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信金合併、静岡県内にも再編の波 浜松と磐田／しずおかと焼津
浜松信用金庫（浜松市）と磐田信用金庫（磐田市）、しずおか信用金庫（静岡市）と焼津信用金庫（焼津市）は３１日までに、それぞれ対等合併する方針を固めた。
１日にも正式発表する運びで、２０１９年春ごろの新信金誕生を目指す。
いずれの合併も実現すれば、静岡県内信金は現状の１２から１０に再編される。
地域の人口や事業所数が減少傾向をたどる中、将来の資金需要を見据えながら合併で経営基盤を強化し、
中小企業金融などで資金規模のメリットを生かす考えで一致したという。
４信金ともに職員は引き続き雇用する方向。
新信金の名称や店舗網、組織体系などは、これからの協議で詰めていくとみられる。
４信金の預金量（１７年３月期の期中平均残高）は静岡県内１２信金中、１位（浜松）と４位（磐田）、３位（しずおか）と６位（焼津）。
合併後には、浜松・磐田が２兆２千億円台、しずおか・焼津が１兆３千億円台の規模になる。
信金業界は、日銀のマイナス金利政策や金融機関同士の競争激化で貸出金利回りが低下し、利息収入の減少が続いている。
全国各地で合併による規模拡大や経営効率化を図る動きが、県内にも波及した格好ともいえる。
県内での信金再編は２００８年の沼津と駿河の合併以来。
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