17/01/30 18:01:15.08 6mBeF5/D.net
【 福音派の特徴 】
「福音派とは、一枚岩ではなく、モザイクである。」(ティー・スミス)
・・・フランス革命以来の社会革命の要求が大きくなり、
民心はキリスト教を離れて唯物的になって行く。キリスト教そのものも合理主義によって弱体化し、
人々に呼び掛ける力も失いつつあった。
[そこで理性の権威という考えに反発で、キリスト教のリバイバル(覚醒運動)が起こる]
ドイツでは「エァヴェックング」、英語圏では「アウェイクニング」あるいは「リヴァイヴァル」、
フランス、オランダでは「レヴェーユ」と呼ぶ。
・・・教理に関して言えば、覚醒運動はおおむね正統派の教理条項を踏襲するのであるが、
正統派の時代よりも終末論への関心が強くなっている。
聖霊論が聖霊の実の観点から強調されるのも特色である。
聖書の無謬性(リベラルの史的イエスより信仰上のキリストを解釈から、
伝統解釈への回帰や逐語霊感の解釈)と、
聖書の普及(ドイツから聖書協会の設立が波及)、
ファンダメンタリズム(聖書の無謬、処女降誕、代理贖罪、体の復活、
キリストの接近した可視的再臨、
敬虔主義の千年王国説[、アダム・モーセ・ダビデの三つの契約]を信じる)がある。
倫理観の建て直し(禁酒・禁煙・ダンス禁止のような風紀粛清。
一方でゲイの教会は容認するが、自分たちがゲイになるのは反対。
マスタベ-ション容認でも婚前交渉は否定。
離婚・再婚は良い、夫婦間の性の喜びは良いが、売春は反対。)
現代的課題:
ウィリアム・ジェームズのプラグマティズムの哲学(民主主義・
多元主義)からの聖書解釈の試み