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2001年(主日A年) 12月16日 待降節第3主日
イザ 35：1～6,10 ヤコ 5：7～10 マタ 11：2～11
「来たるべき方は、あなたでしょうか。 それとも、ほかの方を待たなければなりませんか。｣(マタ v.3)
20世紀の後半は、世界中のキリスト教会がひたすらに下降線をたどって無力になって行った時代でした。
信者の数は減り、ミサは寂しくなって行きました。
司祭の老齢化は進み、後継者となるべき次の世代の献身者は非常に珍しくなりました。
21世紀の初頭の教会の現状は、そのようなものです。
牢の中のヨハネのように、失望の大きな苦しみの中にあって現状をいささかも改善し得ないでいる21世紀の教会に向かって、今朝主イエス･キリストは語っておられます。
「目の見えない人は見え、 ・・・・・ 耳の聞こえない人は聞こえ、 ・・・・・ 貧しい人は福音を告げ知らされている。｣(マタ v.5)
私たちのただ中で、キリストの福音に耳が開き、キリストの救いに信仰の目が開く人々を、父なる神の右の座に着きやがて来たり給うキリストが起こしてくださっている ・・・・・ ということを信じることこそが、21世紀の教会への希望なのです。
・・・・・ 以下、本文参照。
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