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ルカ11:1∼13シェガレ神父の説教
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だがこの祈りに出る神はイスラエルだけの神であって、異邦人の神ではありませんでした。
預言者たちはこのような排他的な神のイメージを変えたいと思って、
神は特定の部族の神ではなく、世界中の人々の神であることを宣言し、
そのために、彼らが国の指導者から国から追い出されていました。
イエスは預言者の感化を受けて、カッデイシュの祈りの一部を直し、
神を「私たちの父」と呼ぶようにしました。
イエスにとってこの「私たち」は特定の民族、特定の信仰団体ではなく、
国境を越えた全人類のことを指していました。
そして神は権力を振りかざすような復讐の神ではなく、今日の福音に描かれている神は、
寛大な神であって、救いを求める人に恵みを与え、
迷った人に正しい道を示し、天国の戸に叩く人に門を開け、
全ての人に暖かい配慮を払う方です。
この父なる神は悪人にも、善人の上にも太陽を昇らせ、雨を降らせてくださる神で、
母のように一人一人のニーズに耳を傾け、慈悲深い方です。
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主の祈りの最後に出ている願いは誘惑や悪からの解放です。
ここで言われている誘惑はイエスご自身が感じられた誘惑、
富の蓄え、権威の悪用、傲慢の姿勢です。私たちも陥りやすい誘惑です。
不信仰や悲観主義や無関心も時代の誘惑ではないでしょうか。
神様が誘惑から世界と教会を守ってくださるように願いたいと思います。