14/04/07 15:07:27.63 mHoKQWd5.net
Q.神様を信じる人と信じない人では、神様の作用は違うのかどうか、その1点が知りたい。
どこまでご理解頂けるかはわかりませんが、書いているうちに長くなってしまったので、いくつかに分割して投稿します。
>>829で、私たちの持つ「原罪」について説明をしましたので、まずはそちらを御読み下さい。
その上で、お答え致しますと、まず「神様が作用する」というのは、的確な表現ではないと思いますし、他者に回答を求めながらも、
自らが回答を得にくい質問にしてしまっている、ということに気づいていらっしゃるでしょうか?
「神様を信じる人と信じない人では、神様の愛(←アガペーと言います)は与えられたり、与えられなかったり、
といった違いが生じるのか?」
という感じの質問のほうが、かえって説明(回答)してもらいやすいと思いますよ。
実は、私たちと神様の関係というのは、「一方通行」では成り立たない関係なのです。
アダムが「原罪」を犯した時、神様は人間に対する愛情を持ちながらも、人間とのつながりを絶ちました。
人間が一度失った信頼を取り戻せないように、神様との関係も、本来なら二度と取り戻せるものではありませんでした。
ですが、神様は人間を愛していましたから、人間をお見捨てにはならなかったのです。
神様は全能なる御方なので、人間を御自身の意のままに操ることもおできになりましたが、
そうしなかったのは、「操られた状態の人間から愛されても空しい」ということと、「強制は愛ではない」ということを、
神様がよく御存知だったからです。
そして、御自身が人間を愛している証しとして、私たちに「自由意志」をお与えになりました。
「自由意志」は、全能なる神様といえど、自由にはできない意志のことで、
神様は各々が「自由意志」を用いて、神様御自身を愛してくれることを、(ささやかではありますが)お望みになったのです。
(続き)