20/11/11 11:54:07.86 WHVawVYo.net
■阿頼耶識の変容を理解する前の前提となる伝統的用語
A.薫習(くんじゅう)vAsanA…
阿頼耶識と阿頼耶識に染み込む業は不即不離の関係にあるのだが、阿頼耶識という
心にさまざまな業の影響力が染み込むことを薫習という。
箪笥に匂い袋を偲ばせると衣服に香りが沁みこむような感じである
B.種子(しゅうじ)bIja…
阿頼耶識に蓄えられた業の影響力を種子と言う。種子は地中に隠れているが、
光や水や適温などの環境という縁が熟すると、日常世界の業となって現れる。
C.現行(げんぎょう)samudAcAra…
心の奥底から日常の行為・活動へと過去の業の影響力が現れ出ること。
または現れ出ていること。
D.種子識…
阿頼耶識は種子を蓄える心なので種子識とも言われる。
日常世界で新たな業を生み出すと、それが影響力として阿頼耶識に薫する。
新たな薫習を受けた阿頼耶識は、それ以前の阿頼耶識から、新たな阿頼耶識へと
質的に変容している。
変容し続ける阿頼耶識なのです。