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2001年(主日A年) 12月25日 主 の 降 誕
イザ 52：7～10 ヘブ 1：1～6 ヨハ 1：1～18
主イエス･キリストによって救われて神の子となった人々の群が、全世界の教会でクリスマスのミサをささげています。
私たちの人生において、ほんとうに重大な問題とは何でしょうか。
クリスマスのミサに参加することも大切ではあるが、それと並んで、あるいはそれとは別に多くの重大な問題があるように見えます。
何がほんとうにいちばん重大なのかを判断出来ずに迷っているのが、現実の姿なのではないでしょうか。
「神は、かつて預言者たちによって、多くのかたちで、また多くのしかたで先祖に語られたが、この終わりの時代には、御子によってわたしたちに語られました。
神は、この御子を万物の相続者と定め、また、御子によって世界を創造されました。｣(ヘブ vv.1-2)
私たちが歩んで来た20世紀は、神のことばが隠されており(マタ 25:25)、覆われており(IIコリ 4:3)、埋められていた (マタ 13:44) 時代でありました。
神のことばは、宝を鉱山から掘り出すように掘り出されねばなりません。
第二バチカン公会議は典礼憲章によって、「信者に神のことばの食卓の富を豊かに与えるために、聖書の宝庫を今まで以上に広く開かなければならない」(51) と宣言しました。
神が御子の受難と死と復活によって語られた福音の宝を、再び掘り出して信者の食卓に供するために、現在の主日のミサの聖書朗読配分は作成されたのでした。
「二度目には私たちの救いを完成するために現れてくださる」(ヘブ 9:28) 御子イエスの、かつての一度目の降誕を祝う私たちは、この聖書の朗読を通して神のことばに耳を傾けます。
主の降誕の祝いは、神の救いの決定的な開始の祝いであることを信じましょう。
・・・・・ 以下、本文参照。
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