15/05/04 03:56:21.39 vz9yl+tV.net
<小乗仏教と大乗仏教では本質的な違いが存在します>
小乗仏教というのは、「煩悩を滅して悟りに至る」
大乗仏教というのは、「煩悩のあるままで悟りを得る」
小乗仏教で煩悩と考えるようなものも、「真の覚り」 の目で見れば
煩悩ではない。全てがそのままで完全であることを達観するのが
大乗の悟りであるから、一般に考える煩悩もそのままで悟りの世界
に入ることができる。(煩悩即菩提)
また、
小乗仏教というのは、「個人としての悟りが存在する」 と考える
大乗仏教というのは、「個人としての悟りは存在しない、一切衆生が救われて
初めて個人の悟りも成就される」 と考える
「真の覚り」 の目で見れば、「個人」 というものは幻想であって、宇宙や全存在と
一つ続きの意識なのであるから、一切衆生の中に苦しむ者がいる限り、何人も
真の悟りを得ることはできないというのが大乗仏教の核心であると言える。