昭和特撮で昭和文化を語るスレ 2代目at RSFX
昭和特撮で昭和文化を語るスレ 2代目 - 暇つぶし2ch133:どこの誰かは知らないけれど
15/05/31 11:50:33.17 ly+9zHRV.net
>>40
遅レス入れるが
宇宙少年とか不思議な少年の作品が今は皆無だな。今は作れないのか
思いつくだけでも、パピィ、ソランに宇宙エース、ピピ、ジェッターなど
手塚プロに石森、藤子もその手の作品を出してた。
バビル二世が、この手の少年ヒーローでは最後だったかなと。
それ以降はリメイクはあっても新キャラが出ない。
リメイクするなら特撮実写を望みたい。
今ならCGで簡単に作れるよな。

134:どこの誰かは知らないけれど
15/05/31 12:50:06.85 xJGwFLx0.net
広義ではDBとかワンピースとかもその中にくくられるかな
SF的近未来的なノリの話じゃないから反駁されると思うけど

135:どこの誰かは知らないけれど
15/05/31 13:43:13.39 eoY94RkN.net
>>133
日本テレビが実写ドラマ化するかもよw

136:どこの誰かは知らないけれど
15/05/31 15:55:59.61 7GJaYFI5.net
>>120
URLリンク(youtu.be)

137:どこの誰かは知らないけれど
15/05/31 17:41:01.88 NdGgTyIW.net
>>136
2番目のなんか60年代末あたりの上映かなと思ったら
「未知との遭遇・スターウォーズ」がどうたら言ってるから70年代末だな。
なんかテレビとは時間の流れが違う。
当時はビデオが普及してなかったから見たい客はそこそこいたろうけど。

138:どこの誰かは知らないけれど
15/05/31 22:54:23.28 3sS+arSH.net
>>133
 少年が主人公の特撮・アニメ作品は昔は多かったね。実写なら古くは
少年ジェットやまぼろし探偵、少年探偵団などがあった。
40年代ならば光速エスパー、悪魔くんとか。マグマ大使やジャイアントロボも
主人公ではないが少年が中心の物語だった。
やはり視聴対象の子どもをヒーローにすることでより親近感をもってもらおう
という措置だろう。
少年ではなく少女が主人公ならば、NHK少年ドラマシリーズの「タイム・トラベラー」
とかいくつか存在する。最近は特撮ファンタジー路線の作品もないし、ウルトラや
ライダー、戦隊もの以外の特撮作品も出してほしいね。

139:どこの誰かは知らないけれど
15/06/01 12:58:57.05 ck6MPSLH.net
東宝チャンピオンまつりで覚えてるのは74年の「モスラ」「緯度0大作戦
海底大戦争」やね。
モスラは短くなってたがオープニングのBGMなどを変えてあった。劇場で
音声だけをカセットテープに録音してたら、ピーナッツの歌のいいところで
「○○さぁ~ん、いらっしゃいますかぁ?」と呼び出しの声が。(笑)
緯度0は劇場で観たのは初めてやったが、海底ユートピアの風景が実にきれい
やった。アルファー号もカッコよかったな。ねずみ男はカットされてた。
ニュープリントの映像は色がきれいだったな。

140:どこの誰かは知らないけれど
15/06/01 13:08:50.76 cpGvBseY.net
私はキカイダー01のインクスミイカの話が印象に残ってるね。
万年筆を使うのがステータスシンボルだった時代。
あと着物に焦点が当たったキモノドクガの回とか、シャドウの買い占めでミカンがなくなる話とかも。
全部再放送というのが情けないけどね。

141:どこの誰かは知らないけれど
15/06/01 14:33:24.23 tTm4OSdW.net
キカイダーといえばNETの都市部の系列局では、午後8時に放送されていたが
当時としては子供番組なのに夜8時越えは画期的だった。
おそらくスペシャル番組以外でいわゆる子供番組がレギュラーで夜8時以降に放送されたのは
このNETのキカイダー、永井豪アニメぐらいのものだろう。
昨今は深夜アニメや特撮はあるけど子供向けではないし、8時のゴールデンタイムというのもないな。

142:どこの誰かは知らないけれど
15/06/01 18:16:09.36 Co5VeIzH.net
66年の「レインボー戦隊ロビン」が
途中まで夜8時台だったとか聞いた。
なんでも枠がとれなくて、
やっととれたのが8時台だったんだと。
「佐武と市捕物控」も途中まで夜9時台だったんだと。
もっともこれは大人を意識しての作品だから

143:どこの誰かは知らないけれど
15/06/01 20:13:33.60 eQR5Mx5G.net
当時の裏番組は覚えてないが、
8時台のキカイダーやデビルマンは、
割とよく見れたので有り難かった。
キツいのは5時半台で、じいちゃんばあちゃんの大相撲とバッティングする時期は、
家庭内の雰囲気相当ヤバかったw

144:どこの誰かは知らないけれど
15/06/01 20:23:15.09 pZHVj08m.net
>>139
64年の間違いでは?と突っ込もうと調べたら74年にリバイバル
やってるんですね。同時上映燃える男 長島茂雄 栄光の背番号3ですか。

145:どこの誰かは知らないけれど
15/06/02 00:05:46.29 HJtpbwwC.net
>>144
 そうそう、私の嫌いな長島茂雄の映画が同時上映やったんよ。どうもね、
昔から巨人や長島は好かんねん。長嶋の時間は寝てた。モスラ始まると
目を覚ました。録音のラジカセは当時買ったばかり。百恵ちゃんの歌を
録音してたな~
この映画74年の冬期の公開。上映後モスラの縦長ポスターもらってきた。

146:どこの誰かは知らないけれど
15/06/02 02:55:00.98 HJtpbwwC.net
URLリンク(www.47news.jp)
数々の東宝特撮映画に出演された俳優の小泉博(こいずみ・ひろし、
本名汪=ひろし)さんが5月31日午前2時20分、間質性肺炎のため東京都
港区の病院で死去しました。88歳。神奈川県出身でした。
「ゴジラの逆襲」「モスラ」「モスラ対ゴジラ」「地球最大の決戦」など多くの
作品に出演され、東宝特撮の歴史を作られた方でした。ソフトな語り口と
穏やかな雰囲気での博士役などが印象的でした。
また一人、昭和特撮に深い関わりを持つ方が旅立たれました。ご冥福をお祈り
します。

147:どこの誰かは知らないけれど
15/06/02 08:26:52.91 m65c9Jit.net
テレビ放送についての昭和の出来事でよく覚えているのが、いわゆる腸捻転解消事件。
関西キー局のテレビ局と資本が入っている新聞社との提携を本来の形に戻したもの。
関西では元はTBS→朝日放送、NET→毎日放送だったので東京キー局の関係と逆だったんだよね。
特撮ものだけで見ると、当時はウルトラはもう終了していたので関西では影響なし
ライダーも毎日放送製作だったので、そのまま毎日放送だった。
だけど東京キー局製作の他の番組は色々と大変だったな。
各番組やドラマで「次週より○×△は朝日放送でお楽しみに下さい。」とかテロップが出て
次週予告中も他局でやる、とテロップがでるのに続けて
新しくネット変更で移ってくる番組が新番組として紹介されるとか
もう自局でやらないから次週予告自体カットされる場合もあって、見てる方も混乱したな。

148:どこの誰かは知らないけれど
15/06/02 12:46:16.95 LA04n/1Q.net
>>146
 東宝特撮映画にはいつも出てる方だったね。ソフトな語り口で温厚そうな
人だった。モスラの中條博士役では、後のゴジラ東京SOSにも時を超えて
同じ役で出演された。
特撮映画には多く出演されたが特撮TV番組はウルトラQ、レインボーマン
ぐらいで少なかった。まさに「映画の人」であった。
科学者役とかが多いが、理知的だけど温かみのある人だった。悪役は最も
似合わない人。今頃はモスラに乗って天国に飛んで行かれてるかな…

149:どこの誰かは知らないけれど
15/06/03 03:30:33.41 fcbU3AB3.net
往年の特撮作品にゆかりの方が次々と旅立って行かれるな・・・
小泉さんは来年の復活ゴジラにぜしとも出てほしかったのに
宝田さんはお元気でがんばってほしい

150:どこの誰かは知らないけれど
15/06/05 23:21:40.84 MAmyWTb/.net
昭和42年頃に戻ります。
あの頃は怪獣ブームであったが、イマイのサンダーバードを中心とするSF
メカプラモブームでもあった。サンダーバードは1号から5号までがメイン
メカで、それぞれのカラーリングが美しく子どもには分かりやすく魅力的
であった。
いちばんの人気はグリーンのカラーの2号。丸っこいデジャインで、コンテナ
が分離できていろんなミニメカを搭載できるのが魅力的。ゼンマイやモーター、
コロ走行などいろんな種類のが出てた。当時の男の子はほとんど持ってたね。
近年発売されたタカラのフルアクション2号が、あの電動伸縮脚を再現してた
のには驚いたね。当時のプラモではあれは再現できなかった。

151:どこの誰かは知らないけれど
15/06/05 23:33:56.10 MAmyWTb/.net
サンダーバード1号は、あの可変翼がカッコよかった もちろんプラモも
可変翼が展開できるようになっていたが、車輪が付いて地面を走るという
姿はちと不満であった。
3号は当時は50円のちっこいのしか発売されずやや欲求不満。ポロポー
ションはよかったのだけど。4号はゼンマイで陸上を走ったが、水中航行は
できなかった。感動的だったのは5号。モーターライズでスタンドの上を
ゆっくり回転、ドームランプを点滅させながらアンテナを回転させてジージー
と動くその姿は魅力的。当時の価格で¥600という豪華なプラモであった。

152:どこの誰かは知らないけれど
15/06/06 00:26:40.02 AAL3ACsL.net
そして1号~5号を一つの大きな箱に詰め込んだのが「サンダーバード・
パノラマセット」 これは当時の子どもたちにとって夢のプラモであった。
これ一箱でサンダーバード主要メカが全部そろうのである。
その後、人気のメカだったジェットモグラタンク、電動2号にX(エックス)
カーの「パノラマセットNO.2」も発売。小生が当時買ったのはこれである。
自転車の後ろにくくりつけて持って帰ってきた。この箱は小松崎茂作画の
大迫力のもので、今も実家にある。
その後、トレーシー島をプラモ化した「サンダーバード秘密基地」が大人気と
なり、映画登場メカ「ゼロX号」の豪華なプラモも発売された。サンダーバード
プラモは一大ブームを巻き起こしたのである。

153:どこの誰かは知らないけれど
15/06/06 23:26:01.06 AAL3ACsL.net
サンダーバードというのは国際救助隊、すなわち国家を超えた壮大な人類愛
の物語である。困っている人がいれば海でも山でも、宇宙にでも助けにゆく。
そして困難な状況に陥っても最後まであきらめず任務を果たす。特撮作品で
これほど崇高な精神を表現した作品はほかにない。素晴らしい。
その熱い心は当時の子どもたちにも十分伝わっていたと思う。
こういう特撮作品が日本でも作られることを願う。

154:どこの誰かは知らないけれど
15/06/07 08:36:27.68 tBE3DlCb.net
>>152
当方1972年生まれですが
60年代的SFメカニックデザインには非常に魅かれます
金魚鉢ヘルメット+宇宙服のヒーローが光線銃で
宇宙モンスターに立ち向かうみたいな絵面もたまりません

155:どこの誰かは知らないけれど
15/06/07 23:42:22.74 jSUJT5RS.net
60年代のSFメカは実に味わいがありますね。シンプルでストレートな
デザインのものが多く、カラーリングも美しい。この頃のは日本のものも
外国のものも秀逸なデザインのメカが多いですね。
日本の特撮メカもよろしいが、海外ものも印象深い。先に書いたサンダー
バードのメカはどれも素晴らしい。また、タイムトンネルや宇宙大作戦の
USSエンタープライズ号、原潜シービュー号などは今見ても魅力的。
SFメカデザインのイメージが変わったのはスター・ウォーズあたりから
ではないでしょうか。

156:どこの誰かは知らないけれど
15/06/08 12:59:33.72 h2e13ml1.net
昭和42年放送の宇宙特撮シリーズ「キャプテンウルトラ」
当時の時代を反映して、明るい未来の展望を描いた宇宙の物語であった。
実際の映像の宇宙も暗っぽい色でなくて青っぽかった。当時、宇宙って
あんなに明るい青色なんだと思った少年少女も多かっただらう。ウルトラ
という名前の通り当時はウルトラシリーズに入ってたが今では除外されてる
やうだ。巨大化はせず等身大の人間が活躍する物語で、当初はバンデル星人、
後半は怪獣ぞくぞくシリーズになっていった。ウルトラマンの怪獣とはまた
違った魅力を持った怪獣だが(ガルバンのデザインなどは秀逸)、ウルトラマン
でものすごい特撮を観ていたため、東映の怪獣はなんかちょっとちゃっちく
見えた。
この作品は舞台が宇宙なのれ地球の日常空間は全く描かれていない。そうゆう
意味では特殊な特撮作品といえようか。登場メカは未来感あふれるもので、当時
の僕らの未来へのあこがれを描いた作品であった。

157:どこの誰かは知らないけれど
15/06/08 13:06:21.28 h2e13ml1.net
キャプテンウルトラの登場メカで印象的なのは宇宙船シュピーゲル号。
シュピーゲルはドイツ語で鏡を意味するが、その名の通り平面を基本とした
デザインだった。戦闘時、3機に分離して戦うD3作戦は見ごたえがあった。
当時、マルサンからプラモが出てていくつか買った。その中でもいちばん大きい
モーターライズのものは、プロップと見間違うほどの素晴らしい出来ばえだった。
現在ではステルス雷工房から最高に美しいシュピーゲル号が出ている。
また、宇宙ステーションのシルバースターも未来的なフォルムでカッコよかった。

158:どこの誰かは知らないけれど
15/06/09 03:01:49.61 gGGwUk/u.net
>>109
今となってはワンダーランドにも思えますな

159:どこの誰かは知らないけれど
15/06/09 03:25:35.66 JkDczpRD.net
そうね。あの頃の映画館は昭和ワンダーランドであった。今のような座席指定
なぞなく、入れ替え制もなかったから居たければ1日中居てもよかった。
同じ映画を何度も観ているとストーリーを覚えてしまった。また同時上映も
メイン興行以外ではいろんな作品と併映になってて、たしか「大怪獣ガメラ」
の併映が外国特撮作品の「魔法の剣」だったのを覚えている。たまに同時上映
が大人向けのつまんない作品の時があり、そういう時はヒマなのれ寝てた。
昭和41年の映画で大映の「大魔神」というのがあった。当時、この作品は
着ぐるみに人が入ってるとは信じられず、ほんまにこんな魔神がおるんだと
信じ込んでいたようである。それほどリアルな特撮だった。とくに大魔神の
眼のパワーが強烈で、当時はとにかく怖かった。3部作全てがこの年に制作、
公開されてるが、個人的には2作目の「大魔神怒る」が好きだった。あの
モーゼの十戒のように水を割って登場する魔神はカッコいい。当時の夏休みの
絵日記に大魔神の絵が描かれていた。よほどインパクトがあったのだらう。
劇場で観たのは1作目と2作目で、逆襲は観に行っていない。なんでかは今と
なっては分からない。

160:どこの誰かは知らないけれど
15/06/09 20:03:40.94 PrIKeMzi.net
>>138
70年代も結構ありましたね。少年探偵団BD7、バンキッド、ガンバロン・・・・何故かすべて長坂秀佳がメインライターです。

161:どこの誰かは知らないけれど
15/06/10 00:04:37.56 /aNhz03x.net
スンマセン、60年代の思いが強烈なのでなかなか70年代にたどり着けて
いません。
少年ものの元祖はやはり「少年探偵団」でしょか。♪ぼ、ぼ、ぼくらは
少年探偵団♪とゆう歌はあまりにも有名。
昔は男の子が何人か集まると必ず少年探偵団を結成していたものです。
団長を中心にして、学校のゆうれいを捕まえに行くとか色々やってました。
その世界観を拡大したのが映画「20世紀少年」シリーズでした。

162:どこの誰かは知らないけれど
15/06/10 12:32:36.99 TwoTPezD.net
昭和41年頃。
ゴジラ、東宝怪獣のプラモはマルサンが電動のものを発売していたが、ガメラ
映画がシリーズ化されると日東からゼンマイのプラモが発売された。たしか
ガメラとバルゴンが同時発売だったように思う。箱絵はマルサンにならってか、
人着のスチール写真で素晴らしく美しいものだった。ガメラはきれいな緑色に
塗られ、バルゴンは青空のブルーのもとで虹光線を出していた。しかも映画
(ガメラ対バルゴン)の美しい人着スチールはがきが入っていた。
マルサンのモーターライズに対抗してか、こちらは強力ゼンマイ。当時のゼン
マイはかなり大きく、ねじを巻くのにも力がいった。価格的にはモーター版
よりも安価なためけっこう多くの友人が買っていた。金持ちッ子のマルサンに
対して庶民ッ子の日東という感じだった。怪獣同士対決できるようにするため、
部品の中にさすまたのような形のコントロール棒が入っており、これで怪獣の
尻尾を動かして戦わした。ゼンマイ怪獣同士の戦いは、ぶつかってどっちかが
ひっくりこけるか、先にゼンマイが切れて止まった方の負け。相撲のような土俵
を描いて戦わせたこともあった。立ち怪獣同士はうまく組めるのだが、ワニゴン
のような四足歩行の怪獣は戦わせるのが至難の業だった。シリーズはその後、
ギャオスやジャイガー、オリヂナル怪獣でワニゴンやガマロン、ゴーゴンなど
が発売、日活のガッパもこのシリーズから出た。

163:どこの誰かは知らないけれど
15/06/10 12:40:20.85 TwoTPezD.net
日東怪獣プラモは安かったのれ、めげてもまた買えたが、マルサンの電動のは
高価なので扱いも慎重だった。といっても、わが家のマルサンゴジラは最後は
お風呂につけて遊ぶ水ゴジラになってしまったが。
友人がマルサンのトドラを買っていたが、置いてあったら妹にめがれたとこぼし
ていた。兄弟姉妹のいる家は自分のものもいつ持って行かれたり壊されたりする
か分からない。昔は熾烈な争いが繰り広げられていたのだ。

164:どこの誰かは知らないけれど
15/06/10 17:52:46.22 TwoTPezD.net
ゼンマイプラモは組み立てが簡単だったので当時の僕らにも作ることがでけた。
ただしたまにはゼンマイの不良品があり、小生が買ったガマロンのゼンマイは
いきなりガチャガチャガチャとテープの早回しのように動いてしまうものだった。
修理しようもなく、あわれガマロンはごみ箱行きに。(以来ガマロンは買ってない)
昔のプラモはこのようにゼンマイが不良品だったりモーターが接触不良で動かな
かったり、防水が不完全で潜水艦が沈みまくったりしていた。それでも、当時の
僕らは文句も言わず楽しくプラモを作っていた。あの当時、物は少なくて出来は
イマイチであったけれど、それでも夢はあふれていた。

165:どこの誰かは知らないけれど
15/06/11 04:42:17.98 sjrE742i.net
1966年(昭和41年)映画ゴジラシリーズの生みの親である円谷英二が設立した
「円谷特技プロダクション」がTBSで「ウルトラQ」を放映開始。
それまでは映画でしか見られなかった怪獣たちが、これを皮切りに毎週テレビに
登場することとなる。続く「マグマ大使」(フジテレビ)「ウルトラマン」
(TBS)の放映によって子供たちの間に「怪獣ブーム」と呼ばれる爆発的な
社会現象となったもので、当時はマスコミによって単に「怪獣ブーム」と
呼称されていた。後年、1971年頃から始まる怪獣ブーム(変身ブーム)と
区別するため、先の怪獣ブームを「第一次怪獣ブーム」と呼ぶ。
その当時作られた特撮作品はどれも高視聴率を獲得し大いにブームを過熱
させた。しかし当時は商品化ビジネスが確立しておらず特撮を用いた番組
製作に必要な莫大な製作費は制作プロダクションに高負担を強くこととなり
ほとんどの作品は人気を得ながらも放映期間は長くはなかった。
このブームに「怪獣」という用語は子供たちだけでなく大人たちもこぞって
使う言葉となった。教育評論家の阿部進氏はブーム以降、自らを怪獣化して
「カバゴン」と名乗っていた。少年サンデーの「カバゴンのなやみ相談」は
Hな相談が多くよく読んでいた。子供の教育に熱心な教育ママは「ママゴン」
という怪獣に。子供たちの遊びは忍者ごっこから「怪獣ごっこ」にとって代わ
られていった。こんだけ多くの怪獣が出現した国は日本だけだったことだろう。

166:どこの誰かは知らないけれど
15/06/11 05:04:58.69 sjrE742i.net
昭和40年頃の思い出だが、この頃テレビでは「宇宙人ピピ」や「とんま天狗」
「スパイキャッチャーJ3」などの特撮作品が放送され、映画では「大怪獣
ガメラ」が公開された。ガメラの原題は「火喰い亀 東京襲撃」であった。
この題名にならず本当によかった。(笑) 同じ年、東宝ではゴジラの
「怪獣大戦争」、「フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン」が公開。
ゴジラがシェーをするのが話題になり、恐怖の対象であったゴジラの姿は
影をひそめた。シェーの原点は「おそ松くん」のイヤミ。
この年は日本中が熱くなった東京オリンピックの翌年であり、市川崑監督の
「東京オリンピック」という映画が公開された。学校行事でこの映画を観る
ことになり、学校から映画館のある駅前までぞろぞろとみんなで歩いていった
のを覚えている。映画は特撮作品ではなかったが、スローモーションで外人
選手の顔を大写しにしたりぎょろっとした眼をアップにしたり、けっこう怖い
作品であった。マラソンのアベベが有名になり、学校で色黒で顔の長い生徒は
あだ名が「アベベ」と呼ばれた。
翌年から始まる「ウルトラQ」や「ウルトラマン」のことはまだ知らなかったが、
この頃の日本はオリンピックで「世界の日本」の仲間入りをし、世の中全体が
活気にあふれ希望に燃えていたように思う。明るい未来への展望があった。

167:どこの誰かは知らないけれど
15/06/11 05:38:22.25 ItBU7TKg.net
>>147
腸捻転解消と云えばライダーとアップダウンクイズだったな
当時名古屋在住だったのでその2つがいきなり大人の事情wで名古屋テレビからCBCに変わって
子供心に「え?」って戸惑った記憶
>>148
小泉博さんは
テレビだと「クイズグランプリ」 「金メダルへのターン」のイメージがある
放送当時も特撮ファン以外の視聴者には人気クイズ番組司会者としての知名度の方が高かったかも
金メダル~はフジテレビと東宝制作だったから終了後そのまま同局のクイズ~司会者にスライドした印象もある

168:どこの誰かは知らないけれど
15/06/11 15:24:17.96 bX8o2HxE.net
>>143
当時は8時だヨ全員集合が裏番組だった。
(荒井注がいた頃で加藤茶がちょっとだけよをやってた)

169:どこの誰かは知らないけれど
15/06/11 16:39:23.98 99wyjVVM.net
>>167
その腸捻転の際だったか、私の地域ではアップダウンクイズが新番組として始まったのですが、いきなり第600回と謳っていてビックリしたのを覚えています。
番組開始は昭和38年なんですね。

170:どこの誰かは知らないけれど
15/06/12 12:46:52.42 W/C4xnJ6.net
>>167
 「金メダルへのターン」ありましたね。たしかオリンピックを目指しての
水泳ものでしたっけ。1970年の放送。飛び魚ターンとかいう空中をジャンプ
して相手を追い越すという荒唐無稽な、柔道一直線ばりの必殺技が登場して
ました。ゆえに特撮ヂャンルにも入れられてる作品。小泉さんはレギュラー
なんですね。主題歌「プールに賭ける青春」が最初別の人で、途中から
アニソンの女王堀江美都子に変わった。この歌はよくカラオケで歌う歌です。
この当時はスコポンものが流行った時代かな。

171:どこの誰かは知らないけれど
15/06/13 09:58:30.58 049y3nCZ.net
1970年。昭和45年だね。この年は大阪で万国博覧会が開催された。今思えば、
この頃が戦後日本の絶頂期だった。万博は修学旅行で観に行った。岡本太郎
(パイラ星人デザインの芸術家ね)制作の太陽の塔が中央にそびえてた。
会場内はもう夢の世界。未来感覚あふれる展示が多かった。人気のアメリカ館
の月の石は見ることができず。すごい多くの人が来てたな~
この年に公開された映画は「ガメラ対大魔獣ジャイガー」「トラ・トラ・トラ!」
など。ジャイガーは観に行ったが、なかなか面白い作品であった。途中でガメラ
が血を吸われてピンチになるところがハラハラ。映画の中に万博の会場が登場し、
もう少しでジャイガーに壊されそうになるのらが破壊はされなかった。ホッ。
テレビでは「柔道一直線」、アニメでは「あしたのジョー」「キックの鬼」など
スポーツものが多かった。柔道一直線では二段投げ、地獄車などどうやったら
あんな技ができるんだというようなスーパー必殺技を特撮で見事に描いた。出演
の吉沢京子ちゃんは可愛かった。外国作品では「謎の円盤UFO」が放送。登場
メカがカッコよく、とくにスカイダイバーは好きでプラモも買った。
東京オリンピックから万博までは、本当に世の中が活気にあふれ明るい未来の
展望が描かれていた日本であった。

172:どこの誰かは知らないけれど
15/06/14 01:02:16.52 JCu+3pyE.net
ちょっと訂正。「柔道一直線」は1969年6月から1971年4月までの放送。
2年近く放送された人気作品。大ブームとなったスポ根ドラマの端緒と
なったドラマであり、アクションシーンの特殊効果は後に一部の同じ
スタッフで制作される「仮面ライダー」のアクションにつながることと
なる。直也の戦う時のポーズはライダーに同様のポーズがよく出てくる。
近藤正臣がピアノの鍵盤の上に跳びあがって足で「ねこふんじゃった」を
演奏した場面は有名であった。
原作版とTV版でイメーヂが違ってるのは車周作。TVでは高松英郎さんが
演じ、えらくごっつい感じになっている。この作品を観て柔道の道を選んだ
柔道家はけっこう多いと聞く。個人的には最初の方で腹面をかぶった外人
柔道家が「ニッポンジュウドウ、ヨワ~イ! サア、カカッテコ~イ!
ライナーナゲヲ ウケテミロ~」というヘンな抑揚のセリフが印象深い。

173:どこの誰かは知らないけれど
15/06/14 12:27:10.31 JCu+3pyE.net
昭和41年公開の特撮映画で、東映制作のものがあった。
12月公開の「怪竜大決戦」と「黄金バット」である。怪竜大決戦は、当時の
怪獣ブームに乗じて東映が制作した怪獣が出てくる映画であるが、時代劇で
あった。当時、小生は怪獣大決戦と題名を間違えて観に行った。
若き日の松方弘樹氏が主人公児雷也を、そして敵役の大蛇丸には東映時代劇の
大御所、大友柳太朗さん。この大友さんが実に憎たらしい演技で凄みがあった。
最高の悪役。ヒロインの小川知子さんが美しい。
ラストで児雷也は大蟇に、大蛇丸は怪竜に変化して城の横で戦うのだが、この
場面の特撮が実に素晴らしい。瓦の1枚1枚まで丁寧に作られ、壊れ方が実に
リアル。主君の仇を討つラストは感動的な場面。主題歌も実にいい。
この大蟇は、翌年の仮面の忍者赤影に流用された。
もう一本の「黄金バット」はアニメではなく実写。実写のバットはちとコワイ。
主題歌や音楽は翌年のアニメ版と同じ。バットを呼び出す美少女は高見エミリー
さん。可愛かった。ふくろう男のようなナゾーがちょっと笑える。ナゾータワー
はアニメ版のデザインとは違ってトゲトゲがいっぱい付いた灯台みたいな形。
なかなかマニヤックな2本立てであったが、実に面白い作品であった。
この年東映は海外との合作で「海底大戦争」という作品も公開しているが、こっち
は未見である。

174:どこの誰かは知らないけれど
15/06/14 20:05:52.31 8MazFGCE.net
その3作品とも大好き。
当時、「東宝作品以外は二流」という偏見が子供心にあって、半分バカにして観てた。
ところが、面白かったんだなこれが!
「快竜大決戦」は東映お得意の時代劇ファンタジー、大友柳太朗もよかったが、
個人的には天津 敏さんの演じる結城大乗のばか殿様が大好きです。
片手に杯もう片方に女の子を抱いて「飲めや!唄え!」と、
絵に書いたような成金のキャバレー豪遊的な表現がおかしかったし、
最期の両手を合わせて命乞いポーズの情けなさも妙に魅力的でした。
こんな愛すべき悪役は今はいないなあ。
「黄金バット」モノクロだったけど、ケレンミたっぷりで、やたらかっこよかった。
後にテレビでカラーアニメ化されたけど、こちらはがっかりだった。
昭和初期か大正ロマンのカツドウヤの心意気みたいなものを感じさせる作品。
「海底大戦争」これは…まだ子供だった私にとって、
(女性の改造シーンで)エロチシズムを生まれて初めて感じさせる映画でした。
その後の東宝の「緯度0大作戦」に似たシーンがあったが、こちらは真面目人間の
本多監督だったので、エロはあまり感じなかった…

175:どこの誰かは知らないけれど
15/06/15 00:22:30.99 kzjmVxxM.net
>>174
「怪竜大決戦」は豪華な配役でしたね。たしかにあの作品の天津敏さんは
ちょっと情けない雰囲気のコミカルな悪役を演じています。この人がまさか
翌年の仮面の忍者赤影の甲賀幻妖斎だとは思えないですよね。いろんな
イメージの悪役を演じられる人。名優でした。赤影のオープニングで屋根を
突き破って出てくる大蟇はこの作品の映像を使ってる。
「黄金バット」こないだボークスから出てたフィギュアを作りました。
やはりアニメ版でなく実写版のバットはちょっと怖い。LDの表紙には
カラースチールが大きく載ってて塗装の参考になります。個人的にはアニメ
版も好きです。暗い闇の部分があったヒーローが完全に明るい正義の味方に
なってるのが明快でいいかと。マリーちゃんも可愛いし。
「海底大戦争」には千葉真一さんが出てたかな。TVで一度観ましたが、
半漁人が不気味だった記憶があります。そういえば手術台や改造シーンが
出てきて怪奇ものっぽい雰囲気もありましたね。

176:どこの誰かは知らないけれど
15/06/15 01:12:22.46 kzjmVxxM.net
怪竜大決戦の主題歌「怪竜大決戦」と副主題歌「進め!自雷也」はいずれも
名曲だが、カラオケには未収録。入れてほしいねえ~
この作品はサントラCDは出ていないが、LDはセリフや効果音と音楽が
分離できるので簡単にサントラ集が作れる。黄金バットも同じ。

177:どこの誰かは知らないけれど
15/06/15 01:56:48.29 4+4VOjW8.net
実写の黄金バット、見たのはyoutubeが初めてだけど、
顔デカすぎるのはカッコ悪い。
そうせざるを得ないのだけど。

178:どこの誰かは知らないけれど
15/06/15 02:44:11.01 kzjmVxxM.net
>>177
 バットの中に入ってるのは「ミスター黄金バット」という謎の人。体が
けっこう大きいのでそんなに頭が大きいとは思わないけれど。頭の大きさ
よりも、カラースチールで見ると顔の部分だけが黄金でなくすす暗く、
しかも前歯が一本欠けているのが何とも不気味。
 この作品にはキャプテンウルトラの中田博久さんも出てるのだが、ビルの
屋上で撮影してる時に強風が吹き、黄金バットが中田さんにどんと寄りかかっ
てきてあやうく転落しそうになったというエピソードを語っている。

179:どこの誰かは知らないけれど
15/06/15 11:44:13.72 a3MTPpEz.net
東映作品のキャプテンウルトラとマグマ大使は共にウルトラマンのライバルという
位置づけだが、もう一つ共通するものがある。
初期(前半)は新怪獣の出る頻度が高くなかったが後になって路線が改められたこと。

180:どこの誰かは知らないけれど
15/06/15 12:38:06.05 O7Psau+F.net
まああのころは何でも怪獣、怪獣だったからね。怪獣さえ出てれば番組が
それなりに人気が出た。ウルトラQの頃から、怪獣をもっと出してほしい
というスポンサー側の要望があったらしい。しかし怪獣をどんどん出せば
製作費もどんどんかさむわけで、あの頃は商品化のきちんとした取り決めも
なかったために人気があってもどんどん赤字が膨らみ、で結局制作終了という
パターンが多かったのは残念。しかし限られた時間と限られた予算であれほど
のクオリチィの作品を生み出した当時の制作サイドは素晴らしい。あれは今の
時代では真似できない職人技。

181:どこの誰かは知らないけれど
15/06/15 12:49:32.09 O7Psau+F.net
>>179
キャプテンウルトラは当時はウルトラシリーズの一つだった。マンからセブン
への準備期間を埋めるべく東映が制作。まあヒーローが巨大化しないので作品
コンセプトがウルトラマンとは違ってるね。「宇宙特撮シリーズ」と銘打って
いたがシリーズ化されることはなく一作で終わってしまったが、あのあと
「キャプテンウルトラエース」とかのシリーズができてたら面白かったかもしれん。
当時、ウルトラマンのライバルとみなされていたのはマグマ大使の方だが、マグマ
の方が放送開始日がほんのちょっとだけ早かった。学校で子どもたちはマン派と
マグマ派に分かれて放送の翌日にはどっちが強いか激論を交わしてたという。
しかし一体の怪獣をやっつけるのに4話も使ってたから、お話がちと間延びして
いた感じはある。しかしウルトラ怪獣とはまた違ったユニークな怪獣が登場し人気
があった。小生が最高傑作の怪獣だと思うのはダコーダで、あの怪獣はデザインも
造型もすごいと思う。ウルトラ怪獣にあのようなイメージの怪獣はいない。
まあ一度でいいから、ウルトラマンとマグマ大使が戦う場面を観てみたかった。

182:どこの誰かは知らないけれど
15/06/15 16:10:01.79 8gocqjQe.net
クオリチィww

183:どこの誰かは知らないけれど
15/06/15 17:53:35.42 O7Psau+F.net
・ウルトラマン変身ごっこ
 布団のガレキにうずまり、ベーターカプセルに見立てたペンライトに必死
で手を伸ばす
・ウルトラセブン変身ごっこ
 駄菓子屋のサングラスを赤く塗り、布団の上に前面を下にして置き「じょわっ」
と言って倒れ込む
・ウルトラセブン・カプセル怪獣ごっこ
 下っ端の友人を3人連れて歩き、いじめっ子がいたら「ミクラス、いけっ!」と
言って鉛筆のキャップをいじめっ子に投げつける。そしてミクラス少年が戦って
いる間にスタコラ逃げる。
・人間モドキごっこ
 黒い布を頭からかぶり、首を横にふりながらしゃべる。ハフハフハフと笑う。
・ミラーマンごっこ
 鏡台の前で「ミラー・スパーク!」と言ってポーズをとり、そのまま鏡の中に
頭から突っ込む。

184:どこの誰かは知らないけれど
15/06/15 22:49:27.24 kzjmVxxM.net
キャプテンウルトラでの青空のような明るい宇宙の描写だが、これについては
平山亨プロデューサーと特撮監督の矢島信男氏らスタッフとの間で「黒」か
「青」かで議論があったらしい。で、当時のテレビ画面の小ささやテレビ自体
の普及度がカラーよりも白黒が主体だったことなどを考慮して、白黒画面でも
発色が明るく出る「青」に決まったという。
現在のカラーテレビで観れば「宇宙はこんなに明るくないぞ」という印象を
持つかも知れぬが、やはり当時の時代ならではの事情があったのだ。特撮作品
はその制作当時の時代背景も考慮しながら観ないといけないね。

185:どこの誰かは知らないけれど
15/06/15 23:04:41.09 kzjmVxxM.net
シュピーゲル号のデザインは日大の学生らによってなされたと聞く。若い
パワーによってあの素晴らしいデザインが生み出されたことは素晴らしい。
撮影用のミニチュア模型は郡司模型製作所によって製作。三機に分離・合体
するシュピーゲル号は「合体メカ」の元祖である。後のウルトラセブンの
ウルトラホーク1号がそのコンセプトを引き継いでいる。
当時のマルサンのプラモ(大サイズ)ではこの三機に分離・合体ギミックが
忠実に再現されていて感動ものであった。わが家ではこのシュピーゲル号の
プラモはいつものようにお風呂場遊び行きとなったのだが、単純な形状のため
壊れず、現在でも無事家宝として残っているのであった。

186:どこの誰かは知らないけれど
15/06/15 23:29:48.25 kzjmVxxM.net
同年、昭和42年の8月から放送された「光速エスパー」は、高熱や放射能を
遮断し飛行能力など、さまざまな特殊機能を持つ強化服を装着した少年が活躍
する特撮作品。主人公が超能力を持っているのではなく特殊スーツそのもの
が超能力を持っているという、日本で「強化服」の概念を広めた先駆的な作品。
主人公が少年であることは、当時の僕らに憧れや親近感を抱かせた。
怪獣ブームまっただ中の作品であるが巨大怪獣は登場せずSF的なストーリー
が多かった。また東芝のキャラクターとして電気店の店頭で人形などをよく
見かけたものだ。この作品ですごいのは、主人公のヒカル少年の両親は事故で
亡くなっており、エスパー星人が両親に化身しているのである。そしてヒカル
の様々なピンチを超能力で救うのだ。ヒカルはそのことを知らない。この設定
がいつも視聴者をハラハラさせたものだ。最終回はちと意味不明のシュールな
お話になっている。着化痔の「イー・エス・パー」のセリフは流行った。自宅
の玄関をイー・エス・パーと叫びながらスキップで走り出ていく子が多かった。

187:どこの誰かは知らないけれど
15/06/15 23:31:49.40 kzjmVxxM.net
一字訂正  着化痔→着化時

188:どこの誰かは知らないけれど
15/06/16 00:30:18.98 jLA7IXVH.net
昭和35年の「鉄人28号」の実写版。
アニメのかっこいい鉄人を知ってる人には愕然とするほどの何ともいえない
作品。しかし味わいはある。鉄人28号は着ぐるみで表現され、
身長2メートル程度の第6話までの樽型と第7話以降のドラム缶型の2種類が
ある。前者は眼から後者は胸から怪光線を出す。どっちも、あの原作の
かっこいい鉄人のイメーヂはみじんもない。
正直、動きはすさまじくのろくてちょっと蹴とばすと倒れそう。鳴き声は
どう聴いても象の声。
あまりにも出来がお粗末であったせいか13話をもって打ち切られた。
しかし、このような試行錯誤の作品、たとえ失敗に終わろうともその後の
特撮作品に与えた影響は大きい。最近DVD化されている。観てね。

189:どこの誰かは知らないけれど
15/06/16 13:08:57.96 iXmZPvOS.net
マグマ大使のピープロ特撮は、円谷特撮とはまた違った味わいがあったね。
とくにアニメ合成を多用してるのはユニーク。怪獣アロンの造型にはうなる。
ゴアの大平透さんの演技は素晴らしい。キャラクターが生きている。マグマも
最初は素顔だったらしいが、仮面にして正解。山本直純氏の音楽がまた素晴ら
しく印象深いが、音楽テープが現存せずサントラCDが出てないのは残念至極。
マグマはロケット人間だが、ロケットから人間体へ変形する場面の全身シーンが
観てみたい。

190:どこの誰かは知らないけれど
15/06/16 16:17:12.99 ng80AbH5.net
あまりに面白くて過去スレも探して一気読みしてしまった
現行スレのほうが昭和文化を感じられて、より面白いですわ

191:どこの誰かは知らないけれど
15/06/16 17:32:41.23 iXmZPvOS.net
昭和ッチ!

192:どこの誰かは知らないけれど
15/06/16 17:53:47.63 iXmZPvOS.net
マグマ大使の音楽世界
作曲は山本直純氏。マグマ登場時の♪タ~タタ~カタ~タ タ・タ・タ~タ~
タ~ン♪という勇壮な曲、そしてゴア登場時の♪バァ~アア~ン、タ~ラッタ
タラララ~♪という曲などは忘れることはできない。カニックスの回のラスト、
亡くなった原田老人にマグマが詫びる場面にかかる主題歌アレンジの曲は最高に
よろしい。
マグマは音楽が豪華で、怪獣ごとに違う曲を作って録音していた。個人的に
好きなのはガレオンのテーマで♪タンタンタン、タンタンタン、タラララ~
タラピラ~♪という低音メインの曲は血沸き肉躍る。
またマグマの飛行音や足音、関節動く時の「カチャッ」という音、ロケット
体から人間体になる時のカシーンという音、ゴアの円盤のガガガという飛行音
など、マグマ大使の効果音は一度聴いたら忘れられないインパクトがあった。

193:どこの誰かは知らないけれど
15/06/16 22:32:55.91 ENUFb0oW.net
小学二年生のとき、近所のおんなの子たちの訪問を受け、怪獣映画に誘われた。
「ひょっとしたらオレって結構モテるタイプなの?」と勘違いした。
「大怪獣ガメラ」が何十円かで観れるという。
昭和41年の春のことだから、再上映ということでの特別料金だったのだろう。
大画面で怪獣映画を観たのはこれが生まれて初めて!大興奮で観た。
とくに東京タワーが倒壊するときのスローモーション映像には心を奪われた。
そして、近日公開の「ガメラ対バルゴン」「大魔神」の総天然色の予告編!
なるほど、これが格安特別企画の真の目的だったのだね。
今になって考えると、当時は女子でも怪獣に興味を持ってたものがいたろうが
おんなの子達だけで怪獣映画を観に行くことなど、その頃の常識ではとうてい
考えられなかった。そこで当時、テレビの「ウルトラQ」にハマってはしゃぎ
まくっていたオレが「だし」に使われたということらしい。
だしでもなんでも大歓迎、しかし、そんな幸運はそれっきりだった…
「ガメラ対バルゴン」「大魔神」、もちろん予告編に刺激され観に行ったさ、
次々と公開される特撮映画も…すでに怪獣ブームは始まっていたようだった。

194:どこの誰かは知らないけれど
15/06/17 01:24:14.17 4cWY6cVc.net
おっちゃん何歳?

195:どこの誰かは知らないけれど
15/06/17 02:28:04.89 PlFGeVsf.net
同人誌とかに書いてた人かもな

196:どこの誰かは知らないけれど
15/06/17 04:18:49.69 H96y4tPq.net
>>193
 女の子に怪獣映画に誘われるとは貴重な体験をされましたねえ。しかも
観た映画が「大怪獣ガメラ」とはすごい。拙者のとこでは女の子の怪獣ファン
はいなかったですね。映画館で怪獣映画観に行ってる子どもはほとんどが男の
子。たまに家族で来てて妹やお姉ちゃんがいっしょについてきてるということ
はあったやうだけど。
 あの当時、男の子はヒーローや怪獣やプラモ、女の子はままごとやお人形
遊びというのが定番で、今の時代のように価値観が多様じゃなかったから、
何となく、みんながやってることを自分もやらなきゃという固定観念があった
ように思うね。怪獣ファンの女の子も多分いただろうけどそれを堂々と言い出
せる勇気のある子はほとんどいなかったかも知れないですね。
 拙者の場合、怪獣ファン、プラモを作ってる女の子は全く会ったことがない
ねえ。

197:どこの誰かは知らないけれど
15/06/17 04:23:49.66 H96y4tPq.net
怪獣ファンの女の子、いらっしゃいましたら思い出を語って下さいまし。

198:どこの誰かは知らないけれど
15/06/17 06:04:45.55 7mmZ0Fzw.net
一人称の「拙者」が、とてもオタ臭くて気持ち悪い

199:どこの誰かは知らないけれど
15/06/17 09:12:48.14 +vhPEcta.net
>>198
そこが昭和のオタクっぽくていいんじゃない
そんな事より話がすげー興味深い

200:どこの誰かは知らないけれど
15/06/17 13:05:37.66 4cWY6cVc.net
何歳か教えてくれんのかいな?

201:どこの誰かは知らないけれど
15/06/17 13:09:02.76 PnbcpZ6V.net
マグマ大使の生理的な不気味さ
ウルトラマンが明るい近未来の科学的な時代の雰囲気を持ってるのに対し、
マグマ大使は当時の日常の一般家庭が描かれている。それはいいのだが、
マグマにはしばしば生理的に不気味な描写が出てくる。まずはあの人間モドキ。
容貌からして不気味やし、何よりもあの熱線でドロッと溶ける描写が気色わるい。
実際の撮影では寒天を使ってたそうやけど、不気味なイメーヂは大きかった。
続く。

202:どこの誰かは知らないけれど
15/06/17 17:25:15.08 IvrONQ3P.net
兄貴がいる女の子は割りとオープンに怪獣の話をしてたな
その子はマグマ大使は赤いほうがかっこいい!!と言い張っていた。
今では妻です

203:どこの誰かは知らないけれど
15/06/17 19:16:45.79 H96y4tPq.net
マグマ大使の生理的な不気味さ、それはけっこう多い。劇中で「青血病」とか
「ツチラ菌」など不気味なものがいっぱい出てくる。とくに青血病は、当時
学校で特定の子に対して「あいつは青血病だ~!!」とか「青血病が来た~!」
「青血病がうつる~!」とか叫んで逃げ回る。今の時代なら完全ないじめ、差別
事象になるだろうが、あの頃は平気でそういうことをやってたのだ。社会通念
がそういう時代であったということだろう。
マグマ大使では他に、キンドラの回に赤い宇宙カビをさわったおっちゃんの手が
ガイコツになったり、バルザスの有刺花粉映像がやたら怖かったり様々な怖い
場面が出てきた。いちばん怖かったのはまもるのママがルゴス2号に変わってゆく
場面。あれは怖かった。以来、ルゴス2号は見るたびに恐怖を覚える。あんだけ
怖い敵キャラはそうはいるまい。
>>202
 マグマ大使が全身真っ赤だったら、それもまたかなり怖い。(笑)

204:どこの誰かは知らないけれど
15/06/17 20:09:18.32 6FSiuYLh.net
前にもマグマスレに書いたかな?
列車が怪獣に襲われて、乗車してた村上パパが命からがら脱出する場面。
小学校低学年だったけどあの映像が怖くてしばらくマグマ見なかったことがある。
今思えばグロでもなんでもない、怪獣ものなら普通の場面なんだけど、
ピープロの作る画ってなんか生々しい空気感があるんだね。
円谷だと良い意味で生々しさを脱色してる印象がある。

205:どこの誰かは知らないけれど
15/06/17 23:46:29.18 H96y4tPq.net
>>204
 その怪獣はモグネスでしたっけ? あの作品は村上さん一家がしょっちゅう
怪獣や人間モドキなどに襲われるんですよね。一般家庭の市民なのに。まあ
まもる君はマグマ大使を呼べる特別な存在ではありますが。この一般家庭がゴア
に襲われるという身近な怖さがありました。
ピープロ作品はスペクトルマンもそうですが、生活感があるというか生々しい
というか、一種独特の雰囲気があります。その生々しい部分が強烈なイメーヂ
となって我々の心に、記憶に残ったんだと思います。先に書いたマグマ大使の
生理的な怖さもピープロならではのものですね。円谷のウルトラマンはあえて
日常空間から離れた世界観を描いてるから、近未来的でスマートな印象です。
ウルトラマンとマグマ大使はその内容的に、対極の世界を描いてると感じます。
ピープロ作品は第一次怪獣ブームの時は「ウルトラマン」よりちょっとだけ早く
「マグマ大使」を、第二次怪獣ブームの時には「帰ってきたウルトラマン」や
「仮面ライダー」よりちょっと早く「宇宙猿人ゴリ」を放送していて、いつも
怪獣ブームを巻き起こすきっかけを作ってるのがすごいとこだと感じますね。
ピープロは特撮作品のみならず、アニメ作品にも名作を多く生み出しています。

206:どこの誰かは知らないけれど
15/06/18 00:11:17.56 AlOYj72c.net
そのピープロが生み出した、マグマ大使に匹敵するヒーローが「スペクトルマン」
であった。1971年(昭和46年)1月から1972年(昭和47年)3月まで放送された。
マグマ大使と同じく金色のヒーローであるが、最初は「宇宙猿人ゴリ」という
題名で悪役が主人公という異色の作品。その後題名がコロコロ変わり、ようやく
「スペクトルマン」という題名に落ち着く。(悪玉が主人公なのはおかしいと
いう指摘がスポンサー側からあったと聞く)
スペクトルマンの戦いはとにかく「泥くさい」「弱い」「苦しい」イメージが
あった。怪獣にすごく苦戦して引き分けるか、あるいは何度か敗北するケースも
多く、数回にわたって1体の怪獣と対戦してやっとこさ倒せることが多かった。
また勝ってもエネルギーを消耗してぶっ倒れることもしばしば。そういう、
ウルトラマンにはない泥くさい戦いこそがスペクトルマンの魅力であると言える。

207:どこの誰かは知らないけれど
15/06/18 00:34:46.82 AlOYj72c.net
スペクトルマンは第二次怪獣ブームの先駆け的作品であるが、第二次怪獣
ブームは「変身ブーム」と呼ばれたことが特徴的である。それは71年の4月
から始まった伝説的作品「仮面ライダー」の変身という概念が大きかった。
仮面ライダーの特徴はやはり「等身大」のヒーローであったことだろうか。
その影響か、スペクトルマンでは等身大で敵と戦うことも多かったね。
観てる子どもたちは「なんで巨大化しないの?そしたら簡単に倒せるのに」
と思ったものだ。同年の4月からは円谷プロが「帰ってきたウルトラマン」を
放送。ここに、巨大ヒーローと等身大ヒーローの一大バトルが繰り広げられる
ことになったわけである。
当時のマスコミはこの社会現象を「怪獣ブーム」とする一方でこの仮面ライダー
起源の「変身ブーム」であるとも捉えていた。前回のブーム時と異なるのは今回
のブームでの子供たちの嗜好が「等身大変身アクション」に傾いていったことが
特徴だった。一世を風靡した「変身」であるが、仮面ライダー当初の旧1号編
では明確な変身ポーズはまだなかったことは周知のとおり。

208:どこの誰かは知らないけれど
15/06/18 08:40:59.13 RHa8B8MH.net
スペクトルマンは他の特撮作品に比べて残酷描写が際立っていた。
怪奇大作戦もかなり残酷描写があるが、あれよりも生々しく恐ろしい残酷描写が頻出。
ラーの暴力シーンにしても容赦がない。
70年代前半当時のテレビは暴力描写、性的描写、社会的弱者に対する描写等に対して
今より全然規制が緩かったから自由にやっていたのだろう。
ゴールデンタイムのお笑い番組でヌードが出てきたりする場合もあったぐらい。
当時のPTA等からはスペクトルマンにそれほど苦情や批判はなかったのだろうか?

209:どこの誰かは知らないけれど
15/06/18 13:02:23.98 AlOYj72c.net
>>208
 あの当時は特撮番組やアニメ、雑誌の漫画にもかなりの残酷描写がありま
したね。人間を切り刻んだり身体障害者をことさらに晒し者にするようなもの、
そんなのが身近にいっぱいあふれていました。しかし当時の社会通念では
そんなものは当たり前だとして、規制されたり批判されたりすることは
ほとんどなかったように思います。(漫画「アシュラ」などがあまりにも残酷
すぎるという話題になったのは覚えてますが)
スペクトルマンの場合も、当時苦情や批判があったことは覚えがありません。
あの当時の時代がそれを許してたんでしょうね。今の時代なら絶対に放送
できないような場面がいっぱいあります。ただ特撮作品の場合は「しょせん
作りものじゃないか」という風潮があったのも事実。まあ昔あったちょっと
過激なお化け屋敷的な感覚ではないかと思います。「見せ物じゃん」という
感じですね。
まあ考えようによっては、そういう残酷な場面を観た子どもたちが悪に対する
憤りの強い心を持ってくれたのだと思えば、少しは救われるでしょうか。悪は
こんなに酷いんだ、残酷なんだということをこれでもかというくらいに見せつけ
て、最後はそれを倒すんだというメッセージ的には今の特撮作品よりもはるか
に強いインパクトがあったかも知れません。個人的には当時の残酷描写、けっこう
冷静な眼で観てたと思います。そういうものから世の中の醜い部分を知った
とも言えます。今の時代は何でもかんでも規制規制で、ちょっと過保護すぎる
一面もないとは言えませんね。

210:どこの誰かは知らないけれど
15/06/18 13:32:10.52 AlOYj72c.net
>>208
「怪奇大作戦」は、このトピ内ではまだ語られていない1968年(昭和43年)
9月~1969年(昭和44年)3月までの放送でした。ウルトラマンを作ってきた
円谷プロが新路線を模索して制作した作品でしたね。ちょうどこの頃は妖怪
ブームで怪奇路線が人気でした。作品内では近未来的な科学技術による殺人
事件が描かれて、陰惨でグロテスクな描写もけっこうありました。しかし
円谷プロのそういうシーンはどこかしらカラッとしてて、ドロドロした残酷
なものではなかったように思います。やはり円谷プロの作品はどれも「科学」
という世界観を前面に出しているので、その点が明るい作風になるのではと
推測します。怪奇大作戦はけっこう印象的なお話も多く、「京都買います」や
「白い顔」などはいいですね。唯一、人権問題の視点から「狂鬼人間」だけが
現在欠番になってますが。予算的にも恵まれたこの怪奇大作戦ですが、視聴率
は20%超えてたが当時の合格ラインは厳しくて1クールで終了となってしまい
ました。2007年と2013年にリメイクされていますね。

211:どこの誰かは知らないけれど
15/06/18 14:51:32.87 AlOYj72c.net
話は昭和42年の10月1日に戻る。
この日は記念すべき「ウルトラセブン」の第1話が放送された日。学校では
新しいウルトラマンが(まだウルトラセブンという呼び名は定着していない)
始まるということでみんなワクワクしてたなー。姿と形は雑誌の記事で見て
いたが、動く映像で観るのは初めてである。
いよいよスタート。最初はウルトラ警備隊の隊員紹介から始まる。おお、なか
なかカッコいいではないか。女性隊員も可愛いな。人間蒸発事件が起こり謎の
黄色い服を着た風来坊が現れる。もしかしてこの人が主人公なのか?
「ものほし・だん」? ヘンな名前やな。(そう聞こえた) コンビナートが
爆破されキュルキュル言う宇宙人が出てくる。「地球人なんて昆虫のようなもの
だ」 いやいや、お前の方がよっぽど昆虫みたいやぞ。そしたら黄色いおにい
さんが白い怪獣を出す。しかし強そうな怪獣ではないな。案の定すぐやられる。
空中に飛び上がったおにいさんの眼に赤いサングラスのようなものが飛んでくる。
出た~~ これがウルトラセブンなのか? そのセブンらしき者、巨大化せず
円盤に入ってゆく。キュラキュラ宇宙人が出た! 赤いセブン、頭から何かを
ちょん切って投げつける。宇宙人スパッと・・・ え?これで戦い終わり? いや
たぶん巨大化して光線吐いて出てくるんだ。赤いヒーロー、巨大化して飛んで
ゆく。「あ、あれは何ですか~、あれは」おまわりさんが叫ぶ。名前はないん
かい? 戦いは終わった。え?え?これで終わり? なんともあっけない勝負。
ラスト、さっきの風来坊がウルトラ警備隊に入ることが語られる。
正直な話、ウルトラマンの後番組として大いに期待してた僕らにとっては、
大変つまんない第1話であった。後年のウルトラシリーズ最高傑作という評価
なぞ、この時は知るよしもない。ヒーローが活躍してくれないと子どもは不満
なのである。欲求不満でスタートしたウルトラセブンであった。
円谷英二氏がセブンの第1話を観て「面白くないなあ」と言ったというエピソード
を聞いたことがあるが、さすがわかっていらっしゃった。

212:どこの誰かは知らないけれど
15/06/18 15:40:19.10 AlOYj72c.net
ウルトラセブンの欲求不満はしばらく続く。とくに初期。
・ワイアール星人=巨大怪獣っぽくて少しは健闘したな。アンヌ隊員が初めて
 赤いヒーローを「ウルトラセブン」と呼んだ。アンヌさんえらい!
・エレキング=朝日ソノラマのソノシートでは京浜コンビナートの大破壊がある
 のだが、TVでは湖にまったりと住んでるだけ。セブンがちょっとだけピンチ。
・ゴドラ星人=巨大化したのに敵前逃亡するとは何ごとだ! 卑怯者め~
・ビラ星人=エイのお化けみたい。どこからどうみても弱そう。
・ペガッサ星人=戦いはアイスラッガー、カッキーンだけで終わり・・・か。
・キュラソ星人=セブンが飛んだ数秒だけ。戦いはなーし。なんじゃこりゃ。
以上、巨大宇宙人との大都会での大激闘を期待してた当時の少年にとっては
肩すかしのようなお話ばっかし。当時は高尚なストーリーに注目するような
ことはなく、ヒーローや怪獣の出番がちょこっとなのは大いに不満だったの
よねえ。

213:どこの誰かは知らないけれど
15/06/18 15:45:19.44 uepPhsQm.net
私は、対ゴドラ星人、ペガッサ星人、キュラソ星人などセブンが等身大で活躍する話が新鮮で好きだな。
メトロン星人とも等身大のままで決着して欲しかったよ。

214:どこの誰かは知らないけれど
15/06/19 02:59:37.82 N0mTwELz.net
>>213
 等身大で宇宙人と戦うことが多いウルトラセブンですが、あの頃はまだ
「新しいウルトラマン」という感覚で観てましたね。だから巨大怪獣(巨大
宇宙人)が出てきて巨大ウルトラセブンと戦うのが当然だと思い込んでました。
だから等身大で戦うセブンにはもの足りないという感覚があったのだと思い
ます。実際の作品コンセプトはウルトラマンとは大きく異なっているのですが、
当時の子どもたちはウルトラマンと同じなんだと思い込んでた子が多かった
ように思います。なのでセブンの世界観に慣れるのには少し時間がかかった。
巨大怪獣のブームはこの年の終わり頃あたりからだんだん去ってゆくわけですが、
セブンはそれを見越していたともとれますね。このウルトラセブンという作品
はウルトラシリーズの中ではけっこう異色作だと感じます。単に巨大ヒーロー
が敵を倒す物語ではない。当時の子どもたちにとって、セブンの真の魅力を
知るのはずっと大きくなってからだった、リアルタイムでセブンを観てた
僕らにはそんな気がします。

215:どこの誰かは知らないけれど
15/06/19 12:18:39.92 x2jsZwAc.net
セブン初期の等身大宇宙人は味わいがあって好きですよ。後半になるともう
名前も分からないような宇宙人が出てくるので、個人的には初期の宇宙人が
いいです。ペガッサ星人とセブンの痛切な会話シーンなど、バックにかかる
音楽も相まって名シーンやと思います。
ただそれは大人になってセブンを観直してみた結果の感想であって、放送
当時に僕ら子どもたちがリアルタイムで観ていた感覚とはまた違うんですよね。
小学校低学年だった僕らには、「あんましヒーローが活躍してくれないなあ。
巨大化してもっとバンバン怪獣を倒してほしいなあ。」と感じたわけでして。
これ、当時セブンを観てた小学校高学年~中学生くらいのお兄さんだったら
また違った感想を持ったかもしれません。昭和30年以前生まれの人ならセブン
を観てた人も多いのではと思いますね。その人に感想を聞いてみたいです。

216:どこの誰かは知らないけれど
15/06/19 12:47:25.19 x2jsZwAc.net
円谷プロが「子どもだけでなく大人のファンにも納得してもらえるような」
作品づくりを目指していたのは確かだろうね。それはすでに「ウルトラセブン」
や後の「怪奇大作戦」「マイティジャック」などを観ても感じる。ただ、それが
うまく成功したと言えないところがつらいね。あの当時って、特撮番組は子ども
のものだろうっていう風潮が大きかったと思う。

217:どこの誰かは知らないけれど
15/06/19 12:57:22.60 x2jsZwAc.net
さて、時代は進み昭和43年に。この年になるとさすがに怪獣ブームにもかげり
が見える。ウルトラセブンは放送中だったが、1月に始まった「ゲゲゲの鬼太郎」
3月にスタートした「巨人の星」の影響もあって世の中はスポコンブーム、妖怪
ブームへと移ってゆく。そんな中で新機軸の特撮作品も誕生する。

218:どこの誰かは知らないけれど
15/06/19 13:48:24.06 rSgtM/5Y.net
このスレは誰かが連載してるのかい?おっちゃん

219:どこの誰かは知らないけれど
15/06/19 17:15:55.12 vuSCFwGW.net
>>216
大人向け作品作りに変更して、うまくいかなかったのは日本だけじゃなかったね。
「サンダーバード」は大好きだったが、ドラマ部分にやや不満があった。
「人形部分を俳優でやればもっとリアルでゴージャスになるじゃん」と考えてた。
だから「謎の円盤UFO」が始まったときは「待ってました!」と大いに期待したさ。
メカも特撮も、1980年の近未来の時代設定やコスチュームも斬新で良かった。
「クリアファイル」なんてそれまで見たことなく、これがやたらカッよくて、
後年、文房具で出回った時購入し、「おお、『謎の円盤UFO』みたいじゃん!」
ただ、ドラマ部分が盛り上がらないんだな、テーマが暗めで、私的なトラブル
「家庭のもめごと」「愛人問題」…そういうのが大人向けってことなのかなあ?
「サンダーバード」や「スティングレイ」の、からっとした楽しさがなくなった。
大人になって「サンダーバード」を観ると、逆に人形の部分、キャラクターの魅力が
面白く感じて、「こっちの方がかえって『大人向け』じゃないかW」と思った。

220:どこの誰かは知らないけれど
15/06/20 03:19:36.15 POh3FDyn.net
>>219
 「謎の円盤UFO」(1970年)はドラマ的に出来のいい話とそうでない話
の差が極端でしたね。発狂石のお話などは撮影スタジオのセットがそのまま
劇中に出てきて興味深かった。登場メカもスカイダイバーとかカッコよくて
当時バンダイのプラモも買いました。
 これむずかしい問題なのだけど、サンダーバードの人形劇部分を実際の人間
でやったら素晴らしいものになると思いがちですが実際はそうではないようです。
サンダーバードはあのスコットやバージルが乗ってるからこそメカも引き立つ
のであって、人形が演じるからこそ人間臭い暗い部分が全く出なかったことが
逆に魅力的。スーパーマリオネーションは素晴らしい特撮であると思いますね。
あの人形は人間以上に個性的でキャラクターが強烈。あの作品、もしも人間が
演じてたらあれほど個性的なキャラクターは描けなかったと思います。

221:どこの誰かは知らないけれど
15/06/20 03:20:56.68 POh3FDyn.net
>>218
 そうなのら。遠大な昭和特撮回顧録になってるざんすよ。

222:どこの誰かは知らないけれど
15/06/20 03:52:02.36 POh3FDyn.net
「サンダーバード」の話題が出たところで、当時のサンダーバード・ブームを
振り返ってみよう。日本での発放送はNHKで1966年の4月スタート。この時は
まだ日本語版の主題歌は付いてなかったんじゃないかな。その後1967年7月から
TBSで放送。
あの頃すごかったのは、イマイのサンダーバード・プラモの一大ブーム。男の子
は必ずサンダーバードメカのどれかのプラモを持ってたように思う。いちばん早く
発売されたのは2号で、最初の箱絵は小松崎茂氏ではない。いちばん人気があった
のも2号で、あのコンテナ着脱のギミックはプラモ向きの素晴らしいものだった。
価格的にいちばん高価だったのは5号で、ドームランプを点灯させながらアンテナ
回転させ、地球のスタンドの上をゆっくり回転する姿にはしびれた。このモーター
板は長らく再販がなかったが、近年アオシマから復刻発売されて当時のギミックを
再現できる。1~5号以外のメカで人気だったのがジェットモグラタンク。
これもモーター版はドリル2段回転、モグラ部とキャタピラ部を連結させて走行
できるという素晴らしいギミックの模型。当時のイマイの技術はすごかったが、
資料が乏しかったため社員はサンダーバードの放送が始まるとテレビの映像を
写真に写したりして模型の原型制作の資料にしたと聞く。なので最初に発売
された2号はエアインテイクの形状が実際のプロップとは異なっている。まあ
当時の僕らにはそんな細かいことはどうでもよく、サンダーバードプラモを
持って行って友だちの家で遊んだものである。

223:どこの誰かは知らないけれど
15/06/20 04:16:22.32 POh3FDyn.net
サンダーバードと並んで話題になる、スーパーメカが活躍する作品が
「海底大戦争 スティングレイ」である。放送はサンダーバードよりも早く
1964年9月~1965年3月の放送。第10話からタイトルが「トニー谷の海底大戦争」
になり、当時人気のコメディアン、トニー谷によるオリジナルにはないナレー
ションが加えられた。このナレーションがもう大笑いもので、爆笑作品となって
いた。拙者はこの初回放送は観てなくて再放送で観たのだが、原子力潜水艦
スティングレイのカッコよさにはしびれた。ライバルの敵メカにメカニカル・
フイッシュというのもおったが、これらは当時ミドリというメーカーからプラモ
が出ていた。この頃は海洋SFものも流行っており、当時は船や潜水艦のオモチャ、
プラモが多く出てた。それらの多くは川や池で走らせていた時にそのまま沈没して
しまったものも多かったなあ。

224:どこの誰かは知らないけれど
15/06/21 00:24:05.74 IxSRk4bX.net
ウルトラセブンは当時、ヒーロー的にはもの足りない面もあったが、スーパー
メカはカッコよかった。とくに3機に分離合体できるウルトラホーク1号、宇宙
ロケット・ホーク2号、そしてユニークなデザインのホーク3号、スーパーカー
のポインター、潜水艦ハイドランジャーと充実していた。いずれもマルサンから
プラモが発売、全部買ったものだ。ただしホーク1号のモーター版はβ号、γ号
を乗っけると重くてなかなか走らなかった。ホーク3号はミステリーアクション
機構のモデルで、走行がランダムで不思議な走り方をした。
マルサンからはキャプテンウルトラのシュピーゲル号やシルバースタア、キャプ
テンやハック、ジョーなども出ていた。
これに対抗してイマイのサンダーバードシリーズ、そしてミドリのスティングレイ
やシービュー号のプラモなど、昭和42年はスーパーメカのプラモが店にあふれて
いたのである。近所の駄菓子屋にも所狭しとプラモが並べられ、よく買いに行った
ものだ。

225:どこの誰かは知らないけれど
15/06/21 10:13:36.05 2mmwTYyG.net
「ま、マルサン倉庫・・・・爆発・・・炎上・・・・」
「マルサン倉庫、爆破?炎上!?」

これ、スポンサーへの皮肉だったのか、今考えると・・・・・

226:どこの誰かは知らないけれど
15/06/21 12:48:54.56 IxSRk4bX.net
>>225
 ああ、ウルトラセブンの「明日を捜せ」の中のセリフですね。これは皮肉
というよりも宣伝では?(笑) しかし昭和43年にマルサンは倒産してしまい
ます。その未来を予見してのセリフだったとしたらすごいことですが。

227:どこの誰かは知らないけれど
15/06/21 17:43:34.45 IxSRk4bX.net
昭和43年4月6日からスタートした一大番組があった。
その名は「マイティジャック」 (Mighty Jack、通称=MJ) 万能戦艦マイティ号
に乗り込み、科学時代の悪、Qの野望を打ち砕く秘密組織MJ( マイティ
ジャック)の隊員たちの活躍を描いた物語。
東宝映画「海底軍艦」から発展し同じ円谷英二特技監督で企画されるも未製作
に終わった「空飛ぶ戦艦」(1966年)が元になっていて、円谷英二氏は本作に
並々ならぬ熱意を傾けた。しかし内容に関しては主演の二谷英明氏と円谷プロ
との意見の相違や平板な脚本などの影響で視聴率はふるわず13話で打ち切り。
しかし全13話の放送終了後「戦え! マイティジャック」に改題され同年7月6日
から全26話が放映された。
まあ視聴率的には大敗したこの作品だが、その魅力は万能戦艦MJ号の特撮
シーンに凝縮されていた。ストーリーそのものよりも、空を飛び海に潜る巨大
未来戦艦が大きな魅力であった。冨田勲氏の勇壮な音楽は特撮作品史上ベスト
ではないかと思われるほどの最高傑作。艦が浮上する場面で水が飴のように
うねり、そして空に舞い上がってゆくMJ号の勇姿は、当時の僕らの心に強烈
な印象を残したのだ。

228:どこの誰かは知らないけれど
15/06/21 19:00:38.92 IxSRk4bX.net
マイティジャックは基本的にスパイもので、それにスーパーメカものが合体
した異色作であり、この両者は水と油のような感じでうまく融合しなかった。
そのため前半部が退屈であり、MJ号が出てくるまでにチャンネルを変える
子が多かったのではと思う。
怪獣もいいのだが、スーパーメカ大好きの拙者としてはこのマイティジャック
は素晴らしい作品であった。ス-パー戦艦が空を飛んだり海に潜ったりするの
を見るだけで幸せであった。このMJ号(呼称は「エムジェイごう」と「マイ
ティごう」の2とおりあるが、個人的にはエムジェイ号の方が好き)だが、
メタリックブルーシルバーグレーの船体色に鮮やかなイエローの帯が美しい。
デザインは成田亨氏の手によるスマートでシャープなイメージ。どの角度から
見ても見栄えがする。例によってイマイからプラモが何種も出たので買いまく
った。ただし車輪をつけて地上を走り回る姿だけは許せないのでデェスプレイ
タイプに改造した。
2012年に開催された「館長 庵野秀明特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」
では原口智生氏による3メートルサイズの復元ミニチュアが展示された。これは
観に行ったが、MJ号のミニチュアは圧倒的な迫力と美しさで、しばらくはその場
から動くことができず30分以上眺めていたものだ。

229:どこの誰かは知らないけれど
15/06/21 19:14:01.04 IxSRk4bX.net
昨年MJ号の模型がEX合金などでいくつか発売されたが、プロポーション
的に最もよくできていたのは特撮リボルテックのもの。イマイのプラモデルの
プロポーション上の欠点は艦橋から先端部までの長さが短いこと。これだと
どうしても寸詰まりに見えてしまう。実際のプロップはこの部分がけっこう
長くスマートな印象。この点を見事に再現してたのが特撮リボルテックの製品。
またカラーリングが美しくきれいにできている。MJファンの方、ぜひ買ってね。
個人的にはもっとでっかいMJ号もほしいのだが、プロップの忠実な再現で有名
な某工房で1mサイヅの製品が企画中とのこと。ぜしとも早く見てみたいものだ。
なおMJ号にラジコンを搭載して水上を走らせてるマニヤの方の映像を観たこと
がある。形状的には無理だろうけど、ラジコンで空を飛ばせてみたいものである。

230:どこの誰かは知らないけれど
15/06/21 19:20:51.35 aw8QL5LW.net
乏しい小遣いの中から、マイティジャックのプラモをいくつか買ったさ、
当時、自宅の風呂で目の前に浮かべて、妄想を膨らませて楽しんでた。
音楽もかっこいい…ところが、毎週観ててもなかなか「はじまらない」
結局「はじまらないまま終わった感」が今だに残ってる作品。
最近、二谷さんのせいとする風潮もあるが、そんなもんじゃないだろ!

231:どこの誰かは知らないけれど
15/06/21 20:54:12.62 Gs8BaJoc.net
強い思い入れがあるのはわかった
だが、全体的には、子供に支持されなかった作品という事実は受けいけなければならん
おれだって、自分的にはツボだったけど、
世間一般には受け入れなかった作品はある

232:どこの誰かは知らないけれど
15/06/22 01:27:55.95 0eF+5jMo.net
リボルテックのMJ号は中に敵艦を収納する謎仕様

233:どこの誰かは知らないけれど
15/06/22 01:43:30.73 e3po60jh.net
この作品はターゲットが子どもだけでなく年齢層の高い子ども世代、あるいは
大人をも含めてたと思うね。特撮作品は怪獣やウルトラマンだけじゃないんだ
ということを示したかったんだと思う。だけど作品のできばえが今ひとつで、
結局子どもにも大人にも支持されなかったという不運はある。けれど、新しい
ものを生み出そうという気概は感じられた。世間一般にはヒットしなかったが
自分だけは夢中になった作品ってあるよね。そういう作品があるということは
新しい見方をしてた自分がいたということで、誇りに思っていいんじゃないの。
マイティジャックは現在ではけっこう評価されている一面もあるし、放送当時
はまだ時代が作品に合わなかった、追いついていなかったという考え方もある。
個人的には、世間でヒットしたかどうかなんてあまり気にしない。自分が素晴ら
しいと思う作品にめぐり逢えたならば、それは幸せなことだと思うよ。

234:どこの誰かは知らないけれど
15/06/22 02:00:51.38 e3po60jh.net
>>230
 当時、そういう子どもたちも多かったことでしょう。自分もその一人かも。
しかしMJ号は今も私の机の上で鎮座してるし、いまだに私の心の中で飛翔
している。作品の出来不出来はいろいろ原因があると思うけど、今さらそれを
追求しても仕方ない。それよりも当時自分が夢中になったあの気持ちを、自分
の生きる希望にしていけばいいと思いますよ。それこそが特撮作品の持ってる
大きな夢だと思うので。
>>232
 リボルテックは可動部分が売りのシリーズなので、どこかにギミックを入れ
たかったんでしょね。まあしかし艦橋内に敵潜水艦シャークスが入ってると
いうのはご愛敬ですな。制作者の遊び心。

235:どこの誰かは知らないけれど
15/06/22 13:13:27.90 XFpa92jY.net
マイティジャックは「戦え!マイティジャック」に変わってからの方が円谷
プロらしくて面白いという意見が多いね。まあこっちは怪獣は出るわミイラ
や大ワニは出るわで、もう開き直った感がするぶっ飛んだ内容になっている。
個人的に好きなのは「マイティ号を取り返せ!」の前後編。ゲストに森次さん
を招いての一大娯楽巨編。森次さんの役名が弾超七で、MJ号の修理に胸から
赤いペンチをさっと取り出すなど、セブンのオマージュになっている。30分
番組になったのでテンポの良さが出て展開もスピーディになった。最初から
こういう内容で放送してたら視聴率も好かったかも知れないが、この路線変更
はやはり円谷プロとしては不本意だったかもね。

236:どこの誰かは知らないけれど
15/06/22 18:22:20.17 XFpa92jY.net
マイティジャックは「防衛」「建設」「救助」を目的として民間企業の出資で
設立された組織であるから、Qと戦うだけでなくサンダーバードのような救助
メインのお話があってもよかったと思う。スーパーメカは単にドンパチ敵と
戦うだけでなく困ってる人々を救うというのも立派な仕事。サンダーバードは
その点を実に細かくリアルに描いていた。潜水艦の戦いでは原潜シービュー号
の特撮が素晴らしい。SF戦艦メカはどれもいいね。

237:どこの誰かは知らないけれど
15/06/22 20:14:54.02 8zQcNnu0.net
原潜シービュー号 は好きだったなあ。
とくにおおきな事件がなくとも、ピッコーン、ピッコーンと
海中を潜行してる感じだけで楽しい海中の旅が感じられて心が癒された。
マイティジャックもあんなふうなゆったりした演出が出来たらよかった。

238:どこの誰かは知らないけれど
15/06/22 23:34:09.55 e3po60jh.net
「原潜シービュー号 海底科学作戦」(昭和42年より第2シーズンが放映)
「これは、科学の粋を凝らして作られた原子力潜水艦シービュー号の、21世紀
の世界を探る海底科学作戦である!」
わくわくするオープニングナレーションで始まるこの海洋特撮ドラマ、原子力
潜水艦シービュー号の特撮は素晴らしかった。それもそのはず、巨大なミニチュ
アを実際の水に沈めて水中撮影されていたのだ。手間ひまかかるこの手法は珍し
いものである。まあこの作品は近未来的なカッコいいシービュー号とリアルな
水中特撮のみが売りであると言えよう。お話の方は初期はまあまともな話が多いが
だんだん怪獣や巨人や亡霊や人造人間など何でもかんでも出てくるようになり、
奇想天外荒唐無稽なストーリーが続出した。
シービュー号はデザインがけっこうカッコよかったし、映像がリアルで本当に水中
にいるような気分になった。何よりもあの「カコーン」という水中ソナー音は
すごく臨場感があっていまだに耳に残っている。このシービュー号、ミドリから
何種類もプラモが発売され人気だった。しかし参考にしたプロップが映画版の
ものだったため、2段窓のものしか出なかった。モーター版は防水部分が水漏れ
しまくり、お世辞にもうまく水中走行したとは言えなかったものである。

239:どこの誰かは知らないけれど
15/06/22 23:46:58.76 e3po60jh.net
このシービュー号、放送当時はコグレ、ミドリのプラモしか手に入らなかった
のだが、近年メビウスモデルから素晴らしいできばえのプラモが発売されて
いる。TV版、映画版の2種あり、その大きさは何~と1メートル!
今わが家の玄関に飾ってあるが、何といっても大きいので大迫力。しかもディ
テールやプロポーションはプロップそっくり。素晴らしい。同じシリーズで
飛行艇フライングサブも出ている。このシービュー号のプラモを抱えてプール
に入れば、劇中に登場する海底の巨人になった気分。(笑)
ほんまにいい時代になったものだ。

240:どこの誰かは知らないけれど
15/06/23 00:41:46.94 oauCnoPY.net
昭和43年は大映の2つの有名な妖怪映画が公開されている。
「妖怪百物語」と「妖怪大戦争」である。妖怪百物語は3月の公開で同時上映
は「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」。油すましや大首、からかさやのっぺらぼう
などの妖怪が画面狭しと活躍する。人間、とくに悪人を驚かすがその心は
正義の心を持っている。ラストの百鬼夜行シ-ンは素晴らしい名場面だった。
個人的にはからかさがお気に入りで、紙で模型を作った。
妖怪大戦争は12月の公開で同時上映が「蛇娘と白髪魔」(こっちも怖い)
西洋の大妖怪ダイモンと日本妖怪連合軍との一大決戦。こちらの作品は百物語
のようなおどろおどろさはなく、勧善懲悪の怪獣対決作品のようになっており、
実に楽しく面白い作品であった。しかし妖怪ダイモンは実に怖く、その眼は
大魔神にも入っていた橋本力氏のおっそろしい目玉であった。
この年はアニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の第1シーズンが放送され、妖怪ブームの
年と言われた。その世相を反映してか、この年には「怪奇大作戦」「バンパイヤ」
「河童の三平 妖怪大作戦」などの怪奇ものが放送されている。

241:どこの誰かは知らないけれど
15/06/23 13:42:24.93 1a/rwaZD.net
>>238
 シービュー号は怪獣や敵に襲われてよくやられてたね。艦内がグラグラっと
揺れて乗組員がよろめいたり転がったり。その時に必ず計器類からバチバチッ
と火花が出る。このピンチシーン、何度見たことか。リアルではあったけど。
で、よく航行不能になって海底に沈んだりしてた。ほとんどは修理されて動く
ようになるのらが、一度だけ全く動かなくなって海底に横たわったまんまで
終わるという悲惨な話があったと思う。
このシービュー号、ミドリのプラモでは濃いブルーだったのでそういう色だと
思いこんでいる人も多いが、実際の色はグレーである。

242:どこの誰かは知らないけれど
15/06/23 14:07:13.84 1a/rwaZD.net
>>240
 妖怪百物語は全体の雰囲気が怖かった。おいてけえ堀で釣った鯉の血が
洗っても落ちない娘がろくろっ首に化けるのは気色悪かった。怖い作品の
一つである。ガメラ対バイラスは予算が減ったので怪獣対決の舞台がひとつ
だけになってしまった。バイラスにお腹を刺されるガメラが可哀そうでならぬ。
今の時代だったらNGになるであらう場面。この映画から有名な「ガメラマーチ」
が流れるようになった。バイラスの円盤は美しくグッドなデザイン。
 妖怪大戦争はダイモンは怖いが、日本妖怪はみなコミカルに描かれている。
作品的にはなかなかよくでけている。当時、駄菓子屋で油すましやからかさの
プラモを買ったものだ。5円ブロロマイドもいっぱい集めてたね。
特撮ではないがこの年にはあの有名アニメ「妖怪人間ベム」もスタートして
いる。昭和43年はまさに妖怪が子どもの心を奪った年であった。

243:どこの誰かは知らないけれど
15/06/23 17:57:59.45 1a/rwaZD.net
>>240
 「河童の三平 妖怪大作戦」と「バンパイヤ」はいずれも1968年10月の放映
スタート。河童の三平の方は金子吉延氏と牧冬吉氏の青影、白影コンビが再び
コンビを組む。ほんわかムードの二人ではあったが、お話の方は母親が記憶喪失
にされて人力車に乗せられてさまようシーンが妙に怖かった。出てくる妖怪も
怖いのがいた。
 「バンパイヤ」は水谷豊氏の事実上のデヴュー作。原作者の手塚治虫氏も
出演している。実写とアニメの合成作品で、トッペイがバンパイヤに変身する
場面がリアルである。その時に使った金色のコンタクトを水谷氏は今も持って
いるらしい。主題歌はカラオケに入ってるので歌いたい人は歌ってみて下さい
ませ。ワォ~~~~~~~ン!!

244:どこの誰かは知らないけれど
15/06/24 18:15:45.69 1mlcvsXi.net
話はいったん昭和32年に戻る。
個人的に、長いこと月光仮面(昭和33年)が日本初の特撮ヒーローだと思い
込んでいた。しかしながら、その前年に劇場版で「スーパージャイアンツ」が
制作されていたのだ。演じるは先年亡くなった宇津井健氏。全身を白いタイツに
まとい、地球に原水爆実験を直ちにやめるよう説得に来たエメラルド彗星の偉大
な人である。チラッと映像を観たことがあるが、宇津井さんはなかなかよく
アクションをがんばっていた。股間のモッコリを強調させながら(笑)敵を倒して
ゆくその姿はものすごくカッコよかった。映画は人気シリーズになり何作も続いた。
そのモッコリは翌年の月光仮面に引き継がれた。(笑)

245:どこの誰かは知らないけれど
15/06/25 09:30:27.84 /hn9FV+E.net
タイムマシンで昭和43年に帰還。
この年の特撮映画は妖怪ものの他に「怪獣総進撃」「吸血鬼ゴゲミドロ」
「昆虫大戦争」「吸血髑髏船」、外国作品では「2001年宇宙の旅」
「猿の惑星」などがある。
中でも怪獣総進撃は面白かったね。なんでも東宝がゴジラシリーズを終わりに
しようとしてたがゴジラの息子がヒットしたためシリーズが継続されたのがこの
作品。これまでの東宝映画登場怪獣が一同に集結している。ストーリーもテンポ
よく、登場スーパーメカのムーンライトSY-3号も実にカッコええのだが、唯一
許せない点が。「地底怪獣が凱旋門を破壊しております!」というアナウンスが
あるのに、なんで出てくるのがゴロザウルスやねん。あんなん地底怪獣でも何でも
ないじゃん。地底怪獣ならバラゴンでしょ。まあれは特技監督の有川さんが
ゴロザウルスがお気に入りだったためらしいけど、拙者はゴロ好きじゃないねん。
平成ゴジラもそうやけどどうもあの安丸さんの造型は好きになれない。あのシーン
で凱旋門を壊すのはやっぱしバラゴンであってほしかった。これだけが残念。
映画の出来は最高によい。

246:どこの誰かは知らないけれど
15/06/25 13:44:20.18 5P/2i3NL.net
当時は吸血鬼ゴケミドロって、どの層が見に行ってたの?
ギララの次に制作つー事で、普通は怪獣映画と思うんじゃないのかな
見に行った子供は相当のトラウマを負ったんじゃなかろうか

247:どこの誰かは知らないけれど
15/06/25 14:07:16.32 ZZ9DAsRM.net
ゴケミドロは深夜に見たことがあるな

248:どこの誰かは知らないけれど
15/06/25 17:42:35.58 /hn9FV+E.net
「吸血鬼ゴケミドロ」ねえ。昭和43年8月の公開。名前からして怖そうですねえ。
拙者は当時、観ていません。存在も知らなかった。後年TVで観たら、まあ
なんと気色の悪いこと。あの額の割れる「雪の降る町を」を歌ってるおっちゃんが
狂気じみてて怖いのよ。こんなん当時劇場で観たらションベンちびるで~
特撮はピープロが担当してるのね。ゴケミドロの円盤が宇宙猿人ゴリの円盤
に流用されたのは有名な話。
同じく松竹で制作された「昆虫大戦争」は11月の公開。こっちは観に行ったけど
巨大怪獣が出るわけでもなくよく分からない作品だった。高度に知能を持った
昆虫が人間を襲うというお話のようだが出てきたのは普通のスズメバチのような
虫で、怪獣が出ないともの足りなかった。

249:どこの誰かは知らないけれど
15/06/25 18:41:02.09 /hn9FV+E.net
68年7月の東映まんがパレードは「太陽の王子ホルスの大冒険」がメイン作品。
当時これ観に行ったけど、高尚な内容だったためほとんど覚えていない。よく
覚えてるのは同時上映のウルトラセブンとゲゲゲの鬼太郎だった。セブンの方は
「空間X脱出」ベル星人の回をそのまま上映したもので、カラーでウルトラセブン
を観たのは初めてだったと思う。この回に出てくるグモンガと東宝のクモンガが
ごっちゃになってよく間違えた。鬼太郎は有名エピソード「大海獣」の巻。
前年の67年7月の時はキャプテンウルトラの「バンデル巨人あらわる」が上映され
た。大画面で観るカラーのキャプテンウルトラは美しかった。あの頃、カラーテレビ
がだいぶ普及してきてたとはいえ、わが家にカラーテレビが来るのはもう数年あと
のことである。

250:どこの誰かは知らないけれど
15/06/25 19:36:11.75 ikM3PHBG.net
>>248 ゴケミドロの併映は「黒蜥蜴」完全に大人をターゲットにしたもの。
昔の新聞の縮刷版に、広告載ってました。
 自分は1977年ごろ、朝日テレビ(現ABC)の朝十時に視ました。
 誰に言っても信用してもらえないのだが、放送から1週間もたたないうちに
また放送したので、怖くて視なかったのですが後で友達に聞いたら
「話、違ったよ。」と言われた。
宇宙船でビデオ発売当時の記事に「~版とは別物。」という記事は見つけたが
雑誌ではない他の文献で、このことに触れたものは全く発見できなかった。
パイロット版を放送したという説が有力だが確認には至っていない。
 どなたか関西で当時視聴した方はいらっしゃらないでしょうか?

251:どこの誰かは知らないけれど
15/06/25 20:12:25.17 VMFJYYxh.net
スゲー濃い話だな
知らないけどこういう談義は好き

252:どこの誰かは知らないけれど
15/06/25 23:01:55.84 /hn9FV+E.net
>>250
パイロット版では毛むくじゃらで三本の腕があるゴケミドロらしいですね。
写真は昔の宇宙船に載ってるそうですが、そのパイロット版が放送されたの
でしょうか? 拙者はゴケミドロはその頃たしかに朝の放送で観ましたがそれ
は映画版と同じものでした。友人の方にどの部分がどう話が違ってたのか詳細に
もう一度聞いてみたらいかがでしょうか。パイロット版はおそらく時間的にも
短いものでしょうし、ふつうはTVで放送される可能性は低いと思うのですが。

253:どこの誰かは知らないけれど
15/06/25 23:33:44.00 /hn9FV+E.net
ゴケミドロは当時の子どもたちにとってもけっこうインパクトのある作品
だったようだね。映画公開当時、多くの小学生が「額が割れて変なものが
入っていくところが怖い」とか「何かが乗り移って吸血鬼になって襲われる」
とか話をしていたそうだ。真っ赤な空を飛ぶジェット機とそこに現れる謎の光。
冒頭のシーンが何ともシュールな映像で不気味である。当初は海藻でできた
怪物をゴケミドロにしていたが体を乗っ取られる系にしたという裏話がDVDの
特典映像に入ってるらしい。
不時着した場所が不明でまるで孤島に不時着したみたいに思わせておいて、実は
街中であったというラストが唐突でびっくり。お話は救いのないラストで終わるが、
個人的には大変怖い映画であり劇場で観る勇気はない。ほんま怖いでっせ~~

254:どこの誰かは知らないけれど
15/06/26 09:18:47.14 rydNc0gF.net
>>250
黒蜥蜴と併映してたの知らなかった
それで美輪明宏と高英男のエピソードにつながるのか
大人向けだったのね

255:どこの誰かは知らないけれど
15/06/26 13:08:51.29 UkmzjtLM.net
昔の特撮映画の併映は普通の映画が多かった。特撮作品オンリーの2本立て
などは珍しかった。(アニメ作品と2本立ては時々あった)
なので普通の映画の時は子どもが退屈して騒いだり走り回ってた。普通の映画
は付添いの大人向けだったのかも知れないが、大人もゆっくり映画を観る
雰囲気ではなかったね。

256:どこの誰かは知らないけれど
15/06/26 17:52:45.84 UkmzjtLM.net
時は流れ昭和44年(1969年)になった。この年は何といっても世界的な一大
プロジェィクト、アメリカのアポロ11号が人類初の月面着陸を成し遂げた。
7月20日、僕らは学校の先生が「みなさん、ちょっとテレビを観て下さい」と
言って観音開きの扉を開け、アームストロング船長が月に降り立つ世紀の瞬間
をこの目でしかと見た。新しい未来がやって来たのだとこの時われは思った。
それからしばらくはまさにアポロブーム。TVで特集番組はいっぱいあったし、
プラモでもいろんなメーカーからサターンロケットやアポロ司令船、月着陸船
などの模型が発売された。タミヤから出た司令船のプラモは後ろにプロペラが
付いててモーターで回転、天井からテグスで吊るしぐるぐる回るものだった。
動かしてたら天井に留めてた部分がポロっと外れ、アポロは壁に激突、大破した。キャ~!
このアポロブームは翌年の日本万国博覧会で最高潮となる。みんなが月の石を
見ようとアメリカ館に殺到することとなる。昭和44年は万博を翌年に控えて国民
が燃えていた時代であった。特撮作品も燃えていた。

257:どこの誰かは知らないけれど
15/06/27 05:21:54.78 QOvhOSoM.net
プラモデルといえばバンダイもキャプテンスカーレットのプラモを発売してた。
確認してるのは100円売りのゼンマイ走行の追跡戦闘車とパトロール車。
同じバンダイのジョー90のマックスカー、サムズカーと同じフォーマット。
100円プラモはバンダイに版権許諾されていて、今井がシルバーセット、レインボーセットになったのはその為。
もしかするとマイティジャックも100円プラモはバンダイに許諾されていたのかも。
こっちは現物は確認できていない。
子供の小遣いで買いやすい価格帯で出せなかったのも昭和43年度今井の不振と無関係ではないと思う。

258:どこの誰かは知らないけれど
15/06/27 10:06:21.02 oO8NFnfv.net
「キャプテンスカーレット」日本では1968年1月同年8月が放送された作品ですね。
森永製菓の一社提供でした。サンダーバードに続くスーパーマリオネーション
ですが、人形の等身がより人間に近くリアルな人形になっています。ミステロン
という姿なき宇宙人との攻防を描きますが、スパイものの要素が強くスーパー
メカの印象はやや薄いです。それでも当時、イマイからパトロール車、追跡戦闘
車、強力装甲車、エンゼル機、クラウドベースなどのプラモが発売されました。
しかしサンダーバードほどの人気は出ず、マイティジャックのプラモとともに
販売不振でのちにイマイ倒産の要因になってしまいました。拙者は当時どちらの
作品もせっせとプラモを買ってた派で、けっこう好きな作品、メカでした。
いちばん傑作だと思ったのは「秘密トレーラー」で、トレーラーの上部のボタン
を押すとトレーラー自体がパタパタッと展開して開き、中から追跡戦闘車が
現れるもの。あれはTVと全く同じギミックで面白かったね。クラウドベース
は壮大な空中基地というイメージで未来感あふれてた。プラモは横幅が小さい。
バンダイの追跡戦闘車とパトロール車は記憶にありませんが、この頃から少し
ずつイマイと共通の作品のメカを発売するようになりますね。バンダイといえば
個人的には「謎の円盤UFO」(1970年)のメカが思い出深いです。スカイダイ
バーやインターセプターなど、SID以外のメカは全部出てました。UFOは
テグスで天井から吊らくっていた思い出が。クルクル回して眺めてましたね。

259:どこの誰かは知らないけれど
15/06/27 11:19:36.46 oO8NFnfv.net
>>258
 そういえば思い出しましたが、当時のプラモで、明らかにキャプテンスカーレット
登場のメカなのになぜか「サンダーバード」と書いてありました。あれはやはり
サンダーバード人気にあやかって売ろうというもくろみだったのでしょうかね。
個人的には追跡戦闘車が好きでした。美しいエメラルドブルーの車体に窓が一切
付いてないちょっと不可思議な車。(操縦者は後ろ向きに座ってモニターを見なが
ら運転)トレーラーとか廃屋とかいろんな所に隠されてて、それを突き破って出て
来るのが爽快。クラウドベースはよくお風呂に浮かべてたね。空中浮遊メカなのに
なぜか水上走行。エンゼル機はなんか女の子の乗り物という印象があって当時は
買わなかったですねえ。
キャプテンスカーレットは日本語の主題歌でなく当初流れてた英語の歌が印象深い。
英語なので歌えないんらけど、メロディはよかった。日本語主題歌はゲーリー・
アンダーソン氏がその出来の悪さに憤慨したという。拙者もこの歌覚えていない。

260:どこの誰かは知らないけれど
15/06/27 11:47:19.53 oO8NFnfv.net
特撮ヒーローの原点といえばやはりこの作品。それは「スーパーマン」
日本では1956年11月から放映開始。主演はジョージ・リーヴス氏でちょっと
おじさん風のスーパーマンであったが、吹き替えの大平透氏のイメージも
ピッタリで大人気。最高視聴率はなんと74.2%! ビックリ。
当時のスーパーマンは劇場作品のスーパーマンのようにふわっと飛び上がる
のではなくて、ダダダダッと反動をつけて窓から飛び出してた。僕らは布団
に向かって両手を広げて飛び込む「スーパーマンごっこ」をよくやったものだ。
このスーパマンであるが、人気が出たジョージ・リーヴス氏が自殺したことに
始まりその後のスーパーマン作品でも出演者やスタッフにいろんな不幸な出来事
が起こったという。これは「スーパーマンの呪い」と呼ばれている。
このスーパーマンがなければ日本の月光仮面やウルトラマンも登場しなかった
かもしれない。偉大な作品である。

261:どこの誰かは知らないけれど
15/06/27 20:46:22.33 oO8NFnfv.net
69年は映画では3月に「ガメラ対大悪獣ギロン」7月に「緯度0大作戦」、8月
に「日本海大海戦」12月に「オール怪獣大進撃」が公開された。ギロンは同時
上映が「東海道お化け道中」。この作品、従兄弟は観に行ってたが拙者は行か
なかった。何となくギロンのデザインが好きになれなかったのかも。観た従兄弟
が「主人公の子が頭を丸坊主にされたのが面白かった」と見当違いな感想を
言っていた。お化け道中は今ひとつだったらしい。
「緯度0大作戦」は後年TVで観た。撮影でゴタゴタがあったらしいが個人的に
好きなスーパーメカ、空飛ぶ戦艦α号が出てたのでよかった。日本海大作戦は
翌年に円谷英二監督が死去されたため、特技監督としては最後の作品となった。
露のバルチック艦隊を迎え撃つ、三船敏郎演じる東郷平八郎元帥がカッコいい。
出演は小泉博氏や田崎潤氏、久保明氏など東宝特撮でおなじみの俳優が総出演。
オール怪獣は低予算作品だが、子どもの夢を描いたジュブナイル作品として観れ
ば傑作かと。怪獣映画として観たら寂しいけどね。これは当時観に行っていない。
この年、サザエさんにタイガーマスク、水戸黄門、NHK大河の天と地となど
が放送スタートしている。どれも面白かった。

262:どこの誰かは知らないけれど
15/06/28 13:43:14.54 R59qhqFo.net
>>259
それは今井が再興した71年~74年頃の商品。追跡戦闘車やエンゼル機など。
71年に今井は「謎の円盤UFO」商品をバンダイとは被らないアイテムで発売しているけど、
これも後にサンダーバードの名を冠することに。
因みにUFOは71年初夏~晩秋に日テレとよみうりテレビで土曜午後3時半より再放送があった
バンダイ模型のインターセプターとUFOはこれに合わせて発売されたと思われる。
玩具の方でもプラモと同サイズのインターセプター、スカイダイバー(フリクション走行)が8月に発売。
やはり一連の21世紀プロ作品こそ後のポピー誕生を促したのではないか?
仮面ライダーのヒットで霞みがちだけどね。

263:どこの誰かは知らないけれど
15/06/28 18:17:38.62 0VaHyico.net
>>262
 プラモにお詳しいですね。イマイのキャプテンスカーレットシリーズは
だいぶ買ったんですが、サンダーバードの名で出た時はさすがに買わなかった
ですね。バンダイの「謎の円盤UFO」シリーズはUFO、スカイダイバー
あたりを買いましたがよくでけてました。箱の中にスチール写真を使った
パンフレット的なものが入っていて資料的に充実していました。バンダイは
当時人気が出始めた仮面ライダーのプラモも出していて、ライダーが乗った
サイクロン号は買いましたがいい出来でした。ゼンマイで走らせる時には
下部にゼンマイボックスを装着させるが飾る時にはそれを外せることが可能。
見事な配慮でした。ボックスアートは小松崎茂氏の旧1号ライダーが描かれて
いましたね。カッコいい絵でしたがサイクロン号の前部がNG版タイプに
なってたのがご愛敬。

264:どこの誰かは知らないけれど
15/06/28 22:27:16.49 VInLY2mb.net
>>261「主人公の子が頭を丸坊主にされたのが面白かった」
先日、84歳の母親と一緒にこのdvdを観たが、このシーンはふたりで受けてた。
40数年前、少年時代初見のときは、子供が出るシーンには興味が持てなかったが、
今観ると、ドラマ部分でも工夫して作ってる制作者の心意気をほほえましく感じる。
この頃、東宝のゴジラシリーズが子供心にも迷走してる感じを受けて失望した分、
逆にそれまで二流と認識のあったガメラシリーズに、変わらぬ素朴さを感じて
なんとなく愛着がでてきて、「がんばれガメラ!」と応援したい気になっていた。

265:どこの誰かは知らないけれど
15/06/29 16:14:45.57 ev4gqRX2.net
バンダイが今井からキャプテン・スカーレットやマイティジャックの金型を買わなかったのは、
バンダイが発売してた玩具の売れ行きも芳しくなかったからだろうね。
マイティ号の設計した人がバンダイのゼンマイ走行宇宙戦艦ヤマトと同じ人と聞いたときは膝を打ったわ。
村松さんという有名な人で今井時代はTB1号、5号、FAB1等を設計したそうだ。
エンジェル機やスペクトラムヘリの松本さんはバンダイでムーントランスポーター、インターセプターを設計。

266:どこの誰かは知らないけれど
15/06/29 18:05:41.40 OvlfTME9.net
>>264
 あの頃の東宝はゴジラシリーズを終了しようと思ってたらしいですね。
それが怪獣総進撃がヒットしたためシリーズが続くことになった。怪獣映画
らしくないオール怪獣大進撃は、東宝には珍しい子どもを主人公にしたジュブ
ナイル的な作品でした。ゴジラシリーズはこのように路線が少し揺らいでいた
のに対し、ガメラの方は一貫して「子どもの味方。つよいぞガメラ」でしたね。
個人的にはガメラは好きで、ギロン以外は全部劇場で観ました。ガメラは子ども
には愛された怪獣でした。
>>265
 バンダイとイマイとの関係は微妙なんですね。ゼンマイ走行の宇宙戦艦ヤマト
ですか。当時買いましたよ。あの第3艦橋がゼンマイボックスになってジーコ
ジーコとタイヤで地上を走るのは許せなくって、改造しちゃいました。(笑)
全体の造型はいい出来だったんですけどね。そうですか、マイティ号の造型と
同じ人なんですか。この頃のイマイやバンダイの模型は造型的によくできていた
と思います。プロポーションを崩さずに楽しいギミックを盛り込んでいたのは
すごかったですね。

267:どこの誰かは知らないけれど
15/06/29 20:23:58.39 8O3lKHms.net
原潜シュービュー号はデザインが美しかったし今も大好き。
反面、マイティジャックのデザインも単純明快でカッコいいと感じてたが、、、
数ヶ月前、50代にしてやっとジュール・ベルヌの「海底2万リュー」を読んだが
今思うと、デイズニー版「の海底2万里」は原作をうまくアレンジし、
よく出来てると実感する。
悔しいが、この当時の日本の映画人のデザインセンスは10年遅れてたね。

268:どこの誰かは知らないけれど
15/06/30 00:41:54.86 Kjq7ny0v.net
>>267
 カッコいいですねえ、シービュー号。(高校の時の友人が間違えて
シュービー号と言ってたので、それは違うよと言ったらけげんな顔してたの
を思い出す) 現存するリアルな潜水艦っぽい部分もあるのですが、先端部
を見ると未来的なフォルムで美しいし、後部の羽根のような部分もいい。
現実感と未来感が実にうまく融合した素晴らしいデザインです。
 MJ号は日本特撮TV作品の中ではベストのメカだと思いますよ。日本の
スーパーメカはピカピカなものが多く汚しとかがあまりありません。これは
これでいいと思います。リアルさを追求するのではなくて、あくまでも美しい
未来的イメージを構築してるメカだと思いますので。
最近発売の完成品模型ではやたらと汚しを入れたりプロップにはない筋彫りを
加えたりするものがありますが、あれは個人的には好きではないですね。
ディズニーの「海底二万哩」は日本では1955年に公開されてますが、万能潜水艦
ノーチラス号のデザインはカッコいいです。ノーチラス号のデザインはハーパー・
ゴフによるもので東京ディズニーシーに停泊しているノーチラス号はその再現
なんですね。あのデザインは、何となくですが東宝の「海底軍艦」に影響を
及ぼしている気がしないでもありません。個人的には海底軍艦対MJ号対
シービュー号対ノーチラス号の海底大決戦を見てみたいものです。
日本のデザインセンスはいい意味で手作り感があふれていていいんじゃない
かと。職人の気概を感じます。

269:どこの誰かは知らないけれど
15/06/30 01:26:14.48 Kjq7ny0v.net
>>267
 シービュー号もいいが忘れてはならないのがフライング・サブ。飛行能力
を備えた潜航艇で艦首下部の格納庫から発進する。黄色いエイのような可愛い
形をしててこいつがけっこう活躍する。空も飛ぶスグレモノ。個人的にはけっこう
好きやねんこのサブちゃん。海外では単独のプラモが出ているが日本では出て
いない。シービュー号の小さい付属品のみ。大きなメインメカからちっこいサブ
メカが出てくるのはマイティジャックでも見られたね。

270:どこの誰かは知らないけれど
15/06/30 17:48:35.21 7RsD7Qs5.net
原潜シービュー号は、日本ではコグレとミドリからプラモが出ていた。コグレ
のものは見たことないが、ミドリのシービュー号はどこの模型店でも売ってた
と思う。大・中・小と様々なサイズがあった。小さいのはゴム動力で大きいのは
モーター動力。モーター版はいちおう自動浮沈機構になっていて浮いたり沈んだり
する…はずなのだが、お風呂で走らせた時は底に沈みっぱなし。モーター部の
防水も、しっかり接着剤を着けていても水漏れした。当時無事にうまく走行させた
人はいるのだろうか。ミドリはSFプラモを数多く出していたメーカーで、原潜
スティングレイ、ゲストメカのメカニカルフイッシュ、オリヂナルメカのキング
モグラスなどのモグラスシリーズ、ワンダーロボなどのSFロボットシリーズ
USSエンタープライズ号など夢あふれるプラモがたくさんあった。当時の僕らは
ミドリのプラモと聞けば、あこがれの気持ちで見ていたものだった。

271:どこの誰かは知らないけれど
15/06/30 18:01:24.56 aA3lENEF.net
シービュー号がLD化されるくらいまで人気が出たのは、90年代。
それ以前は、確かサンテレビの11:00に放送してました、あの時間帯は昔の作品の発掘時間。
深夜知名度のある昔の作品が放送されていた際に突然シービュー号が始まりました。
これだけ知名度がないのになぜ?と思って視たら、傑作と駄作の落差が激しいんですな。
ジョン・カサベテス出演「恐怖のプロトン爆弾」
ジョージ・タケイ出演「破壊された宇宙船」は是非、未見の方々には視てほしいが他は、とてもお勧めできません。

272:どこの誰かは知らないけれど
15/06/30 19:28:55.60 AS+qtIAE.net
フライングサブは当時、ものすごく愛着があって、
高価なシービュー号をがんばって(親に買ってもらった?)かして手に入れたのだが、
オプショナル的についてた、直径数センチの「フライングサブ」がいとおしくて、
精魂込めてプラカラーで色付けしたのは今でも好い思い出。

273:どこの誰かは知らないけれど
15/06/30 23:46:22.79 Kjq7ny0v.net
>>271
 まあ制作がかのアーウィン・アレン氏ですからね。傑作、駄作何でもあり
の方です。ここはひとつ駄作のお話には目をつぶって、ソナー音を響かせて
海中をゆったりと進むシービュー号を眺めて癒やされましょう。潜水艦は
見てるとなんか心がなごみます。
>>272
 フライングサブは愛着が湧きますね。プラモですが、手頃なサイズなら
モノグラム(ツクダホビー)版、そして最も大きくて超リアルなものでした
ら最近出たメビウスモデルのがお勧めです。小生はメビウスのはシービュー
号TV版だけ買ったんですが、結局作れなくって完成品を購入しました。
フライングサブはモノグラム版の完成品のみでメビウスのはまだ買ってません。
最近はもう細かいプラモを自分で作る根性とパワーが無くなってしまいました。
完成品を買ってリペイントだけは自分でやってます。もう歳ですかな。

274:どこの誰かは知らないけれど
15/07/01 00:08:32.74 mjCsaMHS.net
60年代~70年代の外国TV特撮作品はどれも味わいがありますよね。
ITCは「スーパーカー」「宇宙船XL-5」「サンダーバード」
「キャプテンスカーレット」「海底大戦争スティングレイ」「ジョー90」
「謎の円盤UFO」「スペース1999」など人形劇が多い。
マニアックなものでは「チック・タックのフライマン」「キャプテンナイス」
など。「バットマン」「グリーンホーネット」も楽しい。
超有名な作品は「スタートレック・宇宙大作戦」。USSエンタープライズ号、
素晴らしいデザインですね。「宇宙家族ロビンソン」「巨人の惑星」など宇宙
を舞台にしたものも多かった。海洋ものの王者は「原潜シービュー号 海底科学
作戦」。歴史の勉強になった「タイムトンネル」。秀逸な短編の多い
「ミステリーゾーン」(トワイライトゾーン) 「アウターリミッツ」や
「超人ハルク」もよかった。
あの頃の海外特撮SFの特徴は印象的なスーパーメカが出ていたこと。とくに
サンダーバードは子どもたちに大人気だった。いい時代だったなあ。

275:どこの誰かは知らないけれど
15/07/01 01:16:39.36 mjCsaMHS.net
「スター・トレック 宇宙大作戦」のUSSエンタープライズ号、あれは日本人
の発想では考えつかない秀逸なデザインだと思う。円盤状の「第1船体」
(円盤部)と紡錘状の「第2船体」(機関部)をつなぎ、第2船体後部から左右
に広がる2本の「パイロン」の先端にそれぞれ円筒状の「ワープナセル」
(推進部)がついた航空機を思わせるデザイン。どの角度から見ても美しい。
スター・トレックはいくつかのTVシリーズや劇場版が作られ、さまざまな
エンタープライズ号が登場しているが、やっぱり最初のTVシリーズ
に出てきたエンタープライズ号がいちばん好きだな。わが家にはこれの
90センチの「マスターレプリカ・エンタープライズ号」が飾ってあるのだが、
それはもう最高のできばえである。電飾もできて美しい。買う時は価格的に
ちょっと勇気がいった製品だったが、買ってよかったと思う。エンター
プライズ号の隣には1mのメビウスのシービュー号が並んでいて勇壮だ。
TV作品で使用されたエンタープライズ号の撮影用模型は米スミソニアン
博物館に展示されているらしいが、一度見てみたいものだ。
宇宙大作戦はメカだけでなくカーク船長や宇宙人のスポック副船長、ドクター
マッコイなど個性的な登場人物が魅力だった。今年の2月、スポック役の
レナード・ニモイ氏が亡くなられた。寂しいかぎりである。

276:どこの誰かは知らないけれど
15/07/01 23:25:14.98 mjCsaMHS.net
個人的に「宇宙大作戦」の好きなエピソードは「危険な過去への旅」
「宇宙からの使者Mrセブン」「宇宙暦元年7.21」あたりかな。
いずれも20世紀へタイムトラベルする物語。とくに「危険な過去への旅」は
未来を変えないように非情な決断をする哀しい物語。でも古き良きアメリカ
を描いた素晴らしいお話。傑作である。
TV版「バットマン」のバットモービルは60年代センスあふれるカッコいい車。
「グリーンホーネット」のブラックビューティ号は少し地味だけど作品には合って
いる。「タイムトンネル」の実物大セットは圧巻。あれは筒状になってると思って
いる人が多いが実際はそうではなく、巨大なリングをいくつも間隔を開けて並べた
もの。リングの間は空洞。フジミのプラモでは筒状に成型されてたためその
イメージが大きい。「謎の円盤UFO」の模型は新世紀合金からリアルなもの
が出ている。個人的にお気に入りはスカイダイバーである。「スペース1999」の
イーグル宇宙船はコンテナの入れ替えによっていろんなスタイルとなる。
コーニッグ指揮官のマーチン・ランドーさんは個人的にファンだが、スパイ
大作戦のローラン役の方が魅力を感じる。
先の記事で書き忘れたSF作品に「インベーダー」、カルト的な不可思議作品
「プリズナーNO.6」などがある。

277:どこの誰かは知らないけれど
15/07/02 02:04:03.34 TzKT2/Xq.net
オッサン自費出版で本にまとめたらええんちゃう

278:どこの誰かは知らないけれど
15/07/02 02:20:58.37 +vNHsQmA.net
1969年7月20日公開の東映まんがまつりは「空飛ぶゆうれい船」「飛び出す
冒険映画 赤影」「もーれつア太郎」「ひみつのアッコちゃん」であった。
このゆうれい船は実に面白い作品で、巨大ロボットゴーレムや深海の怪物と
最新鋭の武器を搭載した空飛ぶゆうれい船が戦うお話。スーパーメカ満載の
ゆうれい船が実にカッコいい。ゴーレムとの戦いはまさに特撮作品を彷彿さ
せ、血湧き肉躍る名シーン。東映まんがまつりの中では最高傑作のお話だと
思う。(ゴーレムはデンボクより最高のできばえの完成品模型が出てる)
それと匹敵して面白かったのが同時上映の「飛び出す冒険映画 赤影」で
あった。これは仮面の忍者赤影・金目教編に新撮場面を加え、赤と青のセロ
ファンを貼った立体メガネで観ると画面が飛び出して見えるというもの。
全編が立体なのではなく、新規撮影部分が立体映像になっていた。映画館で
の立体効果はなかなかの大迫力で、本当に赤影たちが飛び出して来るように
見えた。この新撮部分は「アナグリフ方式」と呼ばれる立体映像になっており、
赤・青のセロハンを両目それぞれに貼った赤影の仮面風の「立体メガネ」が
配られ、劇中で立体パートになると赤影や白影がこの「立体メガネ」をかける
よう観客に呼びかける趣向になっていた。赤影の「早くメガネをつけて!」と
切羽詰まった場面で呼びかけたり、白影がのんびりと「みなさん、そろそろ
メガネをつけた方がいいじゃろう」と呼びかけたり楽しいものであった。
新撮部分はTV版とは異なる内容で、ラスト幻妖斎が倒される場面も描いて
あった。この立体メガネ、長いことかけてると目がチカチカして頭痛がした。
この年の夏の東映まんがまつりはいちばん思い出に残っている。

279:どこの誰かは知らないけれど
15/07/02 02:23:43.03 +vNHsQmA.net
>>277
「赤影どの、そんな予算はござらんよ。わっはっはっ!」(白影)

280:どこの誰かは知らないけれど
15/07/02 02:35:43.92 +vNHsQmA.net
>>278
 補足:この「飛び出す冒険映画 赤影」は当時と同じ立体メガネ付きの
DVDが発売されていますが、TVの画面では残念ながら劇場のような立体
効果は得られないようです。劇場ではほんまに飛び出してくるような大迫力
でしたからね。

281:どこの誰かは知らないけれど
15/07/03 04:22:28.72 iOff7kH1.net
1969年7月公開の東宝映画「緯度0大作戦」
この作品は当時は観ていない。74年に東宝チャンピオンまつり版の「海底
大戦争」の方はモスラが同時上映だったこともあり観に行った。こちらの
方は短縮版なのでカットが多い。米国との合作作品だが制作会社のゴタゴタ
があって日本側の費用負担が大きかったと聞く。外国人俳優が多く出演して
いるが、やはりマッケンジー艦長(ジョゼフ・コットン)とマリク(シーザー
ロメロ)の2人の存在感はすごい。スーパー万能潜水艦アルファー号と黒鮫号
の対決シーンはスーパーシップの魅力があふれる。アルファー号は原作では
オメガ号だったらしいが、そういうヘンな名前にならなくてよかった。
人間の脳を移植するグリホンという合成怪獣が登場するが、手術シーンが
ちょっと不気味であった。緯度0基地はユートピアっぽく描かれ、この世の
理想郷という雰囲気が出ていた。コウモリ人間や大ネズミなどの怪物は出るが
有名巨大怪獣は出ない。スーパーメカものとしては少しもの足りない感じで、
当時「巨人の星」と同時上映になり子ども向け作品的イメージがあった。興行
的にも不調だったらしく、以後東宝は日米合作映画は作らないという結論に。
夢あふれる佳作だとは思うが、怪獣ものにもメカものにも徹していない中途半端
なイメージは感じる。その点が惜しい。しかしスーパー万能潜水艦アルファー号
はカッコよくてとてもいい。(プラモは出ていない) 伊福部氏の音楽も美しい。


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