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2007年(主日A年) 12月9日 待降節第2主日
イザ 11:1~10 ロマ 15:4~9 マタ 3:1~12
使徒パウロがここで、「聖書から忍耐と慰めを学ぶ」(ロマ v.4) ことに言及したのは、一般的な世俗の道徳を語るためではありませんでした。
そうではなくて、教会はユダヤ人と異邦人が約束された神の国を一緒に受け継ぐ (エフェ 3:6) 共同体なのだから、「あなたがたも互いに相手を受け入れなさい」 と言ったのです。
カトリック教会だけでなくその他の多くのキリスト教諸派においても、世俗のリベラルな文化や道徳観に対する反発があって、あからさまに政教分離を超えて介入するような発言がしばしば見られます。
当然そのようなリベラルな文化や道徳観はカトリック信者の中にも存在するのですが、元来保守的な傾向の強い教会ではそのような人々は肩身の狭い思いを強いられているのが普通です。
“互いに相手を受け入れる” ということが何よりも先ず教会自身の課題であることに、私たちは気づかなければなりません。
福音の終末的使信に耳を傾けるとは、そういうことなのです。
キリスト者にとって悔い改めるとは、人間が自分の能力で正しい人間になることではなくて、来るべき怒りから私たちを救ってくださるイエスに “一緒に” 期待する者となることだからです。
・・・・・ 以下、本文参照。
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