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2011年(主日A年) 3月27日 四旬節第3主日
出 17：3～7 ロマ 5：1～8 ヨハ 4：5～42
「しかし、民は喉が渇いてしかたがないので、モーセに向かって不平を述べた。｣(出 v.3)
旧約聖書の預言者たちの目から見て、不信仰なイスラエルの民の姿がこのように映ったであろうことを、私たちは推測することが出来ます。
どちらの神が、生活と社会の現状をより良くしてくれるだろうか、バアルか、それともイスラエルの主か(ホセ 2:7-15 参照)。
民の渇きをいやすために、モーセは杖で岩を打ち、主は岩から水を噴出させて民に飲ませてくださいました。
しかし人々がモーセを、民の必要に応じて水や食物を供給することが出来る、有能で好都合な指導者であったと考えたとしたら、それは間違いでした。
モーセはここで、主こそがイスラエルの救い主であることを “しっかりと教えなかった” 責任を問われて、後にカナンの土地に入ることを許されずに、ネボ山でその生涯を閉じたと、申命記 32:48-52 は伝えています。
“人は顔に汗を流して” ライフラインとインフラを確保しなければならない (創 3:18-19) という現実が、罪と死と悪魔の支配の姿であるということと、
イエス･キリストはこれに勝利して復活されたという福音を、四旬節の朗読配分を通して聞き取ることの出来る信者は幸いです。
主が私たち一人一人をあわれんで、知恵と啓示との霊を与え、その心の目を開いてくださいますように(エフェ 1:17-23)。
・・・・・ 以下、本文参照。
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