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大手靴小売店「ABC-MART(ABCマート)」(東京都渋谷区)でパートとして働く水嶋由美子さん(49)が労働組合を結成し、27日に東京都内で記者会見を開いた。2023年に1人で声を上げたのをきっかけに、非正規約5000人の基本時給を平均6%引き上げた経験を持つ女性だ。その後に仲間を増やし、非正規でありながら正社員を率いる執行委員長となった。(畑間香織)
◆20年働いても20万円以下…「改善して」
労組の名称は「Backup(バックアップ)」で、組合員数は非公表。会見には組合員の正社員7人とともに出席した。「決して良い労働環境とは言えず、従業員も我慢の限界。労働組合を通じて従業員が互いを支え合い、会社と対等な立場で働くことが望ましいと考えて設立した」と述べた。
労組結成について運営会社エービーシー・マートは、東京新聞の取材に「当社は記者会見の内容について把握しておりませんので、コメントを差し控えさせていただきます」と回答した。
組合員からは、20年以上勤務しても基本給が20万円以下という低賃金や残業ありきのシフトの改善を求める声が上がった。29日に会社側に対し、賃上げ10%などを求める団体交渉の申し入れ書を提出する予定だ。
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◆想像を超えた「声が上がる光景」
ABCマートに労働組合を結成し、27日に会見を開いた水嶋由美子さん(49)。パート販売員の一人だが、労組と出合い、その威力を目の当たりにして自らも変わっていった。「一人一人が声を上げれば働く環境は変えられる」と信じ、会社との団体交渉に臨む。
「若手社員が希望を持つのは難しい」「限界だと思って、最後の手段として組合への参加を決めた」。会見で組合員が労働環境の改善を求める声を上げた。数年前までは、水嶋さんが想像していなかった光景だ。
◆「5000人の賃上げ」勝ち取る
千葉県内の店舗で両親と義理の両親の介護をしながら、夫の扶養の範囲内で働いてきた。年金が少ない両親の生活費を補うためだ。物価高のさなかの2022年末、時給が1030円から20円下がる...(以下有料版で,残り 929文字)
東京新聞 2025年1月27日 21時37分
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