昭和特撮で昭和文化を語るスレ 2代目at RSFX
昭和特撮で昭和文化を語るスレ 2代目 - 暇つぶし2ch272:どこの誰かは知らないけれど
15/06/30 19:28:55.60 AS+qtIAE.net
フライングサブは当時、ものすごく愛着があって、
高価なシービュー号をがんばって(親に買ってもらった?)かして手に入れたのだが、
オプショナル的についてた、直径数センチの「フライングサブ」がいとおしくて、
精魂込めてプラカラーで色付けしたのは今でも好い思い出。

273:どこの誰かは知らないけれど
15/06/30 23:46:22.79 Kjq7ny0v.net
>>271
 まあ制作がかのアーウィン・アレン氏ですからね。傑作、駄作何でもあり
の方です。ここはひとつ駄作のお話には目をつぶって、ソナー音を響かせて
海中をゆったりと進むシービュー号を眺めて癒やされましょう。潜水艦は
見てるとなんか心がなごみます。
>>272
 フライングサブは愛着が湧きますね。プラモですが、手頃なサイズなら
モノグラム(ツクダホビー)版、そして最も大きくて超リアルなものでした
ら最近出たメビウスモデルのがお勧めです。小生はメビウスのはシービュー
号TV版だけ買ったんですが、結局作れなくって完成品を購入しました。
フライングサブはモノグラム版の完成品のみでメビウスのはまだ買ってません。
最近はもう細かいプラモを自分で作る根性とパワーが無くなってしまいました。
完成品を買ってリペイントだけは自分でやってます。もう歳ですかな。

274:どこの誰かは知らないけれど
15/07/01 00:08:32.74 mjCsaMHS.net
60年代~70年代の外国TV特撮作品はどれも味わいがありますよね。
ITCは「スーパーカー」「宇宙船XL-5」「サンダーバード」
「キャプテンスカーレット」「海底大戦争スティングレイ」「ジョー90」
「謎の円盤UFO」「スペース1999」など人形劇が多い。
マニアックなものでは「チック・タックのフライマン」「キャプテンナイス」
など。「バットマン」「グリーンホーネット」も楽しい。
超有名な作品は「スタートレック・宇宙大作戦」。USSエンタープライズ号、
素晴らしいデザインですね。「宇宙家族ロビンソン」「巨人の惑星」など宇宙
を舞台にしたものも多かった。海洋ものの王者は「原潜シービュー号 海底科学
作戦」。歴史の勉強になった「タイムトンネル」。秀逸な短編の多い
「ミステリーゾーン」(トワイライトゾーン) 「アウターリミッツ」や
「超人ハルク」もよかった。
あの頃の海外特撮SFの特徴は印象的なスーパーメカが出ていたこと。とくに
サンダーバードは子どもたちに大人気だった。いい時代だったなあ。

275:どこの誰かは知らないけれど
15/07/01 01:16:39.36 mjCsaMHS.net
「スター・トレック 宇宙大作戦」のUSSエンタープライズ号、あれは日本人
の発想では考えつかない秀逸なデザインだと思う。円盤状の「第1船体」
(円盤部)と紡錘状の「第2船体」(機関部)をつなぎ、第2船体後部から左右
に広がる2本の「パイロン」の先端にそれぞれ円筒状の「ワープナセル」
(推進部)がついた航空機を思わせるデザイン。どの角度から見ても美しい。
スター・トレックはいくつかのTVシリーズや劇場版が作られ、さまざまな
エンタープライズ号が登場しているが、やっぱり最初のTVシリーズ
に出てきたエンタープライズ号がいちばん好きだな。わが家にはこれの
90センチの「マスターレプリカ・エンタープライズ号」が飾ってあるのだが、
それはもう最高のできばえである。電飾もできて美しい。買う時は価格的に
ちょっと勇気がいった製品だったが、買ってよかったと思う。エンター
プライズ号の隣には1mのメビウスのシービュー号が並んでいて勇壮だ。
TV作品で使用されたエンタープライズ号の撮影用模型は米スミソニアン
博物館に展示されているらしいが、一度見てみたいものだ。
宇宙大作戦はメカだけでなくカーク船長や宇宙人のスポック副船長、ドクター
マッコイなど個性的な登場人物が魅力だった。今年の2月、スポック役の
レナード・ニモイ氏が亡くなられた。寂しいかぎりである。

276:どこの誰かは知らないけれど
15/07/01 23:25:14.98 mjCsaMHS.net
個人的に「宇宙大作戦」の好きなエピソードは「危険な過去への旅」
「宇宙からの使者Mrセブン」「宇宙暦元年7.21」あたりかな。
いずれも20世紀へタイムトラベルする物語。とくに「危険な過去への旅」は
未来を変えないように非情な決断をする哀しい物語。でも古き良きアメリカ
を描いた素晴らしいお話。傑作である。
TV版「バットマン」のバットモービルは60年代センスあふれるカッコいい車。
「グリーンホーネット」のブラックビューティ号は少し地味だけど作品には合って
いる。「タイムトンネル」の実物大セットは圧巻。あれは筒状になってると思って
いる人が多いが実際はそうではなく、巨大なリングをいくつも間隔を開けて並べた
もの。リングの間は空洞。フジミのプラモでは筒状に成型されてたためその
イメージが大きい。「謎の円盤UFO」の模型は新世紀合金からリアルなもの
が出ている。個人的にお気に入りはスカイダイバーである。「スペース1999」の
イーグル宇宙船はコンテナの入れ替えによっていろんなスタイルとなる。
コーニッグ指揮官のマーチン・ランドーさんは個人的にファンだが、スパイ
大作戦のローラン役の方が魅力を感じる。
先の記事で書き忘れたSF作品に「インベーダー」、カルト的な不可思議作品
「プリズナーNO.6」などがある。

277:どこの誰かは知らないけれど
15/07/02 02:04:03.34 TzKT2/Xq.net
オッサン自費出版で本にまとめたらええんちゃう

278:どこの誰かは知らないけれど
15/07/02 02:20:58.37 +vNHsQmA.net
1969年7月20日公開の東映まんがまつりは「空飛ぶゆうれい船」「飛び出す
冒険映画 赤影」「もーれつア太郎」「ひみつのアッコちゃん」であった。
このゆうれい船は実に面白い作品で、巨大ロボットゴーレムや深海の怪物と
最新鋭の武器を搭載した空飛ぶゆうれい船が戦うお話。スーパーメカ満載の
ゆうれい船が実にカッコいい。ゴーレムとの戦いはまさに特撮作品を彷彿さ
せ、血湧き肉躍る名シーン。東映まんがまつりの中では最高傑作のお話だと
思う。(ゴーレムはデンボクより最高のできばえの完成品模型が出てる)
それと匹敵して面白かったのが同時上映の「飛び出す冒険映画 赤影」で
あった。これは仮面の忍者赤影・金目教編に新撮場面を加え、赤と青のセロ
ファンを貼った立体メガネで観ると画面が飛び出して見えるというもの。
全編が立体なのではなく、新規撮影部分が立体映像になっていた。映画館で
の立体効果はなかなかの大迫力で、本当に赤影たちが飛び出して来るように
見えた。この新撮部分は「アナグリフ方式」と呼ばれる立体映像になっており、
赤・青のセロハンを両目それぞれに貼った赤影の仮面風の「立体メガネ」が
配られ、劇中で立体パートになると赤影や白影がこの「立体メガネ」をかける
よう観客に呼びかける趣向になっていた。赤影の「早くメガネをつけて!」と
切羽詰まった場面で呼びかけたり、白影がのんびりと「みなさん、そろそろ
メガネをつけた方がいいじゃろう」と呼びかけたり楽しいものであった。
新撮部分はTV版とは異なる内容で、ラスト幻妖斎が倒される場面も描いて
あった。この立体メガネ、長いことかけてると目がチカチカして頭痛がした。
この年の夏の東映まんがまつりはいちばん思い出に残っている。

279:どこの誰かは知らないけれど
15/07/02 02:23:43.03 +vNHsQmA.net
>>277
「赤影どの、そんな予算はござらんよ。わっはっはっ!」(白影)

280:どこの誰かは知らないけれど
15/07/02 02:35:43.92 +vNHsQmA.net
>>278
 補足:この「飛び出す冒険映画 赤影」は当時と同じ立体メガネ付きの
DVDが発売されていますが、TVの画面では残念ながら劇場のような立体
効果は得られないようです。劇場ではほんまに飛び出してくるような大迫力
でしたからね。

281:どこの誰かは知らないけれど
15/07/03 04:22:28.72 iOff7kH1.net
1969年7月公開の東宝映画「緯度0大作戦」
この作品は当時は観ていない。74年に東宝チャンピオンまつり版の「海底
大戦争」の方はモスラが同時上映だったこともあり観に行った。こちらの
方は短縮版なのでカットが多い。米国との合作作品だが制作会社のゴタゴタ
があって日本側の費用負担が大きかったと聞く。外国人俳優が多く出演して
いるが、やはりマッケンジー艦長(ジョゼフ・コットン)とマリク(シーザー
ロメロ)の2人の存在感はすごい。スーパー万能潜水艦アルファー号と黒鮫号
の対決シーンはスーパーシップの魅力があふれる。アルファー号は原作では
オメガ号だったらしいが、そういうヘンな名前にならなくてよかった。
人間の脳を移植するグリホンという合成怪獣が登場するが、手術シーンが
ちょっと不気味であった。緯度0基地はユートピアっぽく描かれ、この世の
理想郷という雰囲気が出ていた。コウモリ人間や大ネズミなどの怪物は出るが
有名巨大怪獣は出ない。スーパーメカものとしては少しもの足りない感じで、
当時「巨人の星」と同時上映になり子ども向け作品的イメージがあった。興行
的にも不調だったらしく、以後東宝は日米合作映画は作らないという結論に。
夢あふれる佳作だとは思うが、怪獣ものにもメカものにも徹していない中途半端
なイメージは感じる。その点が惜しい。しかしスーパー万能潜水艦アルファー号
はカッコよくてとてもいい。(プラモは出ていない) 伊福部氏の音楽も美しい。

282:どこの誰かは知らないけれど
15/07/03 17:46:56.00 iGOctWaH.net
>>281
 α号と黒鮫号の戦いのシーンにかかる緯度0マーチが最高にカッコええ

283:どこの誰かは知らないけれど
15/07/04 19:47:23.70 iyacO6Zx.net
アルファー号がいいという人もいるけど、デザイン的には黒鮫号のほうがよりかっこ好いな。
デザインは井上泰幸の助手、豊島睦氏、彼がいなかったら、あのメーサー殺獣車もなかった。

284:どこの誰かは知らないけれど
15/07/04 20:44:48.01 NClhb7j3.net
なんだか変な空気になってきましたねここ

285:どこの誰かは知らないけれど
15/07/05 11:22:38.46 fAZaSNNN.net
>>283
アルファー号は平和世界ユートピアの潜水艦だから攻撃兵器は装備して
いない。黒鮫号の方が戦闘潜水艦という感じはしますね。アルファー号は
デザイン的にスラーッとしててスマート。ラストに可変翼で空を飛ぶ場面
があるのは見せ場でした。まあ戦闘する潜水艦というイメージでないので
印象が弱い一面はあると思います。黒鮫号が好きという人も多いでしょう。

286:どこの誰かは知らないけれど
15/07/05 12:07:24.09 fAZaSNNN.net
>>283
 忘れてました、この有名作品。
「フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ」東宝と米国の合作映画で
1966年(昭和41年)7月公開。同時上映が「ジャングル大帝」と「つるの
おんがえし(人形劇)」 学校の硬筆検定を休んでまで観に行ったこの作品、
とにかく怖かったで~! 怖いのはやっぱしガイラ。人間をボリボリ喰っちゃ
うし、攻撃を受けて体に血がいっぱい付いてるしほんまに怖かった。映画の
大スクリーンで観たからよけいに怖かった。メーサー車はカッコいいと思う
けど、当時はただただ怖いガイラしか記憶にあらへん。こんなコワイ映画
よく観に行ったもんだと今は思うよ。

287:どこの誰かは知らないけれど
15/07/05 12:51:40.13 fAZaSNNN.net
>>286
 大人の目で観たらすごい作品。サンダとガイラも大迫力だがメーサー殺獣
光線車も大迫力。(この兵器、当初は「メーザー殺人光線車」だったそうで
何とも名称コワイ) ガイラに光線が命中し、逃げ惑うガイラを光線が追うと
木々がバリバリッと火を吹いて切断される。そのタイミングが絶妙ですごい。
動きがすごくスピーディーな2匹なので、逃げてもすぐ追っかけられて捕まり
そうな恐怖を感じる。特撮の出来も最高。伊福部さんのサンダ対ガイラマーチ
は血湧き肉躍る名曲。いろんな意味ですごい作品である。
メーサー車は新世紀合金から電動で走行、砲身上下、回転、光る機能がある
最高傑作の完成品模型が出ている。

288:どこの誰かは知らないけれど
15/07/05 14:45:31.90 bCPtVMsY.net
メーサー車は自走式じゃなくて牽引されるところが実在兵器っぽくてリアル
使われている一番大きなプロップに使われてるタイヤはノベルティとして作られた灰皿を使ってるとのこと
つい最近までその灰皿使っていたんだけど、引っ越しで捨ててしまったのは凄く後悔している

289:どこの誰かは知らないけれど
15/07/05 15:09:56.39 g1190qGN.net
メーサー車は実在すると信じた。いや、テレビやニュースではまだ言ってないが、
たぶん、近い将来、自衛隊に配備予定なのだろうと当時、信じて疑わなかった。
だって、車体に自衛隊の文字やマークも入ってるし、そういう圧倒的な実在感、、、
今から思うと、いくら子供でも映画のウソとホントぐらい見抜けなかったかなあ、
とも思うが、
「そういう時期が自分にもあったんだ」と、この作品を観るたびに癒されるよ。

290:どこの誰かは知らないけれど
15/07/05 16:19:48.30 fAZaSNNN.net
>>288
>>289
 サンダ対ガイラ登場のものは後に66式メーサー殺獣光線車と呼ばれてますね。
所属は陸上自衛隊で車体にもそう書いてありいかにも実在感があります。
パラボラ型の照射装置を搭載する装輪式のメーサー装置車と、装軌式の牽引車
で構成されます。内蔵する小型原子炉により10万ボルトの出力でメーサー光線
を照射。パラボラ型照射器は、砲身部が可動して鎌首をもたげるような動きを
するのがカッコよかったですね。新世紀合金の電動版はこの動きが再現されてて
感動ものです。「モスラ」でのロリシカ陸軍の原子熱線砲を研究し開発したと
いう設定もありますね。
光線発射シーンは砲身がリレー発光回路で光が波のように見えて美しいです。
この兵器、非常にリアルに設定されているので実際に自衛隊に存在してるよう
に思いますよね。東宝特撮作品でおなじみのポンポンロケット砲も実際には
ないそうです。このような虚構の世界をいかにもリアルに見せるのも特撮映像の
醍醐味でしょう。

291:どこの誰かは知らないけれど
15/07/05 19:48:37.64 4Vv+Kwz6.net
>>1で書かれた趣旨と無関係な私的雑談を書くスレになってるな

292:どこの誰かは知らないけれど
15/07/05 19:52:47.65 bCPtVMsY.net
メーサー車の見所は先に書かれておりますので割愛しますけど、放射時に横一線に走るハレーションがまたカッコイイ!
鎌首持ち上げて川に仕掛けられた放電と相まってガイラを執拗に攻める所が何回観ても素晴らしい!
サンダの横槍さえ無ければ…と思ってしまいますw

293:どこの誰かは知らないけれど
15/07/05 20:09:28.93 S6WoSCLh.net
What Was Brad Pitt Talking About? The War of the Gargantuas
URLリンク(www.slate.com)
URLリンク(www.youtube.com)

294:どこの誰かは知らないけれど
15/07/05 23:09:11.03 fAZaSNNN.net
>>291
 「昭和特撮で昭和文化を語る」という趣旨やからね。私的内容でも当時の
昭和特撮に関係があればそれでいいんじゃないか。むしろ当時の時代を生きて
リアルタイムで観てきた人の証言は貴重だ。

295:どこの誰かは知らないけれど
15/07/05 23:17:28.46 fAZaSNNN.net
>>292
 メーサー車お好きなようですね。東宝特撮作品のベストメカを挙げれば
必ず上位にランクインするメカでしょう。ゴジラ作品では「ゴジラ対ガイガン」
に登場しますが部品が減っちゃってスリムになってるし(笑)、サンダ対ガイラ
の時のインパクトはありません。サンガイが、メーサー車がいちばんカッコよく
美しく魅力的に活躍してる作品であると言えるでしょう。

296:どこの誰かは知らないけれど
15/07/06 02:01:58.49 QVqdYW0A.net
>>278
「飛び出す冒険映画 赤影」は映画館で見ましたが、白影が「勇気のある人はメガネをかけて!」と言ったのを覚えています。
僕は当時勇気がなくて、もじもじした目立たない子供でした。
だから「自分のような者にメガネを装着する資格があるのだろうか?いや、ない」(反語)のような自問自答をして、
結局付けなかった記憶があります。
ただ、今の3Dもそうですが、「飛び出す」という暗示にかかって本当に飛び出したような錯覚に陥っていたのでは、という気もしています。
ブルーレイは買いましたが、opの画質はDVDとあんま変わらなくてガッカリです。

297:どこの誰かは知らないけれど
15/07/06 02:17:11.62 V5sGAyin.net
>>296
 おお、それは懐かしい思い出ですね。「メガネをかけて」と言ったのは
赤影さんと白影さんで、青影は言わなかったと記憶しますが定かではあり
ません。映像は実際にかなり飛び出して見えましたよ。劇場の大スクリーン
であったので大迫力でした。ただ立体映像場面以外でもかけまくって観てたら
目がチカチカして頭が痛くなりました。あの時代の特撮映画は本当に夢が
あって楽しいものでしたね。
このアナグリフ方式の立体効果ですが、当時の学校の社会科ワークなどでも
使われていました。山などが立体的に見えるというものでした。

298:どこの誰かは知らないけれど
15/07/06 23:34:06.74 V5sGAyin.net
さて、時代も流れ1970年(昭和45年)がやってきた。この年は大阪で万国
博覧会が開かれ、日本中が燃えた年だったと思う。拙者は修学旅行で行った
が会場は熱気であふれていた。まさに「人類の進歩と調和」のテーマのごとく
中央にそそり立つ岡本太郎(「宇宙人東京に現わる」のパイラ星人のデザイン
担当者)制作の太陽の塔が圧巻であった。
映画「ガメラ対大魔獣ジャイガー」(3月公開)では万博会場にジャイガーが
迫る場面があるが、ソ連館を角でつついただけで破壊することはなかった。
さすがに万博会場の破壊は特撮映画といえどもできなかったのである。
この年、偉大なる特撮の神様が亡くなられている・・・

299:どこの誰かは知らないけれど
15/07/07 01:04:11.58 XtT9vXCb.net
♪こんにちはこんにちは世界の国から という歌が世の中を席巻しておりましたな
私もアメリカ館で長いこと並んで月の石を見ましたが、ちっとも感動しませんでした(疲れ果てていた)
見知らぬ外人さんに「サイン、サイン」と言い寄ってノートにサインしてもらって喜んでました
前年の飛び出す赤影の続編で今年は卍党が見られると楽しみにしていたのに、大好きな幻妖斉殿は岩の下敷きで亡くなられたようで
烏賊と蟹と亀の決戦映画で辛抱するはめに・・・でも学校では怪獣よりタイガーマスク!女子は鮎原こずえが人気の的

300:どこの誰かは知らないけれど
15/07/07 01:52:16.45 suSQpTzv.net
>>299
 1970年にお詳しいですね。当時の社会情勢をよくご存知でいらっしゃる。
アメリカ館で月の石を見られましたか。それだけでもう世紀の大事業ですよ。
さぞお疲れだったことでしょう。パチパチ(拍手) 月の石って、ほんまに
ふつうの石と変わらないんですよね。でも月のというだけですごい。
ああ、飛び出す赤影の続編ねえ。なかったですね。金目教編のラストが新撮で
変わってて、岩の下敷きで最期だなんて信じられない。幻妖斎は生きてる、
きっと生きてるんだ、遠い宇宙から俺たちの地球を見守ってくれるさ・・・と
当時は思ってました。(笑)
この年はなぜかゴジラ映画が作られていません。かわりに公開されたのがこれ、
イカ対カニ対カメの怪獣映画「決戦!南海の大怪獣」(8月公開)でありました。
ゲゾラは「ゲソ」から名付けられたという・・・ この怪獣、劇中ではガニメや
カメーバと戦う場面はありません。スチールでは3匹仲良く戦ってますが。
この年、プロレスブームでしたね。馬場や猪木、坂口に吉村。サンダー杉山
というレスラーもいましたっっけ。アニメのタイガーマスクに熱中しました
が(放送開始は69年10月)あの作品はみなし児の哀しみや社会情勢などを
描き奥が深い作品でした。

301:どこの誰かは知らないけれど
15/07/07 11:20:30.33 J/A80Sdi.net
昭和45年は特撮不作の年でした。
この年の夏休みはチャンピオンまつりには行かず、
東映まんがまつりで石森章太郎の「海底3万マイル」を観ました。
怪獣映画より面白かったです。
この頃既に石森章太郎は大御所でしたが、
まだ特撮の原作はやってませんでした。
万博にも2回行きましたが、
パビリオンの中を観るより外で並んでる時間の方がずっと長くて、
行ったのが2回とも夏休み中で、猛暑の中、夜の9時頃まで行列に並んでて
死にそうになりました。
行った後、2回とも扁桃腺を腫らして寝込みました。
でもアメリカ館で焼け焦げたアポロ司令船を見られたのはいい思い出です。
あんな小さな宇宙船で月まで行って帰ってきたアメリカ人はすごいと思います。
未だに自力で有人宇宙飛行ができない日本人には絶対真似できないと思います。

302:どこの誰かは知らないけれど
15/07/07 13:02:09.23 JrXxu1sn.net
>>301
 おお~、万博に根性で行かれましたか。しかもアメリカ館でアポロ司令船
をご覧になったとはすごいですな。さぞお疲れになったことでしょう。あの
時は人気パビリオンはすごい行列でしたね。小生はさすがに並ぶ元気はなく
日本館にちょこっと入っただけでした。でも太陽の塔の内部は観ましたよ。
生命の進化の展示がけっこう感動的でした。
 この年は特撮ものは今ひとつでしたが、それでも海外作品の「謎の円盤
UFO」などは放送していましたね。サンダーバードの制作会社が作った
人間が演じる特撮作品で、登場メカがカッコよかったです。

303:どこの誰かは知らないけれど
15/07/07 18:09:46.54 JrXxu1sn.net
>>301
 世紀の一大イベント、万国博覧会に2度も行かれたとはすごいですね。
万博関係の特撮作品といえば、ウルトラマンのゴモラは大阪万博に展示予定
(こんな大怪獣、生きたまま展示なんてムリ!)でしたし、仮面ライダーの
死神カメレオンの話は71年に会期が終わった万博跡エキスポランドで撮影され
ています。
 アメリカ館やソ連館は大人気で何時間も長蛇の列だったそうです。本当に
お疲れさまでございました。万博会場が壊されそうになった映画は「ガメラ対
ジャイガー」だけでしたね。東映まんがまつりの「海底3万マイル」はSF
ものアニメでした。火炎竜というメカ怪獣が出てきました。個人的には前年の
「空飛ぶゆうれい船」が思い出に残っています。石森氏は翌年の「仮面ライダー」
で一大ブームを巻き起こします。

304:どこの誰かは知らないけれど
15/07/07 22:11:22.94 vc9seQ1C.net
私は万博へは母親、父親、叔父に連れられて都合三回行きました。
特に母親と行った時は待ち時間もそれぞれ数十分くらいでアメリカ館、三菱未来館、太陽の塔など人気の高いパビリオンに沢山入れました。
特撮がらみで書くと太陽の塔内部の生命の樹のデザインは成田享さん、生命のミニチュアは東宝特美。三菱未来館の映像も東宝だった筈ですよね?
今一つ不確かなので正確なことをご存じの方が居たらご教示下さい。

305:どこの誰かは知らないけれど
15/07/07 22:15:03.28 suSQpTzv.net
さて、本日7月7日は特撮の神様、円谷英二氏の誕生日です。七夕の日のお生まれ
なんですね。福島県須賀川市出身。氏の業績はゴジラやウルトラマンを生み出す
など、日本特撮界においては本当に神様のような人でした。
そしてお亡くなりになったのが1970年の1月25日でした。奇しくも最後に手がけ
られた仕事が、万博の三菱未来館のサークロマ撮影でした。このサークロマ撮影
のため徳島鳴門の渦潮をロケしさらに特撮プールに自ら入り演出。これがたたっ
て体調を崩されたそうです。最後まで特撮映像にかける執念を感じます。
残念ながら小生はこの三菱未来館のサークロマ映像は観ていません。「日本の
自然と夢」をテーマに火山活動や未来の海底牧場など、迫力ある映像を360度
視界に映し出すのが「サークロマ映像方式」というものでした。当時大変な
話題となり、三菱未来館は最も人気のある企業パビリオンであったそうです。
音楽は伊福部昭氏。円谷英二氏最後の作品、観たかったですねえ・・・

306:どこの誰かは知らないけれど
15/07/07 22:37:01.70 suSQpTzv.net
>>304
万博に複数回行かれたそうでうらやましいかぎりです。
>待ち時間もそれぞれ数十分くらいで人気の高いパビリオンに沢山入れました
 それはラッキーでしたね。3月から9月までの開催でしたが、6月頃は比較的
空いていたそうです。
>太陽の塔内部の生命の樹のデザインは成田享さん、生命のミニチュアは東宝
特美。三菱未来館の映像も東宝
 生命の樹のデザインは成田亨氏で間違いないようです。生命の樹の枝に
取り付けられた300体の模型製作は円谷プロという表記(「太陽の塔」のwiki)
がありますね。三菱未来館の映像は田中友幸製作、円谷英二特技監督、中野昭慶
助監督、伊福部昭音楽、坂野義光監督の東宝特撮スタッフ製作でした。
当時会場でご覧になったのでしょうか?

307:どこの誰かは知らないけれど
15/07/08 00:47:17.09 you431ZD.net
>>305
三菱未来館のアトラクション映像の音楽はゴジラ対ガイガンのメインテーマとして
流用されているのも有名な話だね。
この映像は、、後にエキスポランドの天変地異やカタストロフを体験できる
アトラクションに流用されていたように思う。
残念ながらアトラクションの名前を忘れたが
このアトラクションは記憶では1970年代後半まであったもので、360度全周がスクリーンになっており
10人程度が座れる円形の大きなソファがバンクのついた回転する床に数基ついており
映像が始まると床とソファが動き・振動して風が館内を吹き荒れるといった臨場感のあるアトラクションだった。
記憶はおぼろだけど、三菱未来館の映像以外にも日本沈没の映像が流用されていたうように思う。

308:どこの誰かは知らないけれど
15/07/08 02:52:26.48 qeXqUAIP.net
>>307
 色々情報ありがとうございます。エキスポランドのアトラクションにまで
お詳しいとはすごいです。よく行かれてたのでしょうか。万博後がんばって
営業していましたが、事故などの影響で2009年に閉園しました。小生も1980
年代に行ったことがあるのですが、ダイダラザウルスがギシギシガタガタ
音を立ててたのが別の意味で怖かったです。アトラクションは覚えてない
ですね。
「ゴジラ対ガイガン」(72年公開)の音楽はそれまでの伊福部音楽があれも
これも詰め込まれていますね。三菱未来館の曲は「火山」か何かが流用され
てるとか。壮大な曲だったイメージがあります。

309:どこの誰かは知らないけれど
15/07/08 03:09:24.37 qeXqUAIP.net
いや~、みなさん、やはり万国博覧会の思い出は強烈なものがあるようですね。
あの行事って、東京オリンピックの次に日本が国の威信をかけて取り組んだ
一大イベントであった気がします。東京オリンピックの時は、戦後まだ日本が
外国に完全に認められていなかったのを、オリンピックを成功させたことにより
世界中に日本の国の力を示したというちょっぴり悲壮感のようなものがあった
のですが、万博の場合はもう世界的なお祭りという感じで、日本の文化的な
パワーを発揮しました。東宝や円谷プロの参加もさすがだと思います。
そんな中、円谷監督が現世から去って行かれ、我々特撮ファンにもショック
であった1970年でした。今から思えば、この頃の日本がいちばん輝いてたように
感じますね。

310:どこの誰かは知らないけれど
15/07/08 16:45:56.32 dUP9a89e.net
あの時代の輝きの正体はいったいなんだったのでしょうかね。
月には有人ロケットを次から次へと飛ばし、テクノロジーは
年々進化して行くのがだれでも目に見えて実感出来てたから、
1980年代は月にムーンベースなるものが出来ると言われたら、
「もちろん、そりゃあ出来るさ」と単純に信じられた時代。
勿論、近いうちに日本製の月基地なるものがきっと出来ると、
いまでも考えてるが、その際は工事前に熊谷組だか大林組が
古式に乗っ取った正式なる地鎮祭を行なうものと確信する。

311:どこの誰かは知らないけれど
15/07/08 22:49:41.16 you431ZD.net
1970年前の初めってのは万国博で「夢の21世紀」が疑似体験できた時代。
高度経済成長がまだ続いていて、日本の人々がまだ夢を見ることができた時代でもある。
これは1974年のオイルショックで突然終焉を迎えるわけだけれども。
そういう中で、世紀末も近くなって科学や経済が発達した夢の世界に対する負の現実
も特撮でも描かれるようになった。
それが公害問題を扱った1971年のゴジラ対ヘドラ、スペクトルマン。
そして、繁栄しきった日本が壊滅するという日本沈没。
1973年の日本沈没の映画公開(これは1974年のお正月映画でもある)の前の月には、
ノストラダムス大予言が発売されてこれもベストセラーに。
世紀末に向けての世界終末思想がここから広がって安直に「夢の21世紀」を信じられない
ようになったのも1974年からぐらいだろうね。

312:どこの誰かは知らないけれど
15/07/08 23:59:04.83 iUo4yt+n.net
ディストピア的未来の萌芽は、60年代のニューウェーブSFにも見られたし、ペシミスティックな週末イメージのハシリとしては、ロメロのナイトオブザリビングデッド(地球最後の男でもいいけど)もあったな
それらがオカルトブームに結びついてひとつの完成されたイメージを持つに至ったのが1974年て感じ?

313:どこの誰かは知らないけれど
15/07/09 00:06:45.92 L0rs8rWA.net
>>310
「1980年、すでに人類は地球防衛組織SHADO(シャドー)を結成していた。」
のオープニングナレーションで始まるのは「謎の円盤UFO」(70年放送)
でしたね。ドラマ内では月にムーンベースが建造されていました。放送年
からたった10年後のことなのに、あの頃の僕らは明るい未来に対する夢と
希望を持って信じていました。それが最高に結実したのが70年の万博でした。
今から思えば本当にすごい時代だったんだと感じます。あの時代を経験した
僕らは今でも、あの頃を思い出すと胸が熱くなりますね。
>>311
 万博以降の日本の情勢を簡潔にうまくまとめて下さってありがとうございます。
まさにそのとおりですよね。日本繁栄の影に公害問題などが出てきたのが71年頃
でした。これ以降、未来は明るいものではなくだんだん暗いものになっていきま
した。そして世紀末に向かって世界終焉的な雰囲気が世の中にも出てきます。
特撮作品もそのような世界観が描かれるようになっていきました。

314:どこの誰かは知らないけれど
15/07/09 00:22:07.13 SYYYH1df.net
>>312
1970年代の始めというのは色々な意味で
時代や世界を冷静に見つめ直すという気運が世界的にあったんじゃないかな?
アメリカではベトナム戦争の長期化で厭戦ムードが高まり、体制批判のニューシネマが台頭。
ベトナム戦争は米ソの代理戦争でもあるわけで東西緊張も相変わらず背景にあり
日本にとっても対岸の火事という感覚ではなくなってきたと思う。
それはメディアの発達による世界情勢のリアルタイム化とか1970年のよど号事件、1972年のあさま山荘事件
等、暗い影を落とす事件が相次ぎ、日本人も意識改革を迫られた時代でもある。
日本でも一大イベントである万博をピークに、ポストエキスポの時代は未来に対してシニカルな感覚が
意識せずとも醸成されていった。
そこにノストラダムスの大予言や、日本沈没といった終末思想的世界観が日本人にもリアルに感じられたんだろう。
ゴジラシリーズで言っても、ヘドラに始まり、ガイガン、メガロ、メカゴジラの逆襲等はいずれにしたって
行きすぎた文明批判的なトーンがどこかにあるよね。

315:どこの誰かは知らないけれど
15/07/09 00:26:03.38 L0rs8rWA.net
万博以降に進む前に、1970年にちょっと記憶に残る特撮番組が。それは9月に
放送スタートした「ウルトラファイト」である。これを観たことがない人は
ほとんどいないのではなかろうか。前期はウルトラマンおよびウルトラセブン
の戦闘シーンを抜き出してプロレス風の実況を加えていたが、後期は同作の
登場キャラクター(セブンや怪獣など)を使って野外での着ぐるみによる
格闘を展開するというバラエティ色の強い番組となった。
とくに印象が強烈なのは後期の方で、くたびれた着ぐるみの怪獣がそこらの
野原に現れて対決するという、過去の特撮ファンが観たら「何じゃこれは?」
というような番組であった。放送開始当初こそマスコミから「円谷プロは
出がらしのお茶で商売をしている」とボロクソ言われたらしいが、怪獣作品
を観慣れていない児童にとっては人気番組となった。その結果、第2次怪獣
ブームを生み出す原動力となっていった番組だったのである。

316:どこの誰かは知らないけれど
15/07/09 00:36:44.76 SYYYH1df.net
>>315
1969年~1970年にかけての2年間は、新マンが1971年に始まるまで
子供達は、新作の特撮作品に飢えていた時代だったと思う。
しつこくウルトラQ~セブンはリピート放送されていたという事実はある
けど、あの頃は怪獣が出てくれば何でも良かったという感覚もあった。
自分もウルトラファイトは、むさぼるように飽きずに見ていたですw
特にアトラクのバルタンやイカルスは、1969年ぐらいにあったデパートの
怪獣ショーで見たのと同じものだったので、凄く親近感が沸いたのを覚えてますね。

317:どこの誰かは知らないけれど
15/07/09 00:54:37.58 L0rs8rWA.net
>>316
 ウルトラファイト、これはある意味すごい番組でしたねえ。オープニング
画面が2種類あって、白バックに赤と青のひび割れた文字ならマンとセブンの
本編戦闘場面の編集、炎バックの映像なら着ぐるみ同士の野外決闘でした。
あの脳天気なウエスタン調の音楽と山田二郎アナウンサーの軽快な実況が
忘れられません。アトラク用のくたびれた着ぐるみが何とも言えない味わい
を出しておりました。新撮部にはウルトラセブンは出てきますがウルトラマ
ンは出ません。これはナゼなんでしょう。サブタイトルがまた斬新で「やらず
のウー」とか「怪獣餓鬼道」とかすごいものばっかし。

318:どこの誰かは知らないけれど
15/07/09 01:00:15.39 +5pbaPRj.net
「ウルトラマンは僕たちに愛と正義を教えてくれた」
「地球の平和は俺たちの力で守って行かなければならない」
などという雰囲気から、70年代に入った頃からなんだか
世間の風潮が変わって行ったようです。
勧善懲悪、単純明快な映画やドラマが姿を消して、
ATG映画みたいな虚無的な思想が特撮ものの中まで入って来た。
この頃「あっしには関わりござんせん」みたいな流行言葉が出て、
体制に迎合しない個人主義や、アナーキストが幅を利かしてきた。

319:どこの誰かは知らないけれど
15/07/09 10:10:07.33 wm3HzdI6.net
1970年、それは「自分たちの価値観に合わないモノへは抗議!抗議!抗議!抗議!抗議!抗議!抗議!抗議あるのみ!」という時代の幕開を告げる年でした。
1970年10月に発行された小学館の『小学二年生』11月号の付録にあった「かいじゅうけっせんカード」に、「スペル星人」の説明として「ひばくせい人」という記述があり
このカードを見た女子中学生が、東京都原爆被害者団体協議会の専門委員であった父・中島龍興(在韓被爆者問題市民会議代表)に相談し、父親は『小学二年生』編集部に抗議文を送付。
円谷プロ側の正式回答を待たずに朝日新聞が「被爆者を怪獣扱い」と一方的に報道したため、抗議運動は短期間のうちに広島・長崎の被団協などにも拡大。
他の新聞社なども同様に抗議団体の主張のみを大きく取り上げた追従記事を記載したので全国的な行動になって、円谷プロは1970年10月21日付けで謝罪の意を表し、スペル星人に関する資料を封印。
ブルーレィで復活の淡い期待も失望へと化しました。
どんどんテレビがつまらなくなっていくエポックの年でした。

320:どこの誰かは知らないけれど
15/07/09 16:53:46.57 C8TL2I79.net
なんか物いスレッドですねここ

321:どこの誰かは知らないけれど
15/07/09 20:13:28.00 L0rs8rWA.net
>>318
 そうですねー、世の中全体がなんか万博で頂点に達して燃え尽きちゃった
感じはありましたね。その後は公害とかそれまでの負の側面が一気に出て
来た感じで、TVや映画、文化的なものまで変わっていった気がします。
>>319
 おお、あのスペル星人事件はこの年でしたか。あれはネーミングの呼称の
問題であって映像の内容には無関係だったのにね。これはけっこう大きな
社会問題として取り上げられた記憶があります。

322:どこの誰かは知らないけれど
15/07/09 23:30:40.59 L0rs8rWA.net
みなさんの1970年、および70年代についての熱い思いが伝わりました。
やはりこの70年という年は特別な思い入れがある方が多いようですね。さて
万博終了後の70年代はどのような時代だったのか、どんな特撮作品が生まれ
ていったのかこれから振り返ってみましょう。
まずは1971年(昭和46年)ですが、いよいよ第2次怪獣ブームが起こります。
この年の有名な特撮作品は、やはり何と言っても「仮面ライダー」(4月放映
開始)ですね。もはや歴史的な番組です。そして円谷プロの「帰ってきたウル
トラマン」(4月)「宇宙猿人ゴリ」(1月)「シルバー仮面」(11月)
「ミラーマン」(12月)などが続々とスタートします。
わが家では昭和45年か46年頃にカラーテレビをやっとこさ買いました。最初は
その映像の美しさに感激していた覚えがあります。白黒からカラーに変わった
時、科学時代の進歩を実感しましたね。新しい時代がやってきたという感じ
でした。

323:どこの誰かは知らないけれど
15/07/09 23:47:28.54 SYYYH1df.net
>>322
我が家にカラーテレビがやって来たのは、忘れもしない1972年の2月の初めだった。
なぜそこまで憶えているかといえば、家で初めて見たカラーの特撮が
帰ってきたウルトラマンのコダイゴンの回だったから。
いやとにかく感動した。
ウルトラマンのシルバーと赤が眼にまぶしかった。
当時はだいぶカラーテレビは普及していたから、我が家は導入が比較的遅かったかもしれない。
たぶん72年にもなると 【カラー】 なんていうテロップはもうテレビの右下には出てなかったと思う。
いまの感覚で考えると、そのカラーテレビは18インチ程度のもので画面は小さいのだが
ブラウン管なので筐体はずいぶんとデカかった。
テレビの天板の上に、レースの敷物を敷いて、その上に置物とか時計を置いていたのも憶えてる。
リモコンなんてものも勿論なくてチャンネルでガチャチャやってましたな。
でUHFの方はぐるぐると回す感じ。
NHKだけはVHFとUHFの両波でそれぞれ異なる放送をやっていて、刑事コロンボなんかは
UFH波でよく見た印象が残ってます。

324:どこの誰かは知らないけれど
15/07/10 00:17:01.30 0azeo2JI.net
>>323
 おお、カラーテレビの思い出ですな。詳細に覚えておられますね。たしかに
当時のテレビはスリムじゃなく、奥の方がけっこう大きかったです。チャンネル
ガチャガチャでしたねえ。最初のリモコンはテレビのチャンネル部分が勝手に
ガチャガチャ回るという不気味なものだったらしいです。もちろんそんなもの
はまだなくて手動でした。
 そういえば「カラー」テロップありましたね。たしか新聞の番組欄にも最初は
「カラー」って書いてありましたが、昭和40年代後半にはカラー番組がふえて
記載しなくなったはず。カラーテレビで最初に観た番組は何だったか覚えてない
ですが「細うで繁盛記」などはカラーで観ましたね。特撮番組はあの頃何を観て
たのかよく思い出せません。仮面ライダーは旧1号編から観てました。今でも
旧1号がいちばん好きです。

325:どこの誰かは知らないけれど
15/07/10 01:02:21.96 fwzK0wsk.net
タイガーマスクvsゴールデンマスク戦をカラーテレビで観戦してたちびっ子ハウスの子供たち。
ゴールデンマスクが発光しだして、みんな目をやられ、若月先生が
「カラーをしぼって白黒にしなさいっ」とルリ子さんに言うシーン
当時白黒テレビで見ていて、カラーで見たら本当にまぶしくて見ていられないんだろうか? と思った記憶あり。

326:どこの誰かは知らないけれど
15/07/10 03:58:02.15 0azeo2JI.net
>>325
 「虎だ!虎だ! お前は虎になるのだ!」「タァ~~ッ!!」
あの当時、現在のような「伊達直人現象(タイガーマスク運動)」が起こる
ようになろうとは想像もしませんでしたね。

327:どこの誰かは知らないけれど
15/07/10 09:40:19.64 0azeo2JI.net
昭和46年頃のカラーテレビの普及率はおおよそ50%前後で、国民の約半分の
家庭はカラーだったがまだまだ白黒テレビで見ている人も多かった。
昭和46年頃はカラー放送に完全移行し始める時期で、ゴールデンタイムの番組
はほとんどがカラーになっていた。しかし当時のカラーテレビはまだまだ値段
が高くすぐに手を出せる物ではなかったようで、月賦や貯金をして意を決して
カラーテレビを購入していたのが現実だった。わが家もそうだったかも知れない。
テレビが来てしばらくはみんなで「きれいな色やなあ」と言いながら観ていた
のが思い出される。わが家のカラーテレビはソニー製の物で、とくに青色が
きれいという定評があった。しかし下宿先の伯母さんの家はずっと白黒テレビ
で、宇宙戦艦ヤマトも初回放映は白黒で観た。

328:どこの誰かは知らないけれど
15/07/10 23:17:28.78 0azeo2JI.net
4月から始まった「仮面ライダー」を観ていた。全身が黒っぽくて昆虫のよう
な顔をしたちょっと異色のヒーローだった。改造人間という設定。お話も怪奇
調でちと不気味。しかしながらゾクゾクする妙な爽快感はあった・・・
この作品の基本線は等身大のヒーローと怪人が対決する「痛快SF怪奇アクション
ドラマ」であった。怪奇ドラマ的な演出ではあるが、颯爽とオートバイに乗って
「ライダーキック」などのダイナミックなアクションによる格闘シーンや
グロテスクな怪人の登場が特徴である。ショッカーという敵が妙にリアルだ。
最初は変わったヒーローだなと思って観ていたが、しばらくしたら急に眉の
濃いお兄さんが出なくなって新しい別のお兄さんが。そして腕を回すポーズ
をしてベルトの風車を出し、飛び上がるとそこにはマスクの色や模様が違う
仮面ライダーが出てきた。あの時、観ていた僕らは????であった。この
お兄さんはだれ? 最初の黒い仮面ライダーはどこへ行ったの?
当時の僕らは、藤岡氏のオートバイ事故の事情など全く知らなかった・・・

329:どこの誰かは知らないけれど
15/07/10 23:42:46.82 0azeo2JI.net
「変身!」のかけ声と腕を回す変身ポーズで出現するのが新しい仮面ライダー
2号であった。こちらは大変明るくて変身するお兄さんもさわやか。全体の
雰囲気も明るくなった。作品の視聴率もアップして日本中に「変身」ブームが
やって来たのだ・・・
だがしかし、しかしだ、僕らは忘れていなかった。あの黒い旧1号仮面ライダー
を。あのライダーはどこへ行ったのか? 2号のお兄さんの話では外国に行った
とのこと。ではまたいつか出てくるのか・・・? 黒い仮面ライダーへの思いを
残しながら、仮面ライダーは怒濤の勢いで日本を席巻していったのである。

330:どこの誰かは知らないけれど
15/07/11 00:36:21.38 30G2Svkz.net
どこを目指してるの?

331:どこの誰かは知らないけれど
15/07/11 00:42:44.96 L7xFnx+s.net
まだ人の胸に ぬくもりがあって
まだ海の色が コバルトの時代   を目指してるんだよ、明智くん。

332:どこの誰かは知らないけれど
15/07/11 09:17:08.05 lKcKqP9/.net
怪獣が表紙になっていた高額な特集本は
夢とあこがれだった。

333:どこの誰かは知らないけれど
15/07/11 10:11:06.91 cEgKyrni.net
僕が初めて仮面ライダーを見たのはヤモゲラスの回からだった
スノーマンの時「諸君はこの青年を覚えているだろうか?」と聞かれても
「誰?」という感じだった
だから僕の1号ライダーは一文字隼人

334:どこの誰かは知らないけれど
15/07/11 10:12:31.15 dP0fc8KP.net
うちもカラーテレビが来たのは昭和46年7月だった。その日に仮面ライダーがあり、
ヒトデンジャーの回だった。カラー調整ツマミをいじって、ヒトデンジャーの体色をいろいろ変化させて楽しんだのを
覚えている。

335:どこの誰かは知らないけれど
15/07/11 10:19:37.54 t6P9Zawx.net
>>334
ああ、やった。やった。
今のハイテクなHDテレビだと映画見る時とかの総合的な調整をすることはたまにあるけど
まず触る事ないからな。設定が狂っても面倒だ。
だけど昔のアナログカラーテレビは色調整が簡単にできたな。
あとテレビの裏側は、たいてい木でできていて、放熱用に穴が空いていて中が除けるようになっていた。
さすがに白黒テレビと違ってもうトランジスター化されていたけれど。
ちなみに家の初カラーテレビはソニーのトリニトロン。 タコの赤ちゃんのCMが懐かしい。

336:どこの誰かは知らないけれど
15/07/11 12:00:45.53 ACwQrd6q.net
>>331
シーっ。
それは薄々感じていた。
ここだけの秘密にしておくんだワトソン君。

337:どこの誰かは知らないけれど
15/07/11 12:34:44.88 L7xFnx+s.net
>>333
 そうですね。あの当時は完全に藤岡弘、さんより佐々木剛さんの方が人気
でしたよね。2号ライダーになってから仮面ライダーの人気が急上昇したため、
当時旧1号ライダーは観てなかった人も多いだろうと思います。旧1号に思い
入れがあるのは少数派かも知れません。しかし2号になってから、ほんまに
作品カラーが明るくなりました。ライダー自身も体にラインが入って明るく
なり、一文字隼人の性格も本郷猛よりずっと明るくちょっとコミカルに設定
された。主題歌も藤岡さんのシブい歌から子門さんのはっきり明瞭な歌に。
ライダーガールズも出てきて画面が華やかに。何よりもあの「変身ポーズ」
が出てきたことが最大のアピールポイントですね。変身ポーズは当時の子ども
誰もがマネしたものです。
しかしこれも全ては藤岡さんのバイク事故による降板から始まったできごとで
した。もし当時、あのまま藤岡さんが続けてライダーを演じていたならあそこ
まで有名作品にならなかったかも知れません。まさにケガの功名といいますか。
仮面ライダーはこのように奇跡的な主役交代によって人気がアップしました。
そして藤岡さんが再登場してダブルライダーが誕生した時、その人気が頂点
に達しました。

338:どこの誰かは知らないけれど
15/07/11 14:49:23.00 cEgKyrni.net
ゾル大佐と戦うライダーがCMに入った時、チャンネルをガチャガチャまわして1分間だけこれ見てました
URLリンク(www.youtube.com)
ヒロインは後のキャンディーズのスーちゃんです
舞台で見る特撮番組でしたが、怪獣の造形センスが素晴らしい
ソフト化できないのが悔やまれて成りません

339:どこの誰かは知らないけれど
15/07/11 15:32:18.31 L7xFnx+s.net
>>332
 怪獣図鑑の種類の書籍ですね。昭和40年代から数多く出てました。当時は
写真資料が少なかったため、梶田達二ほかの絵師によって迫力あるイラスト
が描かれたものが多かったです。その中にはテレビではなかった夢の対決も
描かれていました。またTVの俳優によるオリジナルドラマのソノシートも
付いているものがありました。あの頃は情報が少なく、それらの書籍は貴重
な情報源でしたが、時々「ほんまかいな」というような怪情報も書かれてい
ましたね。ふらんす書房、現代芸術社などの出版社が懐かしい。
あの頃は少年マガジンなどの巻頭グラビアでも怪獣やヒーローが登場し、子
ども向けの本はほとんど怪獣たちに占拠されていたものです。

340:どこの誰かは知らないけれど
15/07/11 16:12:40.02 lKcKqP9/.net
週刊漫画雑誌も、別冊の月刊・季刊を発売していたぐらい、当時は月刊漫画雑誌は
人気があったな。しばらくすると週刊に駆逐されてしまったが。
月刊の魅力は、ふろくの多さ。雑誌の厚みが3倍にふくれあがるほど、付録満載だった。
ふろくがこぼれ落ちるので、雑誌を紐で縛って売っていた。

341:どこの誰かは知らないけれど
15/07/11 16:54:13.31 I8hBaJ9C.net
冒険王は残ったけど、新たな月刊漫画誌コロコロコミックに駆逐されたな。

342:どこの誰かは知らないけれど
15/07/11 17:48:24.38 E5wZOa/P.net
仮面ライダーといえば山本リンダも出てたな。
当時は「♪困っちゃうな」のカワイ子ちゃん歌手のイメージが生きてた時代。
あんまり有名役者が出る番組じゃないのでやや意外だった。
その後リンダは「ウララ~ウララ~」のセクシー路線に移行する。

343:どこの誰かは知らないけれど
15/07/11 22:25:06.00 lKcKqP9/.net
昭和40年代の日本、
東京オリンピック、カラーテレビ、高速道路、東海道新幹線、
六本木ヒルズ、霞ヶ関ビル etc
まだトーキョーが若者を魅了していたあの頃。

344:どこの誰かは知らないけれど
15/07/12 00:11:26.17 XEns3J7U.net
>>342
ライダーガールはいろんな子が出てましたね。個人的には高見エミリーが
好きだった。一文字はいつもライダーガールがいない場面で変身してたが、
ライダーガールは一文字や本郷の正体を知っていたのかどうか気になる。
野原ひろみ役の島田陽子さんはけっこう有名な女優さんだね。
ところで旧1号編に出てた緑川ルリ子役の真樹千恵子さんだけは本郷が日本
に帰って来てもいっしょにいる姿はついに見られなかった。彼女は本郷を
追って外国に旅立ったあとどうなったのだろう。すんごく気になる。

345:どこの誰かは知らないけれど
15/07/12 02:47:08.24 XEns3J7U.net
>>340
 60年代の月刊漫画雑誌には「少年クラブ」「少女ブック」「少年ブック」
「ぼくら」「少年画報」「まんが王」「冒険王」などがありました。
附録はけっこう凝ったものが多く、少年画報の組み立てマグマ大使や
ジェットモグラタンクは紙製とは思えないほどよくできていました。また
別冊附録漫画という形で本誌の続きなどが別冊になっていました。「ガメラ
対大魔獣ジャイガー」の別冊附録が劇場でプログラム代わりに売られてたの
を買った記憶があります。(本誌は何の本だったのか忘却・・・)
週刊漫画雑誌の進出によってしだいにその姿を消し、最後まで残った冒険王
も83年4月に廃刊となりました。冒険王は74年に松本零士の宇宙戦艦ヤマトが
連載されており(月刊誌のため展開がTVについて行けず、異次元空間に
入ったと思ったら次号で最終回というムチャクチャな展開。後に単行本で
大量加筆)、その頃は買っていました。冒険王には仮面ライダーストロンガー
や、アストロミュー5など珍しい特撮ものも載ってました。月刊漫画雑誌は
当時の特撮作品をよく取り上げていたと思います。

346:どこの誰かは知らないけれど
15/07/12 11:53:55.07 XEns3J7U.net
>>339
 怪獣図鑑は朝日ソノラマのものが元祖かなと思いますが、たしか初版には
ぬえ、鎌倉大むかで、青銅大魔人などTVには出てこない怪獣が載ってたので
後に差し替えられたと聞いた。青銅大魔人は蒙古の軍船が運んできたという
設定だが、いったいどのような構造で動かしてたのか謎だ。設定は面白い。
たしかソノシートにはこの青銅大魔人が出てくるものがあった。ソノシート
のドラマはTVを離れた自由奔放なもので、バルタン星人がボスで集まった
宇宙怪獣と地球怪獣連合が対決するという壮大な話もあった。また、サンダ
とガイラが暴れるのをゴジラとラドンが諫めに行くという話も。これらはぜし
とも当時の着ぐるみで映像で観たかったものだ。
また書籍でなくソノシートを単品としてレコード店などでも売っていた。朝日
ソノラマのものが多かったと思う。だいたいは歌とドラマで構成されてるのが
多く、好き!すき!!魔女先生などは菊容子さんご本人が声の出演をされていて
貴重なものとなっている。

347:どこの誰かは知らないけれど
15/07/13 12:40:29.25 5KZr7tsx.net
当時、怪獣図鑑は書店、ソノシートはレコード店で売ってたね。
怪獣図鑑は男の子はたいがいの子が持っていなすった。怪獣の解剖図を考案
したのはかの大伴昌司御大らしいが、その件で円谷プロとひともんちゃく
あったと聞く。少年誌の怪獣グラビヤには必ず氏のイラストが載っていたもの
だ。
ソノシートは当時、朝日ソノラマの仮面ライダー旧1号が表紙になってるものを
手にしたのだが結局買わず、ライダーとスペクトラマンがいっしょに入ってる方を
買ってしまった。旧1号のファンだったのになぜ買わなかったのか不思議でならない。
ドラマの声優がオリジナルでない時はどうも違和感があったなあ。
仮面ライダーはダブルライダーから新1号まで全部観た。ダブルライダー編で旧1号
は帰って来たのだが、真黒なマスクに真っ赤な目玉の桜島1号は、なんとなく往年の
旧1号とはイメーヂが違ってた。「え?これ旧1号なん?」っていう感じ。その後
新1号に変わって旧1号は完全に姿を消したのだが、やっぱりあの初期の旧1号が
マスクの色や造型も味わい深いものがある。サイクロン号も初期の旧1号が乗ってた
ものがいちばん好きだった。新サイクロンが出た時はデザインのしょぼさにえらく
ガッカリしたのを覚えている。

348:どこの誰かは知らないけれど
15/07/14 04:26:56.83 R39ExbKf.net
♪荒野を渡る風 ひょうひょうと~♪
個人的にはこの「ロンリー仮面ライダー」という歌は最高によいですね。
短い歌詞の中に、改造人間の哀しみや孤独、たとえ独りでも最後まで戦う
という強い意志が内包された素晴らしい歌。
♪されどわが友 わがふるさと♪ ふつうの人間だった頃の友人や故郷に
心を偲ばせてる、現在のつらい境遇が哀しくて涙が出てくる。ライダーソング
の中で最高傑作やと思います。カラオケで歌うと泣けます。

349:どこの誰かは知らないけれど
15/07/14 12:53:36.05 oqa5I5oc.net
1971年7月に公開された久々の新作ゴジラ映画が「ゴジラ対ヘドラ」である。
時代背景として大きな社会問題であった公害問題を前面に打ち出し、特に
当時話題だった「四日市コンビナート工場煤煙」「田子の浦港ヘドロ公害」
を題材にしている。サイケデリック文化や若者のモラトリアムなど同時代の
様々な背景も色濃く盛り込まれている。
円谷英二も死去し当時の東宝特撮は壊滅的な状況だったが、田中友幸プロデュー
サーの「もう一度ゴジラを考えよう」という意気込みで企画がスタートした。
本作では飛行形態となって逃げるヘドラを追ってゴジラが後ろ向きに空を飛ぶ
というびっくり仰天のシーンが描かれ話題となった。監督である坂野義光と
中野昭慶の発案だが、これに対し田中友幸が猛反発。そのゴタゴタで撮影中止
寸前にまでなったとか。しかし本作はなんとか無事に公開されそこそこヒット
した。東宝チャンピオンまつり作で同時上映は帰ってきたウルトラマン他。
このゴジヘドはとにかく異色作である。公害が生んだ奇怪な怪獣ヘドラのキャラ
クターが圧倒的。ゴジラも目を潰され手は骨になるというこれまでにない一大ピンチ。
ゴジラが空を飛ぶシーンは当時の僕らはふつうに楽しく観た。館内は大爆笑であった。
公害という重いテーマの作品なのでこういう笑えるシーンも入れたんだろうと、
その時はそう思ってた。ラスト、ゴジラが公害を生み出した人間に向かってキッと
にらみつけるシーンが印象深い。ヘドラの描写はとにかく怖く、途中で出てくる
魚人間など人間ドラマも時代を強烈に反映している。傑作である。

350:どこの誰かは知らないけれど
15/07/14 21:07:40.19 UcvdG52n.net
次回は魔人バンダーについて語ります。乞うご期待!

351:どこの誰かは知らないけれど
15/07/14 21:41:30.42 R39ExbKf.net
>>350
 正確には「魔神バンダー」ですぞ、明智くん。
この作品は1966年に制作されるも1969年1月になってやっと放映されたのだ。
フィルムが現存してないのかDVD未発売。拙者、二十面相がTVで見た記憶
は、顔を引っ込めたまま無言で前進するのを警官隊が発砲してるシーン。
最終回は特攻隊のごとく散ってゆくらしい。そこで同期の桜が流れる。
マーミットからリアルな40cmクラスのフィギュアが出てるよ。買ってくれたまえ、
明智くん。さばらだ。

352:どこの誰かは知らないけれど
15/07/14 21:51:44.55 UcvdG52n.net
次回はワニゴンとガマロンをお送りします。

353:どこの誰かは知らないけれど
15/07/14 21:55:14.54 R39ExbKf.net
その話は昭和41年頃の話題で出たざんす。

354:どこの誰かは知らないけれど
15/07/14 22:02:38.56 qBDn/Td+.net
僕はワニゴンをバルゴンだと自分に言い聞かせながら作った記憶がある

355:どこの誰かは知らないけれど
15/07/14 22:15:30.20 R39ExbKf.net
ぱっと見は、角や四つ足歩行ポーズなど似てないと言えないこともないとは
言えるかも知れない。本来バルゴンは四足歩行の怪獣だからワニゴンのよう
に歩行させるのが妥当。しかし日東のバルゴンは二足歩行で立って歩く。
あれはガメラプラモと対決させるため無理やり立ちポーズにしたもの。四足
歩行じゃ立ち怪獣と戦わせられないから。ワニゴンの頭部をバルゴンに変え、
背中にトゲを付ければ四足歩行バルゴンのできあがり。当時そういう改造を
した子どもたちもきっといたことだらう。

356:どこの誰かは知らないけれど
15/07/14 22:29:05.55 R39ExbKf.net
そもそもワニゴンという怪獣は何かのTV作品か映画に出てた怪獣だと当時
は信じてた。箱絵が実にリアルだったからね。日東オリヂナル怪獣だったと
知ったのはずいぶん後になってから。四足歩行怪獣は戦いには不向きだけど
ジーコジーコとよく歩いた。製品は愛嬌のあるペットふうのイメージだ。
このオリヂナル怪獣で「大怪獣死闘 ワニゴン対ガマロン」という映画を
作ってほしかったなと思う。

357:どこの誰かは知らないけれど
15/07/15 01:04:19.23 DjSN9dr3.net
>>356
「海底怪獣ワニゴン対地底怪獣ガマロン」というタイトルで実際に今から
15年前に映像化されているよ。
アマプロの作品で短編特撮作品だけどね。
当時日東プラモの復刻版の出店ブースで売ってたVHSビデオを手に入れて今でも持っている。
残念ながらもうビデオテープのデッキが無いので再生できないけど。

358:どこの誰かは知らないけれど
15/07/15 02:33:28.81 lf6uBv2j.net
>>357
 その映像は見たことないですが、プラモを使った対決ものかと思われ
ます。 
ワニゴンとガマロンが出てる映像を探して観てみました。プラモの直接対決
はやはり組み合えないので戦いにならないようです。このワニゴンはソフビ
も出てたようで(これは最近の製品か?)、「ワニゴン対海底軍艦」という
作品もありました。日東オリジナル怪獣のワニゴンとガマロンはけっこう
有名な怪獣のようですね。ワニゴンあらためて見てみましたが、これをバル
ゴンに改造するのはちょっと無理ですねえ。(>_<)

359:どこの誰かは知らないけれど
15/07/15 07:59:20.11 CQCTgEhl.net

URLリンク(spectre-nebura.cocolog-nifty.com)

360:どこの誰かは知らないけれど
15/07/15 08:44:06.17 ISaW2LP8.net
ガマロンの箱を見て、小5の時学校に持っていったらクラスの女子で「がまぐちそ」と読んだ奴がいたことを思い出した
もちろんガチで

361:どこの誰かは知らないけれど
15/07/15 12:51:42.29 d43OCFv1.net
>>359
 画像どうも。これは再販時の箱ですね。初版の時はワニゴンの背景が
もう少し多く入っていて、対岸の街の灯も見えます。再販は絵がややアップ
になったということですね。この箱絵に忠実に着ぐるみが制作されれば、
けっこうリアルな怪獣になると思います。どこぞの会社で「大怪獣激闘
ワニゴンVSガマロン」という映画作ってくれないでしょうかねえ。

362:どこの誰かは知らないけれど
15/07/15 12:54:14.81 d43OCFv1.net
ワニゴンとガマロンの話題になってますが、日東のオリジナル怪獣にはもう
一匹、ゴーゴンとかいう恐竜っぽいヤツがいたと思うのですが、これは買った
ことがないのでよく覚えていません。

363:どこの誰かは知らないけれど
15/07/15 16:18:04.79 JLbZn5i5.net
バルゴンの後ろ足がタイヤになっててゼンマイで走るプラモ持ってたような気がする

364:どこの誰かは知らないけれど
15/07/15 17:57:55.77 YDbxGGXK.net
ドラゴンというのもいたな>日東のオリジナル怪獣

365:どこの誰かは知らないけれど
15/07/15 23:01:11.04 ISaW2LP8.net
印象深いのはやっぱり水素の怪獣だな
URLリンク(jumbow.main.jp)

366:どこの誰かは知らないけれど
15/07/16 01:27:22.82 cHKMthzA.net
二足歩行のガメラ持ってたけど、
何か他怪獣と対決させる際向きを調整するためのサスマタみたいな棒が入ってた記憶がある。

367:どこの誰かは知らないけれど
15/07/16 08:43:25.10 nH4hNZr+.net
次回は幻の大怪獣アゴンについての貴重なお話を伺います。

368:どこの誰かは知らないけれど
15/07/16 08:57:54.52 dfaWc/0p.net
アゴンはドグマに殺された

369:どこの誰かは知らないけれど
15/07/16 17:09:39.15 n8vpDCrl.net
日東のオリジナル怪獣はワニゴン、ガマロン、ゴーゴン、ドラゴンの
4匹のようですね。ゴーゴンとドラゴンはいかにも恐竜っぽい姿形のヤツ
でしたが小生はこの2匹は買った記憶がありませぬ。
>>366
 そのサスマタみたいなのはコントロール棒といって、初期の頃だけ入ってた
部品のようです。これで尻尾を動かしてうまく対決するように向けるものです。
>>365
 オリジナル怪獣ですね。個人的に印象深いオリジナル怪獣は森永トコちゃん
キャラメルのおまけ「ワンダービュー」という、角度によって動くように見える
立体カードの怪獣です。ウルドラゴン、ジャングラー、リモゴン、ラジゴン、
アンゴラス、エレキドンなどがいました。
>>367
 アゴンについては、着ぐるみの造型がアロンと同一人物であるということ、
アロンの着ぐるみはアゴンの改造ではないということしか知らないです。
映像は観たことがない。

370:どこの誰かは知らないけれど
15/07/16 23:14:45.92 2HOmm0yr.net
>>363
 昔のプラモは今と違って、ディスプレイものは少なくほとんどが動かして
遊ぶものでした。その動力はゴム動力、ゼンマイ、モーター、はずみ車といろ
いろ。怪獣プラモも飾るものではなく動かして遊ぶものという認識があって、
足がタイヤになろうと動けばいいというものでした。怪獣レーサーといって
怪獣がサイドカーみたいなのに乗ってるプラモ(怪獣レーサー・ペピラ)も
買った記憶があります。
あの頃のプラモで飾るものといえば刀とか兜、お城、楽器などのプラモがあり
ました。男の子が作ってたプラモで多かったのが戦車、飛行機、軍艦でしたね。
戦車や軍艦はモーターで動かすものが多く、さすがに飛行機はディスプレイの
が多かったですがプロペラにベビーモーターを仕込んだものも多く、中には
モーターでプロペラを回して風圧で滑走させるというものもありましたね。
あの頃はとにかくリアルさよりも「動く」ということに重点が置かれてたもの
が多かったと思います。今の時代はディテール重視のディスプレイものが多い
ですね。

371:どこの誰かは知らないけれど
15/07/17 22:40:13.85 kylMaXyJ.net
>>368
 そのアゴンは仮面の忍者赤影第3部・根来編に登場した怪獣ね。女忍者
虫寄せ風葉は忍法甲虫変化で笛(オカリナ)を使って大甲アゴンを操るくのいち
である。アゴンは角から金縛り光線を放つ。アゴンは後に赤影に操られ大百足
怪獣ドグマと戦って倒される。風葉はドグマを操る女忍者・矢尻に見捨てられ、
赤影にドグマの弱点を告げた後抜け忍となる…?というのがアゴンの経緯。
このアゴン、見た目的には巨大カブト虫の背中に大きな角が生えているような
感じ。昆虫モチーフの代表的なヤツ。リアルなフィギュアも出ている。買った。
赤影では第3部から毎回怪獣が数多く登場するようになる。個人的には第4部の
魔風編に登場した「うぃっうぃっ!」という独特の鳴き声で鳴く岩石怪獣ががら
が印象深い。アゴンと同じく、あとで赤影の味方となる。また鎧忍獣グロンも
いいデザインである。
このように個性的な怪獣が数多く登場した赤影であったが、これらの怪獣たちは
放送当時でさえほとんど怪獣図鑑等で取り上げられることがなかった。現在
フィギュア化されているのもごく一部である。デザイン的にもユニークなヤツが
多いのに誠に残念な限りである。

372:どこの誰かは知らないけれど
15/07/17 23:52:08.67 jbkou7Cn.net
鎧忍獣グロンを操っていた夜目蟲斎という忍者がユニークすぎる。
グロンを呼び戻し掌の中で小さくして「いいところへ行くんだ」と飲み込むシーン。
次にグロンを出す時はウンコと共にか?って疑問に思った。
影部落を襲撃した時、魔風忍群はなぜ6大怪獣で総攻撃しなかったのか?
里がピンチなのになぜ陽炎は黄金の仮面を巨大化させてグロンを秒殺しなかったのか?
赤影第四部の3大疑問である。
聞いてみたいが、伊上さんも倉田さんももうおられない。

373:どこの誰かは知らないけれど
15/07/18 03:13:11.29 BZ2lBRK2.net
>>372
 固い鎧に身を包みヘンテコリンな奇声をあげて鎧虫怪獣グロンを操るのは
夜目蟲斎(よいのめ ちゅうさい)でした。演じるは大城泰氏。
普段はグロンを縮小化して体内に隠しているがグロン同様顎にある三日月型
の痣が弱点。青影に簡単にやられてましたね。あのヘンテコな奇声がなんとも
可笑しい。鎧怪獣グロンは第一回に出てきて飛騨の影一族の里を全滅させます。
球状に丸まって空を飛ぶとても頑丈なヤツです。今見ると黒光りする身体が重厚
で秀逸なデザインだと思います。エキスプロの造形も素晴らしいです。
最初からなぜ6大怪獣で総攻撃しなかったのかということですが、初めから全部
見せちゃったら視聴者の興味が薄れちゃうからではないでしょうか。話数をかせぐ
ためにはやはり一体ずつ小出しにして、最後に6大怪獣勢揃いというパターンが
王道でしょうね。いきなり怪獣軍団で6匹出たらそれぞれの個性も描けませんし。
黄金の仮面の謎が第4部のいちばんの秘密ですからそれをいきなり見せちゃったら
そのあとの展開が描きにくいですね。第4部全体の構成を考えれば黄金の仮面の謎
は最後まで明かさないというのが常套でしょう。シリーズとしての演出上の措置
であると思います。

374:どこの誰かは知らないけれど
15/07/18 03:42:48.45 BZ2lBRK2.net
赤影で最も有名な怪獣といえば、やはり第1部金目教編の千年蝦蟇と金目像
であろうか。千年蝦蟇は前年の映画「怪竜大決戦」に登場する大蝦蟇から
角とトゲを抜いたもの。ただしオープニング場面で屋根を突き破って現れる
千年蝦蟇のシーンは怪竜大決戦の流用のため、チラッと角が映ってる。
当時「怪竜大決戦」を観て感動してたので「あの正義の味方の自雷也の蝦蟇
がなんでわるものになってるの?」と思ったものである。この赤影登場の
千年蝦蟇、赤影に刀で突かれたり崖から落とされたり徹底的にやられる。
観ていてちょっとかわいそう。前年は正義の怪獣だっただけによけいにそう
いう気持ちで観てた。
金目像、これはもう誰が見ても「悪の大魔神」だね。金目教のシンボル的
存在で初めて動き出すシーンは大魔神が動き出すシーンに似ている。機械
仕掛けで幻妖斉が操縦してるのがユニークではある。らんらんと光る目が
効果的だ。この2体は何度も登場し金目教編のイメージを固める役割をした。
千年蝦蟇と金目像はともにリアルフィギュアが出ている。買ってね。

375:どこの誰かは知らないけれど
15/07/18 19:52:14.30 Zh4yS2wp.net
怪獣ブームのさなかだったな、「快竜大決戦」を観に行ったよ。
東映お得意の時代劇ロマンに初めて触れてエキサイト!
しかし、同時上映の「黄金バット」のほうがモノクロながら、
子供心にも妖しすぎて、今でもあのえげつない魅力は私の宝物です。
何十年も再観していないが、今観たらどうなんでしょうかね?
dvdとかで出てる?

376:どこの誰かは知らないけれど
15/07/18 19:59:22.14 h9xpdT4d.net
tubedemita

377:どこの誰かは知らないけれど
15/07/18 23:14:38.54 BLfd8h44.net
映画の実写版「黄金バット」といえば、ケロイドという名前の悪人が主役を食っていて、すごい存在感。
私はDVDで見直して、「今ならスペル星人なみに封印されるな」と思いましたね。
名は体を表す、というか本当に顔にケロイドがあるメイクなんです。でも、どこかで見た顔だなぁと。
ケロイドを演じたのは沼田 曜一。
そう、ウルトラQ「逆襲のガラモン」の回で、人間体の蝉人間をトラックに乗せた運転手さんです。
最後は警官のピストルで蝉人間を撃ってチルソニア遊星人の正体を暴いてしまうすごい人なんです。
沼田 曜一さんはマイティジャックでもQのボスを演じていた記憶があります。
彼のケロイドを見るだけでも、黄金バットを見返す価値はじゅうぶんあるでしょう。

378:どこの誰かは知らないけれど
15/07/19 00:46:51.76 fmnk8FNY.net
沼田曜一と云ったら、先ずは「地獄」だな

379:どこの誰かは知らないけれど
15/07/19 00:47:33.18 OKfEcsF8.net
>>375
怪竜大決戦と黄金バット、なかなかすごい2本立てでしたね。東宝の怪獣
ものでは味わえない独特の世界観がありました。どっちもいまだに印象深い
作品であります。怪竜大決戦の雰囲気は翌年の赤影に、黄金バットは翌年の
アニメ版に引き継がれました。大蝦蟇は千年蝦蟇としてちょこっと姿を変え
て再登場。怪竜も途中のお話で出てきます。
両作品ともDVD、LDが出ています。とくにLDの方はBGMと台詞・効果
音がチャンネルで分離できるので、簡単にサントラ音楽集が作れます。どちら
もサントラCDは出てないので貴重ですよ。ぜひご覧になって下さい。
>>377
 ああ、ケロイドねえ。今の時代なればこのようなキャラクターは社会通念上
許されないものでしょう。昔はそういう時代であったのです。差別的な事象も
映画やTVで堂々と出していました。特撮作品はそういう時代の証言者である
とも言えますね。

380:どこの誰かは知らないけれど
15/07/19 04:12:13.58 OKfEcsF8.net
1971年10月、小生の心を揺さぶる特撮作品が放送された。(実際は72年に再
放送で初めて観た)それは「好き! すき!! 魔女先生」である。石森章太郎氏
の少女向け劇画「千の目先生」を原作とするが、作品内容は全くの別物。
遠い宇宙の彼方から地球にやってきたヒロイン・月ひかるが東京の小学校に
赴任して児童たちと触れ合う学園ファンタジーものだった。初めてこの作品
を観た時、何ともいえない素敵な作品という感じだった。美人で優しい理想
的な女の先生が主人公で、その先生は実は宇宙人で超能力も使える・・・
何ともワクワクする設定のお話であり、女性のヒロインが主人公である特撮
作品はそれまでなかったものであった。小生はたちまちこの月ひかる先生の
ファンになってしまった。
またもうひとつ、主題歌と副主題歌の素晴らしさにも心を打たれた。とくに
エンディングに流れた「月光の子守唄」はもう最高に素敵な歌だった。鈴を
転がすような美しい声のこの歌は誰が歌ってるの? 初めて聴く声の歌手だっ
たのでレコードを買ってみると、堀江美都子・・・この歌こそアニメ歌手ミッチ
と初めて出会った記念すべき歌であった。以来、ミッチの大ファンとなる。
石森氏の絵は何度も真似て描いてみた。この作品はそれまでの特撮作品にはない
素晴らしい魅力にあふれていた。

381:どこの誰かは知らないけれど
15/07/19 04:29:49.57 OKfEcsF8.net
この好き!すき!!魔女先生であるが、最初の3か月間は原作と同じ学園もの
だったが1972年の年頭に内容を一新し、月ひかる先生がアンドロ仮面に変身して
悪者との対決をするというアクションヒロインものにスタイルを変更した。
この展開には観ていた小生もビックリ。
第14話にて上級平和監視員への昇進を認められ、アンドロ仮面への変身コンパ
クトが渡される。コンパクトを掲げ「アンドロ仮面、ラーフ!」と叫ぶとコン
パクトが開き変身できる。その後、怪人クモンデスが登場してからはもう完全に
仮面ライダーなどと同じ、アクション特撮作品となってしまったのである。
この路線変更は当初から予定されてたらしいが、個人的には前半の超能力学園
ものの雰囲気が好きだったのでちょっとショックだった。スポンサー側も路線
変更はあまり歓迎しなかったとも聞く。
最終回もクモンデスを倒し校長先生のお祝いの会をするところで終わっている
が、願わくば満月の夜に子どもたちに見送られながら月に帰ってゆくという話
にしてほしかった。最後まで「かぐや姫先生」のイメージで通してほしかった
と思う。

382:どこの誰かは知らないけれど
15/07/19 07:03:49.59 hc3V0mfK.net
魔女先生の人が殺されたのにはびっくりしたね

383:どこの誰かは知らないけれど
15/07/19 10:31:43.05 OKfEcsF8.net
>>382
 まあその話題は当時世間を席巻しましたので、特撮ファンには悲しい有名な
出来事となりました。事件のことは先日の爆報フライデーでも取り上げてまし
たが、全て仮名なので知らない人にはわけが分からなかったと思います。
菊さんはまだお若くてこれからますますご活躍される期待の星だったのに残念
です。魔女先生が代表作品ということになってしまいました。

384:どこの誰かは知らないけれど
15/07/20 15:37:56.66 Mv+EhaDq.net
魔女先生は女の子向けの特撮作品を目指したようだが、男の子も結構ハマった。
ミニスカートでパンチラ見せたりセクシーな体操服などは明らかに男の子狙い。
ムーンライトリングで月の母船からエネルギーをチャージするシーンは実に
美しい。家では和服姿だったり、このように初期はかぐや姫のイメージを強く
出していた。アンドロ仮面への路線変更は、個人的には唐突すぎてなじめな
かったし、初期の持っていた清楚で優しい雰囲気が消えてしまったのは残念。
当時、様々なグッズが発売されている。おしゃれセットや変身セット、ノート
にジグソーパズル、絵本にソノシート、5円ブロマイドその他。この中で朝日
ソノラマのソノシートは石森先生直筆のイラスト(石森先生直接執筆の原作漫
画は存在しない)も貴重だが、ソノシートのドラマで菊容子さんご本人が出演
されている。貴重な資料である。このソノラマのソノシートは発行部数が少ない
のかあまり見かけない。当時「少女フレンド」と「なかよし」に連載されたが、
なかよしの方は別府ちづ子の作画。最終回が原作と全く違ってて感動的である。
少女フレンドの方は見たことがないので誰が描いてるのか謎である。作品単体
の資料本やサントラCD、リアルフィギュアなど全く発売されてないので出して
ほしいところですね。

385:どこの誰かは知らないけれど
15/07/20 15:45:35.40 Mv+EhaDq.net
>>384↑訂正
「最終回が原作と全く違ってて」→「最終回がTV版と全く違ってて」
ちなみに別府版の最終回は、愛する旗野先生のためにムーンライトリングも
超能力も故郷の星も全て捨てて、地球の一女性として生きていこうとする
ひかる先生が描かれている。そのけなげさが心を打つ。最後のシーンは旗野
先生との結婚式の場面。TV版の最終回もこうしてほしかった。もちろん
子どもたちに見送られて月に帰ってゆく終わり方でもいい。

386:どこの誰かは知らないけれど
15/07/21 23:13:47.46 wjEVeCTc.net
1971年の12月からスタートしたのが円谷プロ制作の「ミラーマン」である。
ミラーマンのイメージは「シャープで硬質なヒーロー」という印象であった。
体には赤い色がなく一見地味な感じであるが、御手洗博士を中心とする科学者
専門家チームのSGMの活躍を中心に、異次元人との混血児である主人公、
鏡京太郎の心の葛藤なども丁寧に描きヒーロー番組としてもリアルでダーク
なムードのドラマが展開されている。
変身ポーズ「ミラー・スパーク!」は当時の子どもたちはみな鏡の前でやった
のではなかろうか。鏡の表面に手をかざせばそのままスッと鏡の中に入って
行けるような、そんなイメージを僕らに与えてくれた。二次元の世界から来た
ヒーローというのはウルトラマンとは違って異色であった。
当時、裏番組の「シルバー仮面」との視聴率競争の影響か、後半になるとSGM
が戦闘集団化したりミラーマンがエネルギー爆弾を埋め込まれて時間制限が生ま
れたり、前半とは大きく変容していった。個人的には初期のアイアンやマルチな
どの未来っぽいデザインの怪獣が好きだった。最終回は、京太郎がみんなに別れ
を告げて夕方の光の中、二次元の世界に帰ってゆくシーンが美しい。

387:どこの誰かは知らないけれど
15/07/22 09:06:34.50 YgaKjBDV.net
ファンコレ世代のコラムみたいやな

388:どこの誰かは知らないけれど
15/07/22 12:58:51.91 B7jdYVuR.net
おお、ファンコレねえ。一時代、一世を風靡したアニメ・特撮雑誌でしたな。
いくつか買いましたので当時よく読みました。当時は資料も少なくて貴重な
情報源でしたねえ。

389:どこの誰かは知らないけれど
15/07/22 18:06:26.87 B7jdYVuR.net
ファンコレでマイティジャックが出たのはよかったけど、魔女先生は出なくて
残念でしたッス。

390:どこの誰かは知らないけれど
15/07/23 16:34:09.53 TJsIDmVf.net
個人的にはシルバー仮面って、当時はほとんど観てないのよねえ。後日ビデヲ
で第1話観たけど、まっ暗けっけで何も分からん。あれでは子どもは観ないよ
ねえ。対してミラーマンの第1話は夜のビル街で鋼鉄竜アイアンとの戦い。
夜の大都会の雰囲気が出ててよかったな。インベーダーの透明な円盤のデザイ
ンが非常に美しい。第1話ではミラーマンの目に電飾が入ってなくて暗かっ
た。あれはなぜだらう。円谷ヒーローの特徴はまぶしいくらいの目の電飾
なんだけど。ミラーマンもあとで電飾が入るけどね。ミラーマンを演じた
石田信之氏が、重い病気で闘病中であると聞いた。大変だろうががんばっ
てほしい。ヒーローは死んじゃいかん! がんばれ、ミラーマン!!

391:どこの誰かは知らないけれど
15/07/23 22:42:50.09 f+e4D5vB.net
これですね
URLリンク(ameblo.jp)
びっくりしました・・・・回復されることを祈るばかりです
ミラーマンは怪獣より重力マシンとか好きでした
地球防衛軍秘密基地から販売されたフィギィアを買いもらして後悔しています

392:どこの誰かは知らないけれど
15/07/24 03:15:51.27 gSQERjsS.net
>>391
 鏡京太郎・石田さんは、今もがんというインベーダーと戦っておられるよう
です。まだお若いので、ミラーマンの超能力パワーで何とか回復されることを
祈ります。サイン会のようなイベントがあれば会いに行って励ましてあげたい
です。
地球防衛軍秘密基地はマニヤックなメカや怪獣を発売していますね。重力マシン
が出ていたことは知りませんが、オークション等で探せばあるかもです。以前
ステルス工房のジャンボフェニックスを買ったことがありますが、それはもう
素晴らしいできばえでした。個人的にはインベーダーの宇宙船を出してほしい
ですね。

393:どこの誰かは知らないけれど
15/07/24 04:23:04.99 gSQERjsS.net
71年放送のその他のドラマでは「美しきチャレンジャー」「ガッツジュン」
「ワン・ツウ・アタック」「刑事くん」「なんたって18歳」「ぼてじゃこ
物語」などがある。スポ根ものの実写作品がけっこう多い。美しきチャレン
ジャーには森次さんも出ていた。ボウリングのスポ根ものは珍しい。
ぼてじゃこ物語はよく覚えているがガメラシリーズの本郷功次郎さんが出て
いた。三田佳子さんの歌う主題歌が何気に名曲。この頃のドラマはみんな燃
えていた。紅白には小柳ルミ子、南沙織らが初登場。
そして71年も暮れてゆく・・・

394:どこの誰かは知らないけれど
15/07/24 12:56:38.10 w7b8u7Y6.net
1972年1月1日、土曜の午後6時5分であった。NHKで不思議なドラマが始まっ
た。ドアがギギギィときしんで開くと、真っ暗な部屋の中に椅子があり一人の
男が座っている。逆光で顔はよく見えない。その男は不思議な出来事を話す。
そして場面は中学校の理科室へ…
記念すべきNHK少年ドラマシリーズの第一作「タイム・トラベラー」はこう
して始まった。いや~、面白かったね。ちょっと怖いところもあったけど見事
なSF時間ものの傑作である。主人公の芳山和子役・島田淳子さんがこれまた
可愛らしい。謎の未来人、ケン・ソゴルの木下清さんも神秘的。この作品を
観て、これは歴史に残る一大傑作ドラマであると直感した。原作は筒井康隆氏
の「時をかける少女」であるが、このタイム・トラベラーはその世界観を完全
に離れている。タイムスリップものと少女の恋物語を微妙にからませて奇想天外
ながらもしっかりした物語に圧倒された。タイムリープの場面では顔がネガ反転
で真黒になったり不気味な場面もあるが、そういう怖さとSFの融合が素晴らしく
こういう作品はそれまで観たことがなかったので新鮮だった。特徴はフィルムでは
なくてVTR作品であったこと。これによってメリハリのきいた硬質な画面が
表現された。それが作品世界にうまくマッチしている。
この作品は大人気となり、その後の少年ドラマシリーズでもSF作品が数多く作ら
れる発端となった。

395:どこの誰かは知らないけれど
15/07/24 13:54:52.31 URFom6c1.net
この時代の浅野真弓は奇跡的に可愛かったね
ウルトラマン80の頃になるとそうでもないけど

396:どこの誰かは知らないけれど
15/07/24 17:51:07.93 w7b8u7Y6.net
>>395
 ああ、芸名になって浅野真弓さんに変わりましたね。タイム・トラベラー
の時は本名の島田淳子さんでした。我々青少年(当時)にとっては島田さんは
可愛らしくてあこがれの存在でした。ドラマ内ではセーラー服で登場してた
ので、僕ら同年代の学生にはより親近感がわいたのかも知れません。あの
セーラー服姿は僕たちには強烈でした。それまで主人公がセーラー服のヒロ
インなんていませんでしたから。男性には彼女は萌え~だったと思います。
女性にはケン役の木下清さんが人気だったそうです。ドラマの内容はハード
でしたが、ヒロインはほわっとした美少女でしたね。

397:どこの誰かは知らないけれど
15/07/24 23:33:36.70 gSQERjsS.net
このタイム・トラベラーはビデオ映像のためマスターテープが早々に消され
てしまい、再放送もビデオ化も不可能だった。しかし視聴者が最終回を録画
したテープが奇跡的に残っており、統一I型ビデオで録画されたこの最終回の
映像はNHKで修復され、2001年にDVDとして発売された。生きているうちには
もう観られないと思っていたこのタイム・トラベラーが、最終回だけとはいえ
観ることができたのは素晴らしい出来事であった。なお、音声だけは全話発掘
されていてDVDに収録されている。音声だけを聴いていてもその映像が脳裏に
よみがえるほど、当時は熱中して観ていた。最終回は和子とケンが戦時中に
タイムトラベルし、間違ってやって来た掃除婦のおばさんを救おうとするの
だが、おばさんは時間のエネルギーに押しつぶされてしまう。その場面、顔が
真っ黒にネガ反転し怖い映像であった。和子とケンの別れのシーンは切ない。
音楽テープも発見され(作曲:高井達雄)2006年にサントラCDが出たが残念
なことに音質が悪かった。あとは未発掘の映像が見つかることを願う。

398:どこの誰かは知らないけれど
15/07/25 09:41:28.49 ImHRmcqn.net
「ケ~~~~ン!」
「芳山く~~~~ん!」
”その時、和子は跳んだのです。時間の流れの中を。”

399:どこの誰かは知らないけれど
15/07/25 23:52:33.68 ImHRmcqn.net
「続・タイムトラベラー」
タイム・トラベラーの好評を受けて続編が作られた。1972年11月より放送。
未来に戻っていたケン・ソゴルが、20世紀で行方不明になった27世紀の3人の
科学者を捜すため、再び芳山和子の前に現れる。3人の科学者を捜すケン・
ソゴルを芳山和子が助け、タイムトラベルをして科学者を探していく。今回は
脚本家、石山透の完全オリジナル。
芳山和子は高校生となり、ちょっぴり大人になった。もちろん前作でのケン
との出来事は記憶に残っていない。これはタイム・トラベラーのルール。
続編ではケンとの淡い恋は描かれず、いなくなった未来の科学者を捜し出すこと
に重点が置かれている。個人的に好きな話は第3話の「タマエとレリの秘密」
昭和32年の世界で少女といっしょに生きていこうとする未来人の悲しい運命が
描かれている。集団催眠効果で、普通の人にはないと思われている4号室に住んで
いる未来人レムが哀しい存在。ラストに出てくる、時間のひずみを彷徨するさま
よえるインド人が不可思議。この作品は映像が全く発掘されていない。音声
だけは全話残っている。誰か録画してないかな~

400:どこの誰かは知らないけれど
15/07/26 16:14:18.23 1T2kxjfw.net
「タイム・トラベラー」を初めとするNHK少年ドラマシリーズは、その後
数々のSF・ファンタジイ作品を生み出した。「暁はただ銀色」(73年)
「つぶやき岩の秘密」(73年)「夕ばえ作戦」(74年)「まぼろしのペンフレ
ンド」(74年)「ユタとふしぎな仲間たち」(74年)「赤外音楽」(75年)
「なぞの転校生」(75年)「明日への追跡」(76年)「未来からの挑戦」(77年)
「幕末未来人」(77年)「その町を消せ」(78年)「七瀬ふたたび」(79年)
「星の牧場」(81年)などの作品が有名。これらの作品は円谷プロなどの
ヒーローものとは全く違った作風で強烈に印象に残った。映像が消去されて
しまい、現在では視聴でけない作品が多いのはまことに残念である。

401:どこの誰かは知らないけれど
15/07/26 21:22:40.91 dSUJQsRE.net
「昭和文化」は語れないので思い出語りごめんなさい
『未来からの挑戦』はとても好きなドラマでした。
出演している佐藤美佐子さんと云う女優さんがすごく気にいっていたのですが、劇中で自殺してしまいました
後年、彼女がユニチカマスコットガールで紺野美沙子としてデビューした時は何か嬉しかったです

402:どこの誰かは知らないけれど
15/07/26 22:13:04.55 jz5LcTnM.net
URLリンク(pbs.twimg.com)

403:どこの誰かは知らないけれど
15/07/26 23:05:05.52 1T2kxjfw.net
>>401
 「未来からの挑戦」ですが、実は今年の2月8日の日曜日「未来からの挑戦」
復元上映会&同窓会トークショーというのが行われています。
URLリンク(www.nhk.or.jp)
西沢杏子役の紺野美沙子さんからは、ゲストの2人と会場の皆さんへビデオ
メッセージが届いたようです。紺野さんは思い出のシーンについて、未来から
きた飛鳥との別れのシーンを一番にあげてくれました。このイベントの様子は
NHKアーカイブスで放送されています。なお、この作品は全10話の映像が
全て発掘され、2月8日から「番組公開ライブラリー」で全10回全てを見ること
が出来るようになっています。DVD化されるといいですね。

404:どこの誰かは知らないけれど
15/07/27 12:33:38.73 r2jTGTa1.net
少年ドラマシリーズには島田淳子さんの他にも美少女が多く登場した。
「なぞの転校生」には伊豆田依子さん「明日への追跡」には斉藤友子さん、
「未来からの挑戦」には紺野美沙子さん、「その町を消せ」には斉藤浩子さん、
「七瀬ふたたび」には多岐川裕美さんなど、美女たちが作品世界を彩った。
舞台が学校になった作品ではセーラー服姿であることが多く(当時はまだブレザー
制服は珍しかった)、その可愛さは強烈であった。
なお「つぶやき岩の秘密」には魔女先生の菊容子さんも出演している。

405:どこの誰かは知らないけれど
15/07/27 12:54:44.51 r2jTGTa1.net
「タイム・トラベラー」に次いで人気作となったのは「なぞの転校生」で
あろうか。NHKの最初の作品には超人バロム1の高野浩幸さんが主演で
あった。オープニングのコンビナートの空中撮影映像、そこにかかる
ちょっと不安げな音楽が印象深い。その後最近になるまで、何度もTV版
や映画版でリメイクされている。転校生役が女性のものもあった。
同じく人気作で何度かリメイクされているのは「七瀬ふたたび」。最近では
同じNHKで連佛美沙子さんの七瀬が放映された。しかし個人的には初代の
多岐川裕美さんの七瀬がいっちゃん好きですなあ。

406:どこの誰かは知らないけれど
15/07/27 23:43:31.89 WidyRAFQ.net
↑「超人バロム1」の話題が出たが、放映は72年の4月~11月。原作はかの
さいとうたかを氏であるがTV化に際して設定などは大幅に変更された。
白鳥健太郎(高野浩幸)と木戸猛(飯塚仁樹)が友情のエネルギーで超人
に変身する。変身時のかけ声は「バロム・クロス!」
バロム1は仮面ライダーに対抗する一面も持っており、必殺技がキック系で
はなくバロム爆弾パンチなどのパンチ系なのはライダーを意識してのことで
あろう。その空中アクションの美しさはライダーをしのいでいるとも思われる。
作品のイメージとしては敵であるドルゲのドルゲ魔人のグロテスクな怪奇性
が強調されていた。後半以降は生物の身体の一部をモチーフにした魔人が
登場しより怪奇性が強い展開となった。ドルゲという悪のイメージが強力で
あり、本作が放送され始めてから間もなく「ドルゲ」姓のドイツ人音楽講師
が「バロム1のドルゲがもとで息子がいじめられるかも知れない」として
放送局に抗議する事件が起きた。これは当時ドルゲ事件としてけっこう話題
になった。悪のキャラクターが社会的に有名になった出来事である。

407:どこの誰かは知らないけれど
15/07/28 04:10:53.22 hCoCXItK.net
<合体変身>
バロム1は男児2人の合体変身であったが、男女2人の合体変身だったのが
72年4月よりスタートした「ウルトラマンA」である。
ウルトラシリーズ第5作目であり、異次元人ヤプールとそのヤプールが送りだ
す超獣(怪獣を超えた生物)と戦うウルトラマンAとTACの活躍を描く。北斗
星司と南夕子による男女合体変身など多くの新機軸が盛り込まれた。
また初代マン、セブンにゾフィーを加えたウルトラ兄弟の設定を本格的に打ち
出したのがこの作品からで、さらに新たにウルトラの父も初登場している。
男女合体変身であるが、物語前半ではこの設定が生かされたエピソードもいく
つかあった。しかし南夕子の設定をうまく生かしきるのが難しく、男女合体
変身だとヒーローとして弱々しい、合体変身を子供がまねることが難しいなど
の意見も見られ、結局第28話で南夕子は番組から降板した。しかしこの降板
は星光子さんからの申し入れであったとか、そうではなく制作上の都合である
とか諸説あって真相は確定されていない部分がある。
まあたしかに、当時男の子がバロム1の変身バロムクロスをまねてるのは見た
ことがあるが、男の子と女の子がウルトラマンAの変身ごっこをやってるのは
見たことがない。男女合体(表現がH?)変身はいいアイディアだと当時の
僕らは見ていたが、感動的な28話からあとは北斗の単独変身となる。しかし
夕子が去ってからのウルトラマンAはクリープを入れないコーヒーみたいな
もんで、見るべきものがなく魅力が半減してしまったことは事実。
この年は合体変身ものが多く、7月から始まった「トリプルファイター」は
男性2人、女性1人の3人の合体変身であった。こちらも伝説的な作品である。

408:どこの誰かは知らないけれど
15/07/28 04:28:34.42 hCoCXItK.net
72年10月13日に放送されたウルトラマンAの第28話「さようなら夕子よ、
月の妹よ」は修学旅行先の九州の旅館で友人たちと観た。南夕子が正体を
明かし、隊員たち一人一人に別れを告げて月に帰ってゆくシーンは音楽の
素晴らしさも相まって涙なしには観られないものであった。それまで夕子が
去ることは知らなかったため、感動とショックを同時に味わった。個人的には
この話が事実上のAの最終回であり、以後はもの足りないAになってしまうのだ。
さて、旅館で観ててウルトラマンAのすぐあとに始まったのがこれまた実に印象
的な作品であった。一人の青年が修行の末にヒーローに変身する。ウルトラとは
また違った東洋的で新鮮な雰囲気を感じた。その作品もまた現代に語り継がれる
名作となる。その作品こそ「レインボーマン」であった。

409:どこの誰かは知らないけれど
15/07/28 13:17:16.95 XNWYVnER.net
「愛の戦士レインボーマン」は月光仮面の川内康範氏原作、東宝製作であった。
72年10月6日から73年9月28日まで金曜日19:30 - 20:00に全52話が放送。
原作者が月光仮面の人なので、いでたちもターバン、マントに覆面とちょっと
似ている。しかし目は隠していない。この作品はある意味すごい作品である。
何といっても敵の「死ね死ね団」が地球征服ではなくて日本人のみを抹殺する
という、それまでに例がないものであった。、単純な勧善懲悪ものではなく
かつて日本に虐待されたと自称する外国人が組織立って日本人に復讐しようと
するという敵の設定は異色であるし、日本を守るために孤独な戦いを続けるレイ
ンボーマンの「祖国愛」や主人公の私生活やヒーローとしての苦悩に重点を置き
ヒーロー番組の人物設定にありがちな完全無欠な性格としていない点が特徴で
ある。
まあそれはさておき、このヒーローはなんと7種類に変化する。ダッシュ1から
7まで、ちょうど一週間の曜日の順に並んでいるのがユニークだった。それぞれ
の化身は持っている能力が違い、基本形は太陽の化身ダッシュ7であった。

410:どこの誰かは知らないけれど
15/07/28 18:29:23.26 XNWYVnER.net
レインボーマンに変身時のかけ声は、仏教用語の「阿耨多羅三藐三菩提」
(あのくたらさんみゃくさんぼだい)という東洋的なものである。
主人公のヤマトタケシは、インドの山奥に住む聖人ダイバ・ダッタの話を
聞き強くなるため日本を離れて彼の弟子となった。一年間の苦しい修行の末
人類愛に目覚めてレインボーマンとなった。演じるは水谷邦久氏。ヤマト
タケシは当初は自信過剰な男だったが、死ね死ね団との死闘を繰りひろげて
いくことで人間的に成長し、沈着冷静になっていくのだが正体を明かすことも
できずに苦悩する場面も多かった。ダッシュ7はスーツから顔が見える(ター
バンに覆面で目が見える)ので水谷氏本人が衣装を着けて演技している。
しかし彼の目はどこか狂気じみている雰囲気があり、ちょっとコワイ感じも
するのだ。

411:どこの誰かは知らないけれど
15/07/28 22:27:53.70 hCoCXItK.net
ミラーマンの主演俳優・石田信之 がんで余命30カ月「引退は考えてない。
倒れるまでやる」
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)
がんばれミラーマン、生きるんだ!

412:どこの誰かは知らないけれど
15/07/29 13:46:03.42 R6zd9qvC.net
余命30ヶ月って長い方かもだから、奇跡を信じて治療してほしいですわ
友達の婆ちゃん余命2ヶ月って言われて10年以上生きたし・・・

413:どこの誰かは知らないけれど
15/07/29 15:27:00.19 1l5zQEqG.net
うむ、そのとおりですな。ヒーローは常人にはないパワーを持っておられる
ことを信じて、回復されることを願います。

414:どこの誰かは知らないけれど
15/07/30 00:06:49.72 hkp0gR97.net
というわけで、ここからしばらくは若林映子さんについて語り合いましょう。

415:どこの誰かは知らないけれど
15/07/30 00:45:04.45 CdBRRftp.net
うちの婆さんも俺が小さい頃から「お婆ちゃんもうすぐ死んじゃうから」と言い続けて30年以上生き続けたからな。

416:どこの誰かは知らないけれど
15/07/30 05:06:56.22 +d1YsICN.net
>>414
 どうぞ、その思いを存分に語って下さいませ。やっぱし思い入れのある人が
語るのと、そうでない人が語るのでは熱意の感じが全く違うのよね。

417:どこの誰かは知らないけれど
15/07/30 14:40:19.75 +d1YsICN.net
1972年の特撮番組回顧。
「快傑ライオン丸」は4月スタートの特撮時代劇。ピー・プロダクション製作。
当初は時代劇の予定ではなかったらしいが、時代劇の方がいいのではという
制作側の意見が多く出て時代劇に。「風よ~、光よ~、カ~、忍法獅子変化!」
という変身ポーズは当時子どもたちもよく真似た。
このドラマが初の主演になった潮哲也は体当たりの演技で、もしかしたら撮影
中に死ぬんじゃないかと思ったこともあったらしい。九条亜希子さん演じる沙織
はうしおそうじ氏が、ミニスカート風衣装にして「パンチラで大人受けを狙った」
と語っているそうな。実際彼女目当てで観ていたお父さん方も多かったと聞く。
この作品は社会的にはけっこう流行った作品で、髪の長い若者は当時「ライオン
丸」と呼ばれたこともあった。小生は最初の頃は観ていたが、後半はあんまし
観ていない。後半は敵のタイガージョーとの交流でドラマチックな展開となった
ようだ。

418:どこの誰かは知らないけれど
15/07/30 14:51:35.41 +d1YsICN.net
1972年特撮番組回顧。
「サンダーマスク」は10月からスタート。東洋エージェンシー(現・創通)
とひろみプロダクションの共同製作。全26話。
手塚治虫氏が原作と思われているが厳密にはそうではない。本作のスタッフ
は上原正三氏と藤川桂介氏、本多猪四郎氏などの豪華メンバー招聘が実現し
ている。諸般の事情によって、現在DVD化がなされていない幻の作品状態。
主人公は命光一(菅原一高) この作品は当時観ていたのだが、サンダーマス
クへ変身する時の変身ポーズが複雑すぎて覚えられなかった。お話の中には
「サンダーマスク発狂」などちょっとヤバいお話も存在。最終回はどうなった
のか覚えていない。特撮はがんばっていたと思うが、予算超過のため半年で終
わってしまった。

419:どこの誰かは知らないけれど
15/07/30 15:01:08.51 +d1YsICN.net
1972年特撮番組回顧。
「人造人間キカイダー」 この番組が放送を開始する72年当時、土曜日の20時
から21時の時間帯はドリフの「8時だョ!全員集合」が平均視聴率27パーセント
という圧倒的な数字を誇っていた。これに対抗するためにNETは20時からの1時間
を「変身大会」と銘打ち、前半をキカイダー、後半をアニメ「デビルマン」の
放送となった。
実は個人的には当時、全員集合の方を観ていたのでキカイダーはあまり観た記憶
がないのである。なのれちょっと思い入れには欠けるかも知れん。しかし原作は
私の好きな石森章太郎氏であったし、コミック本は読んだ記憶がある。TVは
あんまし観てないがヒデ夕木のシブい声で歌う主題歌は傑作。キカイダーには
「キカイダーの子守唄」をはじめ名曲の挿入歌が数多く存在する。今ではほとん
どカラオケに入っているので諸君は歌ってくれたまえ。

420:どこの誰かは知らないけれど
15/07/30 17:55:07.71 CdBRRftp.net
昨夜のBSジャパンの「武田鉄矢の昭和は輝いていた」が、都市伝説・オカルト特集として、
ツチノコやネッシーなどのUMA、UFO、ノストラダムスの大予言、超能力ブームなどを取り上げてた。
BGMにウルトラQや怪奇大作戦が使用されてた。
ノストラの件では映画化された事にも触れるも画面は出ず。(メインテーマ曲はその場面でBGMとして使用されてた)

421:どこの誰かは知らないけれど
15/07/30 19:49:40.89 Ffp7lMJq.net
後世に伝わる、所謂怪獣ブームとは実質、昭和41年の元日からはじまった。
それ以前に、予感みたいなものは大人子供に関わらず、だれでも感じていた。
昭和39年開催の東京オリンピックでは、多数の異民族が一同に東京へ
集結するなどということは、まちがいなく日本の歴史上初めてだったはず。
戦後はじまって以来の大イベントのスポーツの祭典を実現。
当時、世界の認識では日本は敗戦国で、二十年程前のみじめながれきのイメージが
まだまだ一般的に残っていて、東京オリンピックで配信された
「日本の復興の現実」を披露したことは、世界を驚かせるのには十分だった。
オリンピックの開会式をリアルタイムでみたとき、たしかに
テレビのアナウンサーがそういう話を感情的にしていたのを覚えているが
まだその時はおさない子供だったのでよくわからなかった。
とにかく、みんな何かが「はじまる」という雰囲気は感じてた。

422:どこの誰かは知らないけれど
15/07/31 00:05:22.06 PS4rpPZu.net
>>420
 昭和というのはけっこう暗い、闇の部分も多かったと思います。今の時代
に比べ、差別的な事象が特撮作品にも数多く描かれていました。また世紀末
の終末的予感も20世紀の終わりに近づくにつれて大きくなっていきました。
それはノストラダムスの大予言(東宝でも映画化)や日本沈没などのヒット
でも明らかですね。UF0やネッシーなども昭和の象徴的なものという気が
します。
>>421
 あの時、東京オリンピックが日本を雄飛させたと言っても過言ではないで
しょう。それまでの敗戦を引きずった暗い日本が生まれ変わったきっかけと
なった一大行事でした。あの頃は自分もまだ子どもでしたが、何か日本が
大きく変わっていくという時代の熱気といいますか、そんな期待感あふれる
雰囲気は感じていましたね。そしてオリンピックが無事に終わった翌年あたり
から特撮作品の黄金時代がやって来ます。当時の時代の熱気というものが新しい
ヒーローを生み出していったような気がします。
それに比べると、2020年の東京オリンピックは時代的にどういう意味を持つの
か今のところよく分かりません。準備段階ではゴタゴタ続きですが。さてさて、
2020年には宇宙から本当にケムール人が挑戦してくる・・・ かも知れませんね。

423:どこの誰かは知らないけれど
15/07/31 14:00:00.23 r9IqVJBg.net
フォッフォッフォッフォッフォッ

424:どこの誰かは知らないけれど
15/08/01 08:42:33.64 LDNdq7fJ.net
1972年特撮番組回顧。
第二次怪獣ブーム、いわゆる変身ブームのまっただ中、この年は変身ヒーロー
番組が数多く出現した。4月からの「変身忍者嵐」は時代劇版仮面ライダーを
目指した作品で原作は石森章太郎氏。裏番組の「ウルトラマンA」との視聴率
競争が熾烈でありたび重なるテコ入れが行われた。嵐のマスクは剣道の面に
装飾してるので普通のヒーローマスクよりは大きい。小生、この作品は当時
ほとんど観ていない。やっぱしウルAの方を観てたな-。
10月スタートの「アイアンキング」 この作品はヒーローよりも主演の石橋
正次と浜田光夫のコンビが圧巻。石橋は鞭のような武器で敵の巨大怪獣やロ
ボットさえも倒すスーパー青年。対して浜田はいつも水ばっかり飲んでいて
ドジな男だが、実はヒーローのアイアンキングに変身でける能力を持つ。
アイアンキングは正味1分しか活動できず、石橋に助けられることも多かった。
7月スタートの「緊急指令10-4・10-10」は変身ヒーローの登場しない、民間の
特殊チームの活躍を描く。怪獣・宇宙人の撃退から家出人の捜索・非行少女の
更生支援まで幅広いが、作品的にはやや地味な印象だった。合いことばは当時
話題となった。
7月からの「トリプルファイター」は毎日5分間の帯番組。早瀬3兄妹がデビル
星人と戦う。黒を基調としたデーモン怪人は頭部のみが変わりボディは同じ。
バービーブーなどというユニークな名前のもいた。戦闘員デビラが乗る車が
黒く塗ったスバル360であるのが泣かせる。早瀬側のSATカーなどけっこう
メカが充実していた。個人的には基地のロボット、ブルコンがユニークで好き
だったね。基本的に3人合体のトリプルファイターは金曜日に登場して敵を
倒すのが定番。
10月からの「突撃! ヒューマン!!」は「舞台の公開録画」というスタイルを
とった異色のヒーロー番組であった。イリュージョンなどのステージマジック
の手法やスモーク、装置や照明など当時の最新の舞台技術が用いられている。
会場には子どもたちがつめかけてヒーローに声援を送った。画期的な手法では
あったが特撮作品としては舞台という制約もあり、裏番組の「仮面ライダー」
には勝てなかった。映像が現存していないためDVD化は難しいであろう。

425:どこの誰かは知らないけれど
15/08/01 09:16:55.95 LDNdq7fJ.net
1972年特撮映画回顧。
ゴジラシリーズ第12作は「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」 3月公開。
第二次怪獣ブームの真っただ中に製作された作品であり「チャンピオンまつり」
路線を確定させた作品でもある。ゴジラは完全に、地球を守る「正義の怪獣」
という扱いとなっている。ゴジラとアンギラスがアニメ処理による漫画の「ふ
きだし」で会話するシーンもあるがこれは賛否両論となった。
この作品はそれまでずっとゴジラを演じてきた中島春雄氏最後のゴジラ出演と
なった。
この作品は観に行ったが、個人的に劇場で観た最後の昭和ゴジラ作品となった。
新怪獣ガイガンはメカニックなイメージであったが前作のヘドラの強烈さには
及ばなかったと思う。
書き忘れたので旧大映最後のガメラ映画となった「ガメラ対深海怪獣ジグラ」
のことも追記。公開は71年の7月。予算不足な中でも、それなりに楽しめる
作品となっていた。鴨川シーワールドでタイアップ・ロケ。スケール感の乏
しい戦いとなってるのはまあしゃあない。一方で、八並映子さんのお色気部分
が実によろしい。ビキニの水着はお父さんへのサービスだとか。パンチラシー
ンもあって、当時少年だった小生は興奮したものである。当時は、これが昭和
ガメラ最後になろうとは思っていなかった。ガメラよ永遠に。

426:どこの誰かは知らないけれど
15/08/01 10:18:47.06 LDNdq7fJ.net
時代は流れ1973年(昭和48年)へ。
この年も第二次怪獣ブームのまっただ中。TV特撮作品では「ファイヤーマン」
「ジャンボーグA」「仮面ライダーV3」「ウルトラマンタロウ」「キカイ
ダー01」「ロボット刑事」「風雲ライオン丸」「鉄人タイガーセブン」
「イナズマン」「魔人ハンターミツルギ」「スーパーロボットレッドバロン」
「流星人間ゾーン」「光の戦士ダイヤモンドアイ」「白獅子仮面」と数多い。
やはり石森作品は人気だったのか数が多い。
個人的にはライダーはそろそろ卒業という感じでV3は最初だけしか観てない。
V3は何となくデザインが好きになれなかったなあ。ファイヤーマンはけっこう
観ていた。「ファイヤー!!」というかけ声での変身がインパクトあった。
謎だったのは、あの大きなファイヤースティックをいつもどこから出していた
のかということだった。「炎のようにもえろ」は最高の名曲。
ウルトラマンシリーズも卒業で、タロウ以降は観ていない。レッドバロンは
牧れいさんのパンチラが話題だったそうだが覚えていない。他の作品はどれも
ちょこっとしか観ていない。この頃は特撮作品にもだいぶ飽きてきて、お笑い
とか時代劇など別の番組をよく観ていたようだ。たとえばこの年の10月に始まっ
た「どてらい男」は面白かったなあ。花登筺(はなとこばこ)脚本の立身出世
もので、主人公のモーやんこと西郷輝彦が新鮮でございました。
同じく10月スタートの「助け人走る」も好きだった。必殺シリーズで唯一全部
観たのがこれ。主題歌「望郷の旅」がカッコいいのと、平内役の中谷一郎さんの
ファンだった。終盤にはV3の宮内洋も出ていた。

427:どこの誰かは知らないけれど
15/08/01 10:34:52.92 jb4NQ9SK.net
ここ、昭和特撮で自分を語るスレ?

428:どこの誰かは知らないけれど
15/08/01 13:10:48.62 LDNdq7fJ.net
昭和特撮は昭和の時代をリアルタイムで生きてきた人が、経験として
いちばん語りやすいでっしょ。そういう人の経験談が貴重なのよ。
まあ要は昭和のことなら何でもいいので語ってくれればいいわけで。
1にも世相とか文化とか書いてあるし。

429:どこの誰かは知らないけれど
15/08/02 18:45:31.22 NntLeVjv.net
時は進み1974年(昭和49年)に。
第二次怪獣ブームも終わりを迎える。昭和40年代最後のこの年は、あの伝説的
アニメ「宇宙戦艦ヤマト」が放映開始した年である。しかしコアな特撮ファン
は裏番組の「猿の軍団」を観ていたらしい。(小生はヤマト派であった)
ユリカ役で斉藤浩子ちゃんが出ていて、時々パンチラも披露してくれた。ただ
この番組は本家の「猿の惑星」側からクレームがあったと聞く。
73年の末に公開されてヒットした「日本沈没」はこの年の10月からTVドラ
マとなって放送。主人公のペアが村野武範と由美かおるに変わった。映画も
劇場で観ていたが、TV版の方はいくぶんメロドラマ調になっていた。五木
ひろしの歌う主題歌「明日の愛」がなかなかに素晴らしい。カラオケにも入っ
てるのでファンの人は歌おう。映画からの流用カットのみに頼ることなく、
ドラマ部分にも多額の予算が費やされ「キャスティング費用だけで1億円」と
言われたらしい。ストーリー展開やラストは映画版とは異なっている。
その他の特撮作品としては「仮面ライダーX」「ウルトラマンレオ」「電人
ザボーガー」「イナズマンF」「仮面ライダーアマゾン」「スーパーロボット
マッハバロン」「電撃!!ストラダ5」、映画では「ゴジラ対メガロ」などが
あるが、この年はTVのチャンネルが2局しか映らない叔母の家で下宿して
いたため小生はほとんど観ていないのである。やはりこの年は特撮よりも
アニメのヤマトに夢中になった思い出しかない。


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