17/02/24 12:31:53.04 8LgdhG4s.net
2011年(主日A年) 2月27日 年間第8主日
イザ 49：14～15 Iコリ 4：1～5 マタ 6：24～34
すでにコリントの信者たちの間には、党派に別れて使徒パウロに対抗するような人々がいて、公然とパウロの福音を批判し否定さえしていました。
ここで “裁く” と表現されているのはそのことを指しています。
それに対するパウロの答は、“あなたがたの教会は、私が伝えた福音 (神の秘められた計画) によって生まれた (Iコリ 4:15, IIコリ 3:2, エフェ 3:3-9 参照)” ということと、“使徒たちは福音の管理者である (Iコリ vv.1-2)” ということでした。
私は個人的にはプロテスタントの出身なので、一般のカトリック信者よりもかなり批判的な目で、カトリック教会の現状を考える能力を持っています。
しかしだからと言って、ローマ教皇を頭とする司教団に委ねられた福音伝承の権威、すなわちそのような形での使徒継承を、私は決して否定したりはしません(教会憲章 第3章 参照)。
今年に入ってからのカトリック新聞は継続して、長年高松教区を混乱させて来た 「新求道共同体の道」 に対する、日本カトリック司教協議会の対応を報道しています。
この ｢道」 の第一の誤りは、世界各地で現地の司教には全く服従しないで、彼ら独自の様式で活動しているということです。
第二の誤りは、その意図が “初代教会の求道者養成に倣った新しい方式による共同体を造り出す” と称していることです。
私がここで明確にお伝え出来ることは、組織としてのカトリック教会が成立する以前の時代の、いわゆる初代教会という一つの完成した古典的原型を、わざわざ別途に再構成しようとするのは、プロテスタント的な空想にしか過ぎないということです。
今日知られている当時の僅かな資料は、あくまでも一地方の一事例を報告しているにしか過ぎず、カトリック教会が受け継いで来た伝統を覆したり修正するような性質のものではない ! のです。
さて、私たちの教会は使徒たちが伝えた福音 (神の国と神の義の福音) の上に建てられているということと、今日においてもなおキリストが使徒たちをその福音の管理者として用いておられるということを、あなたが信じるために、
以上の解説はお役に立ったでしょうか。
・・・・・ 以下、本文参照。
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