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「高温ガス炉」世界が注目 より安全・低CO2の原子炉
URLリンク(www.nikkei.com)
高温ガス炉のもう1つの特徴は「極めて原子炉の安全性が高いこと」(原子力機構の小川益郎原子力水素・
熱利用研究センター長)。何らかの問題で冷却材のヘリウムガスを炉内に送り込めなくなった場合、
燃料の温度が高くなると自然に中性子を吸収し始めて、核反応を抑えるように働く。
ウラン燃料が黒鉛で覆われており、燃料に中性子が吸収されるという自己制御の能力があるという。
この機能は、軽水炉をはじめ、研究開発中の高速増殖炉「もんじゅ」には備わっていない。
日本で初めて運転する高温ガス炉が初臨界に達しました
URLリンク(www.jaea.go.jp)
高温ガス炉は、燃料の被覆材にセラミックス、炉心構造材に黒鉛を用いているので、万一事故が起きても
炉心が溶けることはありません。 また、炉心は熱容量(熱をため込む能力)が大きいため、異常が発生して
出力が大きくなった場合でも、炉心温度の上昇はゆるやかです。 このため、万一事故が起きた場合、
緊急炉心冷却系を使わなくても、 原子炉圧力容器の外側からの自然放熱によって炉心の熱を自然に
取ることができ、 運転員が適切な措置を講ずるための時間的余裕も十分に取れます。