15/02/05 15:26:58.49 oBjAx0aK.net
(続き)
聖なる使徒たちは、この人たちに説教する許可を聖母に願いました。大きな恩寵が直ちに
人々に与えられ、創造主なる神の光栄になるためです。使徒たちはすぐさま高間の家を出て、
大群衆に向かい、信仰と永遠の生命の神秘について説教します。その時まではとても恥ずか
しがり屋で人々から遠ざかっていたのに、今や勇敢に燃えるような言葉を吐き、聞く人々の
胸を打ちます。人々は諸外国から来ており、外国語しか知らないのですが、使徒たちの言葉
を自国語として聞きました。使徒たちは全員パレスチナ語だけを話したのです。聖ぺトロも
他の使徒たちもパレスチナ語で話したことを、他の七、八か国語で繰り返す必要がなかった
のです。外国人たちは、自分たちの国の言葉を聞けたのでとても感心しました。高間の家に
来た外国人も自国語の説教を聞きました。敬虔に聞いた人々は、神と人類の救いを深く理解
しました。真理を求めた人々は自分たちの罪を悔やみ、悲しみ、神の御慈悲と御赦しを願います。
目に涙を浮かべ、使徒たちに叫び、永遠の生命を得るには何をすべきかと尋ねます。一方、
頑固な者たちは、神の真理に対して何も感じないで、使徒たちに怒り、革新家で向こう見ず
の輩だと決めつけます。多くのユダヤ人たちは不信で嫉み深く、使徒たちが酒に酔っ払って
いるとか、気が狂っているとか言います。聖霊御降臨の時の落雷を恐れ、地面に倒れた後、
意識を回復した者たちの何人かも使徒たちの悪口を言います。