20/04/21 03:27:57.83 voHOw2+9.net
特にアルツハイマー病の罹患者が、喫煙者には少ないという研究報告が多数あります。
その理由は、ニコチンが「アセチルコリン」という神経伝達物質の受容体にくっつくことです。
アルツハイマー病の患者では、脳内のアセチルコリンが少ない傾向がみられるため、治療でもアセチルコリンを増やす薬が使われています。
しかしニコチンはアセチルコリンに似た構造を持つため、その受容体にくっつき、同じような働きをするものと考えられるのです。
ちなみにアセチルコリンが増えると、意欲を向上させる「ドーパミン」や、気分を安定させる「セロトニン」も増加します。
実際の正体はニコチンなのですが、脳が「アセチルコリンが大量に出ている!」と勘違いした結果、ドーパミンやセロトニンが増えるようです。
タバコを吸うと前向きな気持ちになったり、幸せな気分になったりするのも、まさにこれが原因だとされています。