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アートマンとブラフマン ~ その6 <梵我一如>
この大宇宙を創造したのはブラフマン(梵)である。であれば、人間という
小宇宙にもブラフマンの欠片が含まれているはずである。ここから、
アートマン(我)はブラフマン(梵)である、という考えが発展して行く。
これが「梵我一如」であり、後にシャンカラが大成する。
アートマンという主体が対象化できないとすれば、アートマンが何かは
永遠にわからない。そこでブラフマン探しだけが行われる。
偶然、欲望を【根こそぎ】にできれば、聖霊体験をすることになる。
その強烈な神秘体験に圧倒されたら、これこそがブラフマン(梵)であり、
アートマン(我)だと思い込む結果になるだろう。