16/10/31 06:00:45.11 ykKDioB1.net
私は玉城康四郎さんの訳された道元禅師の正法眼蔵全6巻の四巻まで毎日読んでいたのです。56巻は予算が無い
玉城さんは仏教学者さんで毎日坐禅されて見性もされた人で ネット見性書かれているけど。その中のネットコピーする。
何の前触れもなく突然、大爆発した。木っ端微塵(こっぱみじん)、雲散霧消してしまったのである。どれだけ時間が経ったか
分からない、我に帰った途端、むくむくむくと腹の底から歓喜が涌きおこってきた。それが最初の意識であった。ながいあいだ
悶えに悶え、求めに求めていた目覚めが初めて実現したのである。それは無条件であり、透明であり、何の曇りもなく、
目覚めであることに毛ほどの疑念もない。 私は喜びの中に、ただ茫然とするばかりであった。どのようにして、本郷のキャン
パスから巣鴨の寮 まで帰ってきたか、まったく覚えがない。いったいこの事実は、どういう意味を持つものなのか、
その後ながい間の仏教の学習と禅定を重ねるうちに次第に明らかになってくるのであるが、その当座はただ歓喜の興奮に浸る
のみであった。その状態は一週間ほど続いたであろうか、それからだんだん醒めてきて、十日も経つとまったく元の木阿弥
(もとのもくあみ) になってしまった。以前となんら変わることはない、煩悩も我執もそのままである。そもそもあの体験は
何であったのか。単なる幻覚が、いやいやけっしてそうではない。爆発の事実を否定するこ とはできない。
しかしそのことをいかに詮索しても、現に煩悩、我執のままであることはどうしよう もない。
ネット 覚醒至高体験事例集 玉城康四郎氏 URLリンク(www.geocities.co.jp)