25/01/29 21:34:53.68 fZu+t9aG9.net
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東欧セルビアのブチェビッチ首相が28日、反政権デモの拡大を受け辞任した。
北部ノビサドで昨年11月に発生した駅の屋根の崩落事故をきっかけに始まった抗議活動が、数万人規模の全土的なデモに発展していた。
事故では15人が死亡した。
セルビアでは中国の投資で、首都ベオグラードとハンガリーの首都ブダペストを結ぶ高速鉄道の建設計画が進む。
駅はその計画の一環で近年改修されたが、「政府の汚職でずさんな工事が行われた」と野党などから批判が上がっていた。
この工事に関する情報開示などを求める抗議運動が、学生らを中心とした大規模な反政府デモに発展。
11月に建設・運輸・インフラ相と貿易相が辞任し、12月には事故の責任を問われた政府職員ら13人が起訴されたが、大規模なデモが国内各地で続き、大学の閉鎖も起きていた。
ロイター通信によると、ブチェビッチ氏は28日「(事態の)緊張を緩和するためにこの手段を取った」と述べた。
セルビアでは、2017年に就任したブチッチ大統領が中国やロシアと親密な関係を築き、国内ではメディアの抑圧など強権的な政治手法を取る。
24年5月に首相に就任したブチェビッチ氏はブチッチ氏の側近として知られる。