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老後の運用に毎月分配型の投資信託はアリかナシか? 一番人気のインベスコ「世界のベスト」は、なぜ利回り20%超の安定した分配金を出せるのか。【本記事はアエラ増刊「AERA Money 2026夏号」から抜粋しています】
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毎月分配型の投資信託(以下、投信)は増えた分(時には元本)を取り崩している状態なので、資産形成期には向かないと繰り返しお伝えしてきた。
ただ、ここでは老後の資産運用がテーマ。シニア世代、つまり取り崩し期に入っても毎月分配型は「ナシ」なのか?
日本人がいつでも自由に買える株式投信は約4000本。その中で純資産総額1位は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(以下、オルカン)11兆3052億円(2026年4月30日現在/以下同)、2位は同「米国株式(S&P500)」11兆2409億円、3位が「インベスコ世界厳選株式オープン〈為替ヘッジなし〉(毎月決算型)(愛称:世界のベスト)」(以下、世界のベスト)3兆6577億円。
■シニア層に人気
毎月分配型(毎月決算型)の人気ナンバーワンは「世界のベスト」だ。アクティブ投信で信託報酬1.903%(年率、税込み/以下同)。
毎月分配型の投信はNISAの対象外だ。それなのに3兆6577億円はすごい。投信の純流入額(新たに買われた金額)のランキングでも常に上位(3~4位)につけている。主にシニア層に人気だが、理由は分配金を毎月、安定的にもらえるから。
インベスコ側は分配金利回りを公表しておらず、本誌が勝手に計算した(本記事2ページ目上の表)。
直近12カ月、1万口当たり毎月150円の分配金=年間1800円。2026年4月30日の基準価額8918円で割ると分配金利回りは年率20.2%。利回りの高さが分配金を好きな人に刺さっているのだろう。
この投信は「増えた分(場合によっては元本)を取り崩す形で分配金として受け取っている」。
毎月、資産の一部を利益確定している形に近い(利益確定は悪いことではないため、分配金を毎月受け取ること自体は悪くない)。
相場によっては3ケタの分配金の分、運用益が出ない月もある。なぜ安定的に分配できるのか?
一般的に安定分配を目指す毎月分配型は、過去の運用で得た利益を分配原資として計上し、分配金の支払いに備えている。
分配金に対して運用益が足りない場合は、この分配原資から支払われる。
「世界のベスト」は世界中の株式に投資する。米国45.4%、英国19.7%、オランダ8.3%、カナダ4.8%、香港4.7%など、分散されている点が好ましい。
現在は49銘柄の組み入れだ。本来は比べるべきではないが、どちらも世界の株に投資する投信(世界のベストは新興国株を含まず)なので、オルカンと世界のベストのリターンを比べた(表)。
分配金再投資のトータルリターン1年はオルカン46.4%、世界のベスト36.6%。
3年はオルカン105.4%、世界のベスト90.0%。オルカンには及ばないが優秀だ。5年間の年率リターンに限ってはオルカンの19.2%を上回る19.8%。
インベスコ・アセット・マネジメント リテール営業本部部長の佐藤那奈さんに取材した。
■毎月150円の分配金
「『世界のベスト』(毎月決算型)は目論見書にも『毎月の資金受け取りニーズに対応したファンド』と明記しており、毎月安定した分配金を出すことを目指しています。
2017年1月~2026年4月まで9年4カ月連続で毎月150円の分配金を維持しています」
1999年の設定以来、払った分配金は1万口(当初基準価額1万円)当たり合計2万50円。元本を大きく減らしてはいない。
アクティブ投信だから、銘柄の入れ替えも頻繁なのだろうか?
「米国、欧州の株を中心に成長、配当、割安の観点で選びます。配当利回りよりも増配が見込めるか、その原資となるキャッシュフローを稼げているかに注目します。
売買回転率は年35%ぐらいなので、3年に1度、ポートフォリオが一巡するイメージです」
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URLリンク(news.yahoo.co.jp)
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