14/10/15 22:46:31.76 FrNmsvC+.net
わな師というのは、毛皮をとるためにわなをしかけて、動物を捕る仕事なんだ。
そのわな師は、わなをセットしてから2週間後に見回りに行ったそうだ。
すると、ひとつのわなには、ミンクの足だけが残っていた。
わなにはミンクがかみついたあとがついていた。
はげしい痛みと飢えと寒さにみまわれながら、とらわれたミンクが鉄のわなと戦い、
最後に自分の足をかみきって逃げたんだろう。
もうひとつのわなには、ミンクがかかって死んでいたそうだ。
が、わなにかかったほうの足は4倍にふくれあがり、両肩も同じようにはれてふくらんでいた。
皮をむくと、皮下のあちこちから血がにじみ、ねっとりしたゼラチン質がしみだして……。
それらはすべて、ミンクが死ぬまでの苦しみがどれだけはげしかったかを、はっきりと語っていたと言うんだね。
わたしがなぜ毛皮のコートを着るのがいやか、その理由がわかるだろう?