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押収品目録を破棄か＝男児ひき逃げ、元警官書類送検へ－埼玉県警：時事ドットコム
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２００９年に埼玉県熊谷市で小学４年の男児が死亡したひき逃げ事件の証拠品の一つである腕時計を県警が紛失した問題で、事件を担当していた元男性警部補＝定年退職＝が、
証拠品の載った押収品目録を一度遺族から回収し破棄した後、腕時計の項目を消した目録を遺族に渡していたことが１７日、県警への取材で分かった。県警は元警部補を公文書毀棄（きき）の疑いで書類送検する方針。
事故は０９年９月３０日に発生し、小学４年生の小関孝徳君＝当時（１０）＝が死亡。県警熊谷署がひき逃げ事件とみて捜査している。
県警は今年１月、１８年１０月中旬に事故当時小関君が着けていた腕時計を紛失したことが発覚したと説明。さらに同１２月ごろ、目録を回収、破棄して再交付していたことが分かったという。
小関君の母親は「信頼していた警察にこのようなことをされ大きなショックを受けている。警察には本当のことを話してもらい、全力で犯人逮捕に向けて動いてもらいたい」とコメントした。