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2004年(主日C年) 1月1日 神の母聖マリア
ルカ 2：16～21
「羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。｣(v.20)
クリスマスの物語りにおいて、羊飼いたちは脇役であります。 彼らは舞台の中心に立つことなく、いわば "その他大勢" の役割を果たして帰って行きます。
なぜならこの物語りの主題は 「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。 この方こそ主メシアである」(2:11) という、御子の受肉の出来事だからです。
そしてその受肉された御子は、八日たって割礼を受け、イエスと名付けられました。
それは最早飼い葉桶の中の乳飲み子ではなくて、私たちを罪の世から救うために遣わされた神の小羊としてのイエスであります。
神の母聖マリアは、これらの救済史の出来事を心に納めて思い巡らす女として描かれています。
彼女は使徒たちと共に、主イエスの受肉と受難と復活の証言者として、私たちの中に立っているのです。
復活して父なる神の右の座にお着きになった天上のキリストが、ミサをささげる地上の教会の祭壇で私たちに出会ってくださるとき、そこには使徒たちおよび神の母聖マリアも共に証言者として私たちの中に立っているのだということを信じましょう。
古くから西方教会で聖堂の内外を飾って来た聖人の像やマリア像(および母子像)は、東方教会のイコンと呼ばれる絵画と共に、このような教会共同体のあるべき姿を表現するものと理解されて来ました。
・・・・・ 以下、本文参照。
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