25/01/09 08:13:59.24 E/7XMGRQ9.net
〈スキマバイトの隙間 届いた1通のメール〉(上)
(略)
◆目の当たりにした「社会の闇」
12月初旬の日曜、日付が変わったばかりの午前2時。
男性(18)は、スキマバイトの現場にいた。
東京都が主催するイベントの会場を設営する仕事だった。
若者から60代くらいの年配者まで、100人以上のスキマバイトユーザーが集まった。
そして、いま「仮眠」の時間が与えられた。
何もない土足の床の上に、男女の境もなく雑魚寝する。(略)
「ちょっと怖い」「社会の闇だ」
この日は、おかしいと感じることばかりだった。
「自分の身を守るためだ」と中学時代に社会科の先生に熱心に教えられ、覚えていた労働法のルール。
ここでは、それが平然と破られていた。(略)
◆スマホで撮影 記者に差し出した証拠写真(略)
◆「レインボーブリッジ封鎖のお手伝い」
男子高校生が応募したのは、東京都が主催する自転車イベントの会場を設営するスキマバイト。
「GRAND CYCLE TOKYO レインボーライド2024」と題し、12月1日の早朝から開かれた。
レインボーブリッジや東京ゲートブリッジ。
東京都の台場・青海地区の観光名所を巡るコースが設定され、自転車で駆け抜けることができる。人気のイベントだ。
自転車が趣味の男子高校生もイベントに参加したいと申し込んだ。
しかし、抽選の結果、落選した。
その後、スキマバイトアプリ「タイミー」の求人を眺めていた。
スクロールする指が思わず止まった。
「イベントに伴うレインボーブリッジ封鎖のお手伝い!」
GRAND CYCLE TOKYOの運営スタッフが募集されていた。(略)
◆寒空の屋外で深夜2時まで待たされ…
タイミーでマッチングしたのは、Workyou株式会社(東京都新宿区)。
知らない短期人材サービス会社だった。
就業時間は11月30日午後11時半~12月1日正午の12時間半、うち休憩が4時間。時給は1165円(東京の最低賃金は1163円)。
マッチング後、当日は労働条件通知書に書かれていた始業時間より15分早く現場に来ることを求められた。
集合場所は、会場に近い東京国際クルーズターミナル(東京都江東区)近くの屋外。
バイトが始まってすぐの1日午前0時~4時は休憩時間とされ、ターミナル施設内で仮眠できるはずだった。(略)(以下有料版で,残り 171文字)
東京新聞 2025年1月9日 06時00分
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