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不正な職務質問で個人情報入手か 警察官 減給処分に 2024年03月29日
県内の警察署に勤務する警察官が去年１１月、４０代の男性に不正な職務質問をして個人情報を入手したなどとして、減給の懲戒処分を受けました。
懲戒処分を受けたのは、県内の警察署に勤務する２０代の男性巡査です。
県警察本部によりますと、巡査は去年１１月２３日未明、勤務中に元交際相手の女性が４０代の男性と一緒にいるのを見かけ、その場で個人的な関心から男性に職務質問をして住所や名前などの個人情報を不正に入手したということです。
巡査はその後、男性の自宅付近を訪れたり、男性の個人情報について警察内部に不正に照会したりしたということです。
警察は、男性からの抗議を受けて調べ、巡査が警察官の立場を悪用して不正に個人情報を入手したなどとして、巡査を減給１０分の１、６か月の懲戒処分とし、公務員職権乱用の疑いで今月１９日付けで書類送検したということです。
巡査は「職場の多くの人に迷惑をかけ、申し訳ない」と話し、容疑を認めていて、２８日付けで依願退職したということです。
県警察本部の加藤秀昭首席監察官は「警察の職務に対する信頼を著しく失墜させる事案で、県民の皆様に深くおわびします。再発防止に向け、指導・監督などを徹底し、適正な職務執行に努めます」とコメントしています。