19/09/29 21:33:19.91 MstEJB/j.net
帝又問う
「如何が是れ聖諦の第一義なるや」
師曰く
「廓然無聖なり」
帝曰く
「朕に対する者は誰ぞ」
師曰く
「識らず」
帝、領悟せず。
師、機の契(かな)はぬを知り
・機は熟していないということだろう。
廓然無聖とは、
「廓然かくねん」とは台風一過の青い空のように晴れやかでさわやかな境地であるそこには
汚れた迷いや煩悩はひとかけらも無い、
そればかりか尊い悟りさえない。
そこはあらゆる言葉を絶した絶対的無一物の世界だ。
山川草木・花鳥風月は皆 今もその世界で生き生きといのちを輝かせている。