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第四章 第二能変 末那識の変容(第五偈~第七偈)
次第二能變 是識名末那 依彼轉縁彼 思量爲性相
tasya vyAvRtir arhatve tad Asritya pravartate/
tadAiambaM manonAma vijNAnaM mananAtmakam//
a.阿羅漢たることにおいてその[阿頼耶識の]断滅がある。
それ[阿頼耶識]に依って、それ[阿頼耶識]を縁じて、
思量を性とする末那識が転じる
b.アルハットという[最高の聖者の位]において、それ[アーラヤ識]の断滅がある。
それ[アーラヤ識]を根拠として、またそれ[アーラヤ識]を対象化して、
[自己認知する]思考を本質とする末那識(意と名づけられる識)が現象する。
玄奘訳では、第四偈阿頼耶識の最後に「阿羅漢位捨」があるが>>347
サンスクリットテキストでは、第五偈の冒頭にある。