20/07/31 04:26:28 uFcQZ+Nr.net
現存最古の経典と考えられているスッタニパータでは、
執着を捨てよということが何度も繰り返し述べられているが、
空については1回しか出てこない。
「つねによく気をつけ、自我に固執する見解をうち破って、世界を空なりと観ぜよ。
そうすれば死を乗り超えることができるであろう。
このように世界を観ずる人を、〈死の王〉は見ることがない」
(『ブッダのことば』岩波文庫 1119偈)
注釈を見ると『ダンマパダ』の170偈にも同じ内容の偈があるというので
見てみると、
「世の中は泡沫(うたかた)のごとしと見よ。世の中はかげろうのごとしと見よ。
世の中をこのように観ずる人は、死王もかれを見ることがない」
(『真理のことば・感興のことば』岩波文庫 170偈)
以上参考まで