唯識を学ぶスレッドat PSY
唯識を学ぶスレッド - 暇つぶし2ch641:神も仏も名無しさん
20/11/29 09:02:37.97 pPm4hCa3.net
>>626
sarvatraga遍行…すべての所に赴くこと(心理作用)なので、訳としては、
         遍(ひろ)くゆきわたる心作用(中村)
  至るところに行き渡っている心的要因(湯田)が正確である。
        湯田はウパニシャド哲学専門なので「心的要因」という訳はあれだが。
        しかし我々は別境との対比と重に法相唯識の影響から、「時間的」に
        「いつも絶えず働いている」と認識している。だが実は「場所的概念」なのである。
・触sparśa…接触のこと 対象(境)と感覚機能(根)と表象作用(識)との結びつきのこと
      「花という対象」と「目根という感覚機能」と「目識という表象作用」の結合が「触」。
・作意 manaskāra…manas心+kāra動かす→思考すること
          心が特定の一つの対象に向かうこと。心が対象に動くこと
          つまり「花という対象」に心が向かっていること
・受vedanā…人間の感受作用 本質的には対象への愛着のことであり、
       楽を感受すると心地良さがあり、感受した快を維持・再取得したいという願望を生じ
       苦を感受すると不快さから離れようとし、苦楽どちらでもないものがあるという。
・想saṃjñā…事物の形象を心の中に思い浮かべるイメージ化作用(表象作用)
       『成唯識論』では言葉による概念化と説明する。曰く
       「想とは境において像を取るを性と為し、種種の名言を施設するを業となす」
・思cetanā…意思。目標に向かう方向性を持った意思
      安慧は「心の業の形成作用である」。『成唯識論』は「思とは心をして
      造作せしむるを性と為す」


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