18/04/28 01:45:31.45 TMOOws9G.net
>>148
おまえに巡り逢ったのは
まだ肌寒かった頃のこと
かわいい女だと思った
妹のような女だと思った
いい恋人に仕立てあげたいと願った
ぼくはもう
あの時のぼくではなく
おまえももう
あの時のおまえではない
おまえはもう
成熟した女性として
男の愛を受け容れようとしている
男のごつごつした手が
おまえの肩を抱き寄せるのが見える
男の煙草臭い口唇が
おまえの口唇を奪うのが見える
恋の恐るべき瞬間
愛しても愛しても
おまえと結婚することはあるまいと
運命の宣告が
予感のように
ぼくの脳天をぶち抜く時
恋の埋葬が始まるのだ