15/11/07 20:26:44.28 BFu6lWrs.net
(続き)
神から受けた愛のお返しとして、御母の全ての愛と希望を神に差し出すことに
なります。永遠の御父がアブラハムに独り息子イサクをいけにえとして捧げる
ように命令された(創世記22・2)ように、御子を犠牲として捧げることです。
その犠牲の時が近づいてくるのを御母は御承知でした。その時、御子は三十歳に
なっておられましたので、御子が人類の贖いをする時は迫っていました。御母は
幻視の中に包まれ、聖三位一体の御前に呼ばれたように思えました。次のような
御言葉がありました、「マリア、我が娘にして浄配よ、我に汝の独り子を犠牲と
して献げよ。」全能の神の御旨が伝わり、至聖なる御子の御受難と御死去による
人類の救いの御命令と、救い主の説教と公生活の間に起こるであろう全ての事柄
が見てとれました。この知識が御母の霊魂の中で更新・完結すると、従順、謙遜、
神と人に対する愛、御子が苦しまれることの同情と優しい悲しみに満たされました。