23/06/23 04:26:46.82 .net
自然科学の結論は不吉な予感がします。
いろいろ先例があるからです。
数学は自らの無矛盾性は自身では証明できないと証明しました。
二十代の時に新約聖書学を読んで机の前で呆然としたことを覚えています。
わたしは信者ではないのですが、イエスはキリストではなく、キリスト教の思想と対立する可能性があると結論しているのは衝撃でした。
ブルトマンは学問の結論とわたしの信仰は別だと表明せざるを得ませんでした。
新約聖書学はカトリック信仰の在り方を否定しプロテスタントの信仰の在り方が正しいと示そうと出発したものだそうです。
七十年代には共産主義者である三浦つとむ氏が展開した論文からその弟子筋である滝村隆一氏は共産主義は成立しないと論じ、ソ連崩壊を予測してその通りになりました。
彼はまた1992年にECは遅かれ早かれ崩壊すると語っていますがどうなるでしょうか。
「進化は万能である」という本でも共産主義は不可能だと指摘されています。
滝村氏は人が死から逃れられない限り宗教は不滅だし、また地域利害がある限り国家は不滅だと語っていたと記憶しています。
かなり前に共産主義はキリスト教の楽園思想の変種だとある学者が指摘していたと記憶しています。
最後は自然科学が人間のいろいろな幻想に幕を下ろすような気がします。