20/06/04 07:52:49 .net
生活保護申請はお金持ちでもできるもの
実は生活保護制度は誰でも申請できるものだ。お金がある人でもできる。
福祉事務所は申請を受けて、その世帯が有する資産や生活状況を審査し、支給の可否を決定する。
つまり、誰でも申請はできるが、支給には審査が必要だということである。
そのため、生活保護が必要だと思ったら、まずお住まいの福祉課で「生活保護を申請したい」と伝えてほしい。
申請をしなければ正式な審査も開始しないので、申請意思を伝えることが大事である。
私たちのもとには、相談扱いだけで帰されてしまい、申請を受け付けてもらえない、いわゆる「水際作戦」を受けた当事者からの相談が多数寄せられている。
だからこそ、相談をして生活保護を受けたい場合、申請意思を示してほしいのである。
実は生活保護を多くの方が受けてくれると、地域に大きなメリットもある。
例えば、わかりやすいのは地域経済の活性化だ。
生活保護受給世帯が増加することで、生活保護費が困窮世帯に支給される。
それにより、確実に購買力が向上し、地域経済、消費行動に生活保護費が還流する。
現在は、経済活動が再開されて、少しでも消費行動を促すために、政府も様々な施策を打ち出している。
少しでも地域でお金を使ってほしい、という状態であると言っていい。
ようやく申請書類が届き始めた1人一律10万円の特別定額給付金事業も、そのお金を使わせる緊急経済対策の一環である。
生活保護受給世帯への差別や偏見を持たず、むしろ、生活保護を受けてくれて、地域経済を回してくれていることに感謝を示していくべきだろう。