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日本は、原子力発電所の燃料であるウランを100%輸入しています。 このウランの陸地の埋蔵量
は、500~600万トンと推定されています。 これをすべて使ってしまうと、ウランはなくなって、
原子力発電ができなくなってしまいます。
しかし、日本近海を流れている黒潮には、1年間で520万トンのウランが含まれています。 つまり、
陸地の推定埋蔵量と同じ量のウランが、黒潮の流れに乗って流れてきているということです。 しかも、
世界の海全体のウランの含有量を合わせると45億トンとばく大な量になります。しかも、海の底の
岩盤には、海水に溶けていない状態のウランが更に45億トン以上もあると推定されています。
また、通産省が国内消費する6ヶ月分を備蓄しておくよう指定している希少金属のバナジウムは、
年間使用量の300倍もの量が1年間で黒潮に乗って流れてきています。 さらに、同じように備蓄金属
として指定されているコバルトも、年間使用量の400倍分が1年間の黒潮の中に含まれているのです。
つまり、黒潮に乗って流れてくるウランをはじめとした有用希少金属のうち、0.3%を捕集するだけでも
国内使用量の全てをまかなえる計算になります。
ウランやバナジウムなどの有用希少金属の100%を輸入に頼っている日本にとっては、まさに夢の
ような話です。
URLリンク(www.jaea.go.jp)