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第43話「魔天郎はグルメ」 脚本：浦沢義雄 監督：坂本太郎
工場跡地で洋・悟・進・猛夫は、不良小学生4人と対面する。覇悪怒組は自分から手を出さない主義なので、わざと殴られてから手を出す。洋たちは喧嘩する
4時41分、悟の腕時計が鳴る。悟は用を思い出し、後でハンバーグをご馳走すると言って帰る。洋たちは喧嘩を続ける。夜、落合先生と純子先生はレストランボンボンで食事をする
悟がウエイターをする。厨房では、悟の父が料理、悟の母が食器洗い。落合先生は帰り道の途中で、純子先生を暗闇の路地に引きずり込んで変な事をしようとする
純子先生は落合先生を撃退して帰る。レストランボンボンでは、悟の母が味を落として値段を下げることを提案する
そうしないと表通りにできた新しいファミリーレストランに、お客を持っていかれるから。悟の父はフランスの一流レストランで腕を磨いたコックなので、怒って出て行く
悟の父はおでんの屋台で、泣きながらやけ酒を飲む。翌日、登校中に矢須子は悟に挨拶をする。だが悟は無視して、学校には行かなった
矢須子が教室に入ると、洋・進・猛夫の顔は怪我だらけだった。洋は、訳は悟に聞けと言う。授業が始まって落合先生が来るが、落合先生の顔も怪我だらけだった
矢須子は悟の行き先を考えて、アジトに行く。悟がテレビゲームをしてた。職員室で、矢須子は落合先生に相談する
矢須子は、悟は自分の家の店が潰れそうなので、進学を諦め働いて両親を楽させると言っていると伝える
レストランボンボンで悟は悟の父親に、フランス仕込みの料理人のプライドを守るため学校を辞めて働くと伝える。悟の父親は、うちは妻と2人で十分だと答える
悟はうちがダメなら、身を売ってでも働くと言う。テレビのニュースが、窃盗・恐喝などの前科26犯、権俵精三(52)が総額二千万円相当の宝石強盗をして逃走をしたと伝える
客が来たので、悟の母が出迎えに行く。悟の母の悲鳴が聞こえたので、悟と悟の父が向かうと、権俵精三が悟の母を人質にしていた
洋・進・猛夫はレストランボンボンに行き、悟にハンバーグをご馳走させようとする。厨房では、権俵精三によって悟・悟の父・悟の母が縛られてた
権俵精三は悟から洋たちの事を聞くと、悟を開放して対応させる。悟の父がハンバーグを焼いて、悟が給仕する。悟の父はまた縛られる。悟はジェスチャーで洋たちに伝えようとする
だが洋たちは食べるのに夢中。進がデザートにメロンを注文する。悟は厨房に戻って伝える。悟の母は、メロンくらい自分の店のを食えと怒る
悟の父も図に乗りやがってと怒ったので、権俵精三は悟の父を開放する。悟の父が洋たちを追い払う。洋たちは逃げ出す
権俵精三はお腹が減り、子牛のステーキ・クレソン風味を注文する。悟の父は嫌々作る。権俵精三はステーキを食べて、一味足りないと言う
悟の父は怒り、フランスの超一流レストランのビストロ・デ・シティで修行したと自慢する。権俵精三は、格が一段上のプティ・クアン・ドラ・ブルースで修行したと言う
権俵精三は、本当の子牛のステーキ・クレソン風味を作る。悟・悟の父・悟の母は食べる。悟の父・悟の母は絶賛する
悟の父・悟の母は、この味さえ出せればどんなに高い料金でもやっていける、ファミリーレストランにも負けないと言う。テレビのニュースが、権俵精三が逮捕されたことを伝える
レストランボンボンにいた権俵精三はいなくなっており、世界の超一流店の秘伝が書かれた資料「秘伝料理警句之書」が残されていた。悟は縄を持って店を飛び出す
悟が権俵精三に縄を投げると、権俵精三の帽子が落ちる。権俵精三は魔天郎の正体を現す。魔天郎は熱気球で去って行く
悟は、魔天郎はグルメで、悟の父に美味しい料理を作らせて食べようとしており、レストランボンボンに来ると考えた。悟は猛夫の犬に、権俵精三の帽子の匂いを嗅がせる
覇悪怒組は、レストランボンボンの前に出来た行列のそばを歩く。猛夫の犬が反応した人間を、覇悪怒組は捕まえる。だが当人は否定する