12/11/01 16:11:52.99 GXTqwUcU.net
家電板のRO浄水器スレに
スレリンク(kaden板:49番)
が書き込まれたのでやってきました。
>>40 >>45 >>46-47 あたりについて解説させて頂きます。
廉価版のTDSメータの測定精度は1ppmです。TDSメータの指示値が0ppmを指している場合は、
測定対象の水のTDSメータ値が、0ppm以上1ppm未満ということを意味します。
このppm値は、測定対象の水が食塩水(NaCl水溶液)だと見なしたときに、
どれくらいの濃さの食塩水と同じ程度に電気を流すか?を示しています。
ですから、0ppm表示のRO水は、
「1ppm濃度の食塩水より電気を通さない水である」
という事を示しているわけです。
ですからTDSメータ値の絶対値の大小と放射性物質濃度の大小は直接の関係はないのですが、
RO浄水器の原水水道水のTDSメータ値も合わせて測定することで、
放射性物質の除去具合を推定することはできます。
例えば、
RO浄水器の原水の水道水が100ppm,RO水が1ppmとTDSメータで測定できたとします。
1ppm表示は、1ppm以上2ppm未満と言う意味ですから、2ppmと解釈します。
100ppmの水道水が2ppmにまでTDSメータ値が低下した、ということは、
電気の流れやすさが2/100=1/50に低下したということになります。
水の中で電気を運搬するのはイオンですので、大まかに言えば、イオンの量が1/50
に減少したということです。
水道水中のイオンのほとんどは、カルシウム、マグネシウム、水道管由来の鉄イオン、etc,etc
などで、セシウム、ストロンチウムは、極極微量なのでしょうが、
RO膜は、イオン種をあまりより好みすることなく、一切合切、1/50にした、と解釈してよいでしょう。
イメージで言えば、
1億個のカルシウムを2000万個に減らし
50個のセシウムを1個に減らす、という感じでしょうか・・・
水道局での水質検査が、10bq/Kg 未満で基準クリア、という状態ならば、
TDSメータ値の比率が1/50になっているなら、RO水は0.2bq/Kg未満になっているはず、
という解釈はできます。