06/09/30 21:04:24 AU9WFzv9.net
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「正統」な日本料理店にお墨付き、仏で1日から新制度
グルメの国フランスで、日本貿易振興機構(JETRO)パリセンター(中井毅所長)が10月1日から、
「正統」な和食を出す日本料理店を推奨する制度を正式にスタートさせる。
覆面審査員がフランス国内の日本料理店を採点、合格店に推奨マークを交付する。
懐石やスシ、天ぷら、焼き鳥などを提供する日本料理店はパリを中心に全仏で約600店あるが、
料理人が日本料理店で修業したことがないのに、日本食ブームに便乗して、中華やベトナム料理店から転戦した日本料理店が目立ってきた。
このため、JETROはフランス人への「道しるべ」を示す一方、日本食や日本食文化の認知度向上を狙い、推奨制度発足を決めた。
仏料理ガイドのミシュランにならって、覆面審査員による採点方式を導入したが、格付けをするわけではない。
8人の覆面審査員は今年夏から日本料理店を訪問、店舗の構えや衛生状態、スタッフの態度、
メニュー、味覚などをチェックしており、50点満点で7割を得た店に推奨マークを交付する。
料理店の審査は1年に1回行うが、申請があれば、随時、審査する。
不合格店から問題点の問い合わせがあれば、これに応じ、日本食のレベルアップを図る。
中井所長(52)は「フランスには、いいものを認め、尊ぶ土壌がある。
制度が料理人にとって、いい料理を作っていこうという刺激になれば」と語る。
(2006年9月30日19時49分 読売新聞)