&RXクロニクル』(角川)58ページ・吉川Pのインタビューより)
―一方、主演俳優についてですが、最終的に倉田てつをさんを選ばれた最大の決め手はなんだったのでしょうか?
「当時、東映の専務を務められていた草薙修平さんという方がいらっしゃったんです。もうお亡くなりになってしまいましたけど。
実は倉田くんはデビュー前から、ずっと草薙さんの家に居候してたんですよ。
けっこう奔放な青年だったらしく、草薙さんもよく苦笑いを浮かべながら僕に愚痴をこぼしてたものです。
草薙さんにすれば、お子さんに恵まれなかったこともあり、余計に彼のことが可愛かったのでしょうね。
もちろん主役オーディションは厳正に執り行いましたよ。
でもそうした草薙さんの想いもあってか、どこか社内的には『倉田くんで決まりだろう』という空気が漂っていたのはたしかです。」
―その倉田さんに主題歌を歌わせるというのはどなたの発案だったのでしょうか?
「いえ特に誰ということもなく、最初の『仮面ライダー』にならって『主題歌は主演俳優が歌うもの』という共通認識が生まれていただけのことです。
作曲の宇崎竜童さんが自らデモテープを吹き込んでくださって、それを倉田くんに渡してレッスンに励んでもらったんですが……。
まだ彼にはちょっと荷が重かったかも知れません(笑)」
(なお文中の草薙修平氏なる人物、手がけた作品はヤクザもののVシネが中心で「東映きっての悪党」という評もある人物である)