23/06/23 03:17:12.79 .net
生死は物理としては存在しません。
何も生まれない、無くならないのですから。
死ということが指摘できないのは物理として死は無いからです。
わたしたちが認識する生まれるとは物理としてではなく状態の遷移です。
死もまた物理状態の遷移です。
これは運動していて同一である事が無い物理を同一と規定するからです。
生物学者の福岡氏は生物は生きつつかつ死につつあると語ります。
それは物理として同一ではないのですが同一で規定するからです。
光速度一定の原理は自然に静止は存在しないと証明して、自然の存在形態は運動である、つまり無矛盾であるということを導きます。
スピノザは規定は否定だとしました。
運動は静止、同一は非同一、非同一は同一で規定します。
静止は自然には存在しませんが静止で規定します。
静止が存在しないことで、つまり規定は対象とは否定関係ですから対象には存在しません。
光速度一定の原理は自然認識の在り方の自己言及です。
以降では規定は否定という視点から自然科学の未解決問題と認識論分野での未解決問題を考察することにします。