04/05/24 13:04 fyxzHqq2.net
カモとねぎ 1968、3
珍しいショートヘア姿のボーイッシュなお転婆娘役で森雅之(!)率いる詐欺師グループに
加わる金庫破りのテクを持つ謎の女役なんですが、これが強烈にキュートな60’sポップ
ビューティぶりで観る俺を桃源郷へと誘ってくれました。
まあ明るく楽しい東宝娯楽喜劇なんで毒気はゼロなんですが、そんなの全て帳消しにしてくれる
未曾有のカワイコちゃんぶりです。特筆すべきは特技の英語を喋るシーンがあるところです。
緑魔子は学生英語弁論大会で九州地区で2度優勝しているくらいなので
英語ペラペラだそうです。そのせいでボンドガール候補にもなったし米雑誌「LOOK」
の表紙にもなりました。マジで国際派女優になれる可能性があったのです。
そういう意味でこの国際電話オペレーターに化けた英語シーンは必見。緑魔子は演技というより
女優以前の彼女の地である語学堪能な田舎のプッツン優等生小島良子に戻っているように見えました。
ホームレスだらけの映画館でこのシーンを観ている俺はもう中腰になって心臓バクバクです。
それはそうとしてこの映画、緑魔子の様々なファッションが頭蓋骨が爆発するぐらいかわいいです。
PTAに化けてセルフレームの眼鏡に白いブラウス黒タイトスカート姿も披露してくれて
もう辛抱たまらんです。ただこの役緑魔子でなくて浜美枝でもいいかも。このころの緑魔子のギャラは
東映で75万円、他社作品で一本90万円だそうです。★★★★