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ダイナミックな特撮大作「大魔神」や、情感あふれる「鬼龍院花子の生涯」「利休」などを撮った映画撮影監督の
森田富士郎(もりた・ふじお)さんが11日午前5時43分、神経膠芽腫のため京都市内の病院で死去した。86歳。
京都市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。
1947年に大映京都撮影所に入社、62年の「山男の歌」でカメラマンデビューした。「眠狂四郎」や「座頭市」
など大映京都のお家芸だった時代劇をはじめ、独創性あふれる大魔神シリーズでは日本映画撮影監督協会の
三浦賞を受けた。
大映倒産を機に72年、宮川一夫カメラマン、美術監督の西岡善信さんらと技術者集団「映像京都」を設立。
五社英雄監督との出会いから「鬼龍院-」「陽暉楼」「吉原炎上」などが、勅使河原宏監督とコンビで「利休」「豪姫」
が生まれた。テレビ時代劇の「木枯し紋次郎」「座頭市」も手掛けた。
大阪芸術大教授や京都映画塾の講師として後進を育てる一方、フィルムや撮影技術の向上のため、映像会社
のアドバイザーも長く務めた。95年、紫綬褒章受章。2010年、牧野省三賞。本紙夕刊「現代のことば」を1999
~2000年に執筆した。
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