16/11/23 10:23:09.04 +JhiMk8m.net
【啓示憲章に学ぶ ①】
1987年に、日本語の 「新共同訳聖書」 が刊行されたとき、当時のカトリック教会の一般信者たちにどのような反響があったのかを、私は全く知りません。
当時、プロテスタントの教会で奉職していた私は、大いなる喜びをもってこれを歓迎し、その意義を広報しようと努力しました。
しかし残念なことに、多くの牧師たちからも信徒たちからも、この 「プロテスタント、カトリック両教会の共同事業の成果」 への、積極的で好意的な理解も感謝の声も、聞くことは稀であったように思います。
カトリック教会の側でも、事情は似たようなものだったのではないかと、私は推測しています。
しかし、この 「新共同訳聖書」 が誕生した大きな動因が、第二バチカン公会議の 「啓示憲章」 にあることを、ぜひ皆さんに知っていただきたいと思います。
(22 適切な翻訳) 「聖書に近づく門戸は、キリスト信者に広く開かれていなければならない。」
以下に紹介する啓示憲章からの引用は、私の判断で選んだほんの一部分のみで、決して全体ではありませんが、これが刺激になって皆さんが自分で直接、本文を読んでみる気になってくださることを願っています。