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2013年(主日A年) 12月1日 待降節第1主日
イザ 2：1～5 ロマ 13：11～14a マタ 24：37～44
「終わりの日に ・・・・・」(イザ v.2)
これは “この世” に属する将来のことではなくて、救済史の完成である “後の世” についての、イザヤが見た幻であることを、明確にしなければなりません。
と言うのはこのテキストが、あたかも地上の平和運動を奨励する都合のよいテキストででもあるかのように、しばしば人々に利用されて来たからです。
「剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする」(イザ v.4) という平和運動によって、地上に神の国を実現することが可能であるという無責任な幻想が、多くの善意の人々を駆り立てて来たのは、否定出来ない事実であります。
しかし、どうか誤解しないでいただきたい。 神の国は人間に実現可能な行動計画や目標などではありません。
それは神の救済史に属する事柄であって、教会にはただ 「み国が来ますように」 と父に祈ることだけが許されているのです。
「ヤコブの家よ、主の光の中を歩もう。｣(イザ v.5)
新しい一年を歩み始める私たち教会は、終わりの日に再臨のキリストを歓呼して迎えるべく招かれている民なのです。
・・・・・ 以下、本文参照。
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