20/08/22 20:02:41.74 p9FZYugM.net
>>866
仰りたいことは分かりますが、初期仏教では
＞ここなる人が苦しみを見ないというのは、見ない人が（個人存在の諸要素の集合が）アートマンであると見ることなのである。
＞しかし（すべてが）苦しみであると明らかに見るときに、ここなる人は「（何ものかが）アートマンである」ということを、つねにさらに吟味して見るのである。
＞(ダンマパダ 40 中村元訳)
とあるように、アートマン（真我）の探究そのものは否定しておりませんし、現代でも仏教は己事究明って云いますよね？
己事究明って 真の我 の探究でしょ？
そして、その真我の探究の中で ”五蘊はアートマン（真我）に非ず” と喝破されたんです。
で、後に非我説が後に無我説に変化していくにつれて
＞釈迦によれば「我」は存在しないとされるため、仏教においてアートマンの用語は一般的ではないと思われる。
＞（wiki より）
と、つまりアートマン（真我）に非ずが、アートマン（真我）は無いって変遷するんです。
それに伴って ”仏教においてアートマンの用語は一般的では” 無くなっていったって事です。
本件はあくまでも（ウパニシャッド哲学の延長線上である）初期仏教の問題として扱ってるので、そうした扱いをしてるんです。